急性呼吸器感染症(ARI)

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急性呼吸器感染症(ARI)とは

急性呼吸器感染症(Acute Respiratory Infection:ARI)とは、急性の上気道炎(鼻炎、副鼻腔炎、中耳炎、咽頭炎、喉頭炎)又は下気道炎(気管支炎、細気管支炎、肺炎)を指す病原体による症候群の総称です。インフルエンザ、新型コロナウイルス、RSウイルス、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、ヘルパンギーナなどが含まれます。
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律施行規則の改正により、令和7年4月7日から急性呼吸器感染症が5類感染症に位置付けられました。
「ARIサーベイランス」は、症例定義に一致する患者数の発生を把握する症候群サーベイランスで、患者情報および病原体情報を把握、分析し、公表しています。

症例定義:咳嗽、咽頭痛、呼吸困難、鼻汁、鼻閉のいずれか 1 つ以上の症状を呈し、発症から 10 日以内の急性的な症状であり、かつ医師が感染症を疑う外来症例

患者の発生状況(2025年6月5日時点) ※原則、毎週木曜更新

急性呼吸器感染症 定点当たり報告数推移

 

年代別の状況

急性呼吸器感染症 年齢区分別報告数の推移

2025年ARI年代別患者報告数[PDFファイル/51KB]

保健所別の状況

急性呼吸器感染症 保健所別定点当たり報告数推移

2025年ARI保健所別定点あたり患者報告数[PDFファイル/58KB]

病原体検出情報 ※月に1回、随時更新

病原体サーベイランス結果 (2025年6月6日更新)

長崎県病原体サーベイランス実施要領に基づき、長崎県環境保健研究センターにおいて、月に1回、病原体の遺伝子検出を実施しています。

急性呼吸器感染症 病原体検出情報

 

検査月別の病原体検出状況

検査月別 病原体検出割合

  • 2025年5月に搬入された検体について遺伝子検出を行ったところ、ライノ/エンテロウイルス(24%)、ヒトメタニューモウイルス(15%)、パラインフルエンザウイルス(12%)が多く検出されました。
検体採取週別病原体検出状況

検体採取週別 病原体検出状況

 

年齢別病原体検出状況

年代別 病原体検出状況

  • 5月に搬入された検体において、ライノ/エンテロウイルス、パラインフルエンザウイルス、ヒトメタニューモウイルスは幅広い年代で検出されました。
  • アデノウイルスは、1歳から4歳で多く検出されました。

参考情報

このページの掲載元

  • 環境保健研究センター
  • 郵便番号 856-0026 
    長崎県大村市池田2丁目1306番地11
  • 電話番号 0957-48-7560
  • ファックス番号 0957-48-7570