百日咳の報告が多くなっています

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百日咳は、主に百日咳菌の感染によっておこるけいれん性の咳発作を特徴とする気道感染症です。潜伏期は通常5日から10日で、かぜ様症状で始まり、次第に咳の回数が増え程度も激しくなります。夜間の咳発作が多いことも特徴で、回復までに2、3か月かかることもあります。また、乳児では、肺炎、脳症を合併し、重症化することもあります。
 ワクチンの定期接種により発生数は激減していましたが、2025年は第19週までに150件の報告があり、全数把握疾患となった2018年以降において、最多の報告数となっています。年代別では、10、10歳未満が多くなっていますが、20代以上でも報告があっています。感染経路は飛沫感染ですので、咳エチケット、手洗い、手指消毒で予防に努めましょう。

長崎県における百日咳診断週別累積患者報告数

長崎県における百日咳診断週別報告数

長崎県における百日咳診断週別年代別報告数

長崎県における百日咳の年齢別報告数

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