日本脳炎の患者が発生しました

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2025年第41週に、今年初となる日本脳炎の患者が平戸市で発生しました。本県では令和3年10月以来の患者発生となります。暑さのピークは過ぎましたが、ウイルスを媒介する蚊の活動時期は本県では秋ごろまで続きますので、蚊に刺されない対策をとることが重要です。

日本脳炎は日本脳炎ウイルスによって起こるウイルス感染症です。人はこのウイルスをもっている蚊(主にコガタアカイエカ)に刺されることによって感染します。
潜伏期間は6日から16日で、ほとんどの場合は無症状で終わりますが、発症すると数日間の高熱・頭痛・嘔吐・めまいがみられ、重症化すると意識障害・けいれん・昏睡などの症状とともに、死亡に至ることもあります。治癒した場合でも、麻痺等の重篤な後遺症が残ることもあります。

予防にはワクチン接種が最も有効です。定期予防接種は、市町の案内に沿って接種しましょう。任意接種することも可能ですので、かかりつけ医にご相談ください。また、蚊に刺されないように、網戸を閉め、蚊が家の中に入らないようにしましょう。蚊取線香や各種の虫よけ、殺虫剤等の使用も有効です。また、外出する際は長袖などを着て、コガタアカイエカに刺されないような工夫が大切です。

 

【長崎県地域保健推進課】日本脳炎患者の発生について(令和7年10月9日)[PDFファイル/257KB]

(参考)【長崎県地域保健推進課】 日本脳炎注意報の発表

(参考)厚生労働省 日本脳炎ワクチン(外部のページに移動します)   

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