不妊について知ってほしい

 

◆ 不妊とは? 

 妊娠を望む健康な男女が、避妊をしないで「一定期間」夫婦生活を行っても妊娠しない状態を言います。
 
 この「一定期間」の目安を、日本産婦人科学会では『1年』としています 。

◆ どのくらい妊娠しないと、不妊の検査を受けたらいい? 

  妊娠を望むカップルが1年を経過した時点で妊娠していなければ、検査を受けることをお勧めします。

 ◆ 不妊の夫婦はどれぐらいいるの?

 不妊のカップルは20年前に10組に1組といわれていましたが、現在、不妊の検査や治療を受けたことがある夫婦の割合は約5.5組に1組と言われており、不妊の検査や治療の経験者も年々増加しております。

◆ 不妊の原因は?

 不妊は女性だけの問題と思われがちですが、不妊の原因は、男性側、女性側、男女両方にある場合があります。
 
 不妊の原因の半数は男性側にもあると言われており、夫婦そろって不妊の検査や治療を受けることが大切です。

  ●女性側の原因
   ・排卵が起こっていない  ・卵管が詰まっている  など
 
  ●男性側の原因
   ・精子の数が少ない  ・精管が詰まっている  など

◆ 年齢と妊娠は関係がある?

 男女とも、年齢が高くなれば妊娠する・させる力が低下することがわかっています。

 女性は30歳を過ぎると自然に妊娠する確率は下がり、35歳を過ぎると著名に低下し、妊娠しづらくなります。また、高齢妊娠は母体にも大きな影響を及ぼすこともあります。
 
 男性は、女性に比べるとゆっくりですが、35歳ごろから徐々に精子の質の低下が起こります。
 
 気になったときは、早めに医療機関を受診しましょう。

◆ 不妊の検査は?

 検査には次のようなものがありますが、個人や医療機関によって必要な検査が異なりますので、詳しくは、受診される産婦人科や不妊治療専門の病院へお問い合わせください。また、男性の検査は、泌尿器科で受けられるところもありますので、事前にお問い合わせの上、受診ください。

 ●女性の検査
  初診料【保険適用】 約850円
  経膣超音波検査【保険適用】 1,590円
  血液検査(ホルモンの検査)【保険適用】 5,000円から10,000円
  など

 ●男性の検査
  精液検査(精子の数、運動率)【保険適用】 310円
  など

※医療機関によっては、より詳しい検査を行うため、保険適用でない部分があることもあります。

◆不妊の治療は?

 治療には、主に次のようなものがあります。保険適用のものから自費のものまであります。費用については、受診される産婦人科や不妊治療専門の医療機関へお問い合わせください。

 ・タイミング法・・・排卵の時期と性交のタイミングを合わせる方法【保険適用】
 ・人工授精・・・・・採取した精子を子宮の中に入れる方法【保険適用外】
 ・体外受精・・・・・卵子を体外に取り出し精子と受精させ、数日培養した後に、子宮の中に戻す方法【保険適用外】
 ・顕微授精・・・・・顕微鏡で確認しながら、取り出した卵子に精子1個を直接入れる方法【保険適用外】

◆不妊治療費に対する助成は?

 不妊治療のうち、保険の適用外であり、治療費が高額な
 「体外受精」と「顕微授精」の治療費について、県では助成を行っています。
 詳しくは、こちら(不妊治療費助成のページ)をご覧ください。

 また、お住まいの市町によっては、県の助成にさらに上乗せして助成を行ったり、人工授精の治療費を助成しているところがあります。

 上乗せ助成等をしている市町

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平戸市 松浦市(のページへのリンク 対馬市(のページへのリンク) 壱岐市(のページへのリンク)
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