新型コロナウイルス感染症
第39週の報告数は447人で、定点当たり報告数は8.76でした。地区別にみると、対馬地区(15.00)、壱岐地区(11.67)、県央地区(10.38)、上五島地区(10.00)は他の地区より多くなっています。2週続けて減少しましたが、今後も動向に注意しましょう。
本疾患の主な症状は、発熱、咳、全身倦怠感等の感冒様症状で、主に飛沫感染や接触感染により感染します。場面に応じたマスクの着用や手洗い、換気、三密の回避などの基本的な感染対策に努めましょう。
伝染性紅斑
第39週の報告数は109人で定点当たり報告数は3.52となり、8週続けて警報レベルの報告数となりました。地区別では、10保健所中5保健所で警報レベルの報告数となっています。
本疾患は、ヒトパルボウイルスB19による感染症で、小児を中心にみられる流行性の発しん性の病気です。約10日から20日の潜伏期間の後、微熱やかぜの症状などがみられ、その後、両頬に蝶の羽のような境界鮮明な赤い発しん(紅斑)、体や手・足に網目状やレース状の発しんが広がりますが、ほとんどは合併症を起こすことなく自然に回復します。一方で、これまで感染したことのない女性が妊娠中に感染した場合、胎児にも感染し、胎児の異常や流産のリスクとなる可能性がありますので、注意が必要です。感染経路は、飛沫感染や接触感染ですので、手洗いやマスクの適切な着用など感染予防に努めましょう。
感染性胃腸炎
第39週の報告数は97人で、定点当たりの報告数は3.13でした。地区別にみると、西彼地区(9.00)は他の地区より多くなっています。
本疾患は、細菌又はウイルスなどの病原微生物による嘔吐、下痢を主症状とする感染症です。原因はノロウイルスやロタウイルス、エンテロウイルス、アデノウイルスなどのウイルス感染による場合が主流ですが、腸管出血性大腸菌などの細菌が原因となる場合もあります。手洗いの励行とともに、体調管理に注意して感染防止に努め、早めに医療機関を受診しましょう。
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