長崎俵物(たわらもの)の歴史は古く十七世紀末、元禄時代にさかのぼります。
その頃の長崎港は国内外の物流拠点として栄え、「俵」に詰めて出荷された海産物は「長崎俵物」と称され諸国の好評を博しました。
とくに干したアワビやナマコ、フカヒレは「俵物三品」として珍重されました。
これにちなんで復活されたのが平成「長崎俵物」。厳格な品質基準を充たしたもののみに与えられた現代の長崎を代表する逸品です。