災害医療体制

長崎県の災害医療体制

長崎県では、大規模災害発生時(風水害、地震、その他災害)の迅速な医療提供のための体制整備を行っています。

災害拠点病院の整備

災害拠点病院とは、1.災害時に多発する重篤救急患者の救命医療を行うための高度の診療機能、2.被災地からのとりあえずの重症傷病者の受入機能、3.DMAT(災害派遣医療チーム)の派遣・受入機能、4.傷病者等の受入及び搬出を行う広域搬送への対応機能、5.地域の医療機関への応急用資器材の貸出し機能を有する病院で、上記を満たす「地域災害拠点病院」、さらにそれらの機能を強化し、災害医療に関して都道府県の中心的な役割を果たす「基幹災害拠点病院」があります。

長崎県では平成8年度に、「基幹災害拠点病院」を2箇所、「地域災害拠点病院」を二次医療圏毎に1箇所の計11病院を指定し、その後、平成23年度、平成26年度、令和元年度に「地域災害拠点病院」を1箇所ずつ追加し、現在14病院を指定しています。

DMAT(災害派遣医療チーム)の整備

DMATとは、災害の急性期(発災から概ね48時間以内)に災害現場で救命処置等に対応できる機動性を備え、専門的なトレーニングを受けた、医師1名・看護師2名・調整員1名の計4名を基本単位とした医療チームのことをいいます。

長崎県では上記の災害拠点病院に1病院を加えた15病院を長崎DMAT指定病院として指定しており、隊員は国で行われる日本DMAT養成研修の受講により養成しています。

災害拠点病院、DMAT指定病院一覧[PDFファイル/37KB]

EMIS(広域災害救急医療情報システム)

EMISとは、災害時に医療機関が被災状況や患者の受入可能数等の必要な情報を入力し、その情報を関係機関が共有することで迅速かつ適切な医療・救護活動を実施することを目的としたシステムです。WEB上で、EMIS(広域災害救急医療情報システム)で検索ください。

現在、本県では、県内の病院・有床診療所・透析提供医療機関・関係機関を登録しています。登録施設でログインに必要な機関コード・パスワードが不明な場合は、県医療政策課までお問い合わせください。また、新たに登録を希望する場合は、下記登録票を提出してください。

登録票[Excelファイル/36KB]

令和5年度事業継続計画(BCP)策定研修

標記研修の受講申し込み受け付けは、令和5年6月21日(水)で締め切りました。

令和5年6月1日付5医政第127号に記載の提出様式及び関連資料は下記のとおりです。

令和5年度業務継続計画(BCP)策定研修実施要領[PDFファイル/91KB]
令和5年度 別紙1研修プログラム[PDFファイル/104KB]
別紙1受講申込書[Excelファイル/32KB]

 

令和5年度災害医療研修事業

長崎県では、広域災害時における急性期災害医療体制の充実を図るため、以下の研修会を開催します。
各研修会の詳細については、受講対象者に対して個別にご案内します。

  • DMAT体制拡充事業
    DMATのさらなる拡充に向け、災害医療に興味がある医療職等への研修や、新たな人材を養成する長崎県DMAT養成研修、災害時の体制整備を図るためのEMIS(広域災害情報システム)研修を開催する。
  • 災害対応人材育成研修
    医療機関で災害時に対応できる人材を養成するための研修を行っています。

令和5年度地域災害医療コーディネータ研修会

長崎県では、災害時に各医療圏域で医療コーディネートを担っていただく医師の養成を行っています。本年度は下記の開催を予定していますが、受講には保健所地域保健医療対策協議会の推薦が必要です。

  • 開催日程(予定)

    集合研修:令和6年2月4日(日)10:00~16:00

  • 場所
    長崎県庁3階 307・308会議室

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