令和2年度長崎県原子力防災訓練

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令和2年度原子力防災訓練について

令和2年11月7日(土曜日)、県庁、松浦市、佐世保市、平戸市、壱岐市、東彼杵町、川棚町及び波佐見町内各所において、国及び関係機関が参加し令和2年度長崎県原子力防災訓練を実施しました。

今年度の訓練では、東京電力(株)福島第一原子力発電所の事故を踏まえ、長崎県地域防災計画に基づき、玄海原子力発電所から概ね半径30km圏内の住民に30km圏外へ避難していただく訓練を実施しました。また、感染症流行下での想定のもと、感染症対策をとった避難や新型コロナウイルス患者の発生を想定した患者搬送訓練等を実施しました。

【訓練項目】
1.情報収集伝達訓練、災害対策本部の設置・運営訓練(県庁、各市役所、県北振興局庁舎、壱岐市役所勝本庁舎)
2.緊急時モニタリング訓練
3.原子力災害医療訓練
4.住民避難訓練

【訓練の目的】
災害対策基本法及び原子力災害対策特別措置法並びに長崎県地域防災計画、避難対象市の地域防災計画等に基づき、原子力防災関係機関及び地域住民が一体となった原子力防災訓練を実施し、緊急時における通信連絡体制の確立、緊急時モニタリング活動や原子力被ばく医療等の災害対策の習熟と防災関係機関相互の協力体制の強化を図るとともに、住民の原子力防災に対する理解の促進を図る。

【訓練想定】
感染症流行下において、通常運転中の玄海原子力発電所4号機から原子炉冷却材の漏えいが発生したため、緊急負荷降下後、原子炉を手動停止した。原子炉停止後、非常用炉心冷却装置が作動したが、全ての交流動力電源が失われる事象などが発生し、炉心を冷却する全ての機能を喪失し、全面緊急事態となる。

1.情報収集伝達訓練 災害対策本部の設置、運営訓練
緊急時における防災関係機関相互の通信連絡体制の確立などを目的として、災害対策本部の設置・運営などの訓練を事故の進展にあわせて行いました。
国、県及び関係市でテレビ会議を実施しました。1.2_災害対策本部設置・運営訓練[PDFファイル/3MB]

 

2.緊急時モニタリング訓練
緊急時モニタリング計画の実地検証と、防災計画に基づき整備したモニタリング資機材の習熟を図るため、環境放射線量の測定等を実施しました。また、モニタリング情報共有システムを利用し、実測値の情報収集を行いました。3_緊急時モニタリング[PDFファイル/943KB]

3.原子力災害医療訓練
避難所(救護所)で避難住民の登録、DVDを用いて除染、安定ヨウ素剤の服用についての説明等を実施しました。4_原子力災害医療[PDFファイル/251KB]

4.住民避難訓練
松浦市、壱岐市住民を避難車両(バス)で避難所まで搬送する訓練を行うとともに、自家用車による避難を実施しました。
訓練においては、新型コロナウイルス感染症流行下であることから、マスク着用、手指消毒、検温などの対策、バス内での間隔をとった着席等の感染防止策をとった避難を実施しました。                                        

また、離島において、時化等で避難ができない場合に備え、放射線防護工事を施工した施設への屋内退避訓練を実施しました。5_住民避難訓練[PDFファイル/1MB]

 

 

 

 

 

 

 

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