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研究内容詳細

研究テーマ:
非可塑性原料(エコ)を用いた乾式成型法による大形タイルの開発
種別:
経常研究
担当者:
大串邦男、矢野鉄也、小林孝幸、山口英次
研究期間:
平成14~15年度
概要:
 陶磁器業界から廃棄される素焼や本焼素地、及び窯業原料精製工程から廃棄される珪石などを使用した大形タイル(エコタイル)の開発を目的に研究を行った。
 初年度は、開発したエコ原料を用い二丁掛けタイルの製品化を進めながら大形タイルの成形、焼成条件などについて検討した。
 本年度は、その条件等を踏まえ大形タイル(300㎜×300㎜×±13㎜)を成形した。エコ原料は、ボールミル粉砕後、フィルタープレスで脱水。プレスケーキの含水率が±8%前後まで乾燥させ、解砕機で1㎜アンダーで解砕した。それを原料ホッパーに投入し、金型へ供給してプレス圧±250㎏/㎝2で成形した。その結果、原料供給方法により数㎜の寸法誤差が生じやすいため、ホッパーの移動方法を変え改善を図った。
 また、レリーフタイルは金型上にレリーフ樹脂板を張付け、プレスにて成形したが、レリーフの形状により凸部が剥がれ易いためレリーフの形状と樹脂型の改良を行った。プレス生地に化粧土を施したタイル、下絵加飾は素焼き素地に手書きと、シルク転写による直刷りした後、釉薬をスプレーで吹き掛けし還元焼成(SK10)した。
業界への普及については、プレス成形した大形タイルを900℃で素焼きし、そのタイルを各業界へ提供し製品展開を図っている。

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