依存症とは
アルコールや薬物、ギャンブルなどを“一度始めると自分の意思ではやめられない”、“毎回、やめようと思っているのに、気が付けばやり続けてしまう”これは「依存症」という「病気」かもしれません。
依存症はギャンブル等にのめり込んでコントロールできなくなる精神疾患のひとつです。
これにより、日常生活や社会生活に支障が生じることがあります。
たとえば、うつ病を発症するなどの健康問題や、ギャンブル等を原因とする多重債務や貧困といった経済的問題に加えて、家庭内の不和などの家庭問題、虐待、自殺、犯罪などの社会的問題を生じることもあります。
依存症は、適切な治療と支援により回復が十分に可能です。
しかし、本人自身が「自分は病気ではない」などとして現状を正しく認知できない場合もあり、放置しておくと症状が悪化するばかりか、借金の問題なども深刻になっていくことが懸念されます。
全国の取り組みについては厚生労働省のホームページをご参照ください。
厚生労働省依存症対策
ギャンブル等依存症問題啓発週間
平成30年10月に施行された「ギャンブル等依存症対策基本法」において、毎年5月14日から5月20日は「ギャンブル等依存症問題啓発週間」と定められています。
ギャンブル等とは、競馬や競輪、モーターボート競争、ぱちんこやスロットなど、偶然に得られるお金などの利益を当てにする行為のことです。ギャンブルが日常生活に支障をきたしているにも関わらず、ギャンブルにのめり込み、やめたくてもやめられない状態に陥ることをギャンブル依存症と言います。意思の力や精神力では、行動をコントロールできなくなる脳の病気です。
また、ギャンブル等の中には、アニメやまんが、ゲームや映画のキャラクターなどが使われているものもあり、子どもの頃から身近に触れている場合もあります。ゲームやインターネットにのめり込んでしまう「ゲーム依存」「ネット依存」も社会問題となっています。
ギャンブル等依存症は回復できます。相談が回復への第一歩です。一人で抱え込まず、まずはご相談ください。
アルコール関連問題啓発週間
平成26年6月に施行された「アルコール健康障害対策基本法」において、毎年11月10日から11月16日は「アルコール関連問題啓発週間」と定められています。
お酒は私たちの生活に豊かさと潤いを与えるとともに、酒類に関する伝統と文化が国民の生活に深く根ざしています。一方で、不適切な飲酒はアルコール健康障害の原因となり、アルコール健康障害は本人の健康のみならず、その家族への深刻な影響や重大な社会問題を生じさせる危険性が高いと言われています。
相談が回復への第一歩です。一人で抱え込まず、まずはご相談ください。
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