食中毒は俗に「食あたり」と呼ばれていたもので、飲食物によって下痢や腹痛などの健康被害を起こすことは古くから知られています。
一般的に食中毒とは、飲食物を介して体内に入った病原菌や有毒、有害な化学物質によって起こるもので、比較的急性の胃腸炎症状を主な症状とする健康被害です。
単なる食べ過ぎ、飲み過ぎやビタミン欠乏症等による栄養障害、異物による物理的・機械的被害などは食中毒とはいいません。
食中毒予防の三原則
- 食中毒菌をつけない(清潔) → 洗う、包む
- 食中毒菌を増やさない(迅速) →早めに食べる、保存温度の管理
- 食中毒菌を殺す(加熱)→加熱、殺菌
家庭でできる食中毒予防
- 食品の購入
- 消費期限等の表示を確かめ、新鮮なものを購入する。(包装された加工食品は表示が義務づけられています)
- 家庭での保存
- 冷蔵庫、冷凍庫に詰め込みすぎない。(容量の7割くらいまで)
- 常に、冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下に。
- 下準備
- 調理前には、手をよく洗う。
- 包丁、食器等は、使用後すぐに洗剤と流水でよく洗う。
- 調理
- 加熱調理は、十分に火をとおす。
- 食事
- 調理したものは、室温に放置しない。
- 調理後は、早めに食べる。
- 残った食品
- 長時間経過したものは、思い切って捨てる。
- 温めなおす時は、十分に火をとおす。
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