ヘルパンギーナに注意しましょう

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ヘルパンギーナは、4歳以下の乳幼児を中心に夏期に流行する小児の急性ウイルス咽頭炎です。感染から2日から4日後に38度以上の突然の発熱に続いて、のどの痛みと口の中の水疱が現れます。ほとんどが2、3日以内に回復しますが、合併症として、脱水症や熱性けいれん、まれに髄膜炎や心筋炎を起こすことがあるので、注意が必要です。
主な原因はエンテロウイルスで、感染経路は、飛沫感染と患者の便に汚染されたオムツや下着、器物からの接触感染(糞口感染)です。便からは1週間から4週間にわたりウイルスが検出されるため、回復後も感染源となり得ます。保護者は乳幼児に手洗いを励行させて、感染防止に努め、体調管理に気をつけてあげましょう。
 第26週の報告数は113人で、前週より51人多く定点当たりの報告数は3.65でした。地区別では、長崎地区(10.00)が警報開始基準値「6.0」を上回っています。例年7月に報告が多くなりますので、今後の動向に注意し、予防に努めましょう。

 

長崎県におけるヘルパンギーナ報告数の推移

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