平成29年度 長崎県職員(獣医師)の募集について

家畜保健衛生所や食肉衛生検査所に勤務する職員を募集しています!

受験を希望する方


お問合せ先
長崎県 農林部 畜産課
TEL 095-895-2951

業務の内容や職場について興味のある方

先輩職員からのメッセージ
氏名 勤務先(H28) 出身大学 採用年度
1   井上 大輔 中央家畜保健衛生所 日本大 平成24年度
2   重國 由起子 県南家畜保健衛生所 鹿児島大 平成22年度
3   秦 祐介 県北家畜保健衛生所 鳥取大 平成27年度
4   盛脇 義弘 五島家畜保健衛生所 日本大 平成24年度
5   酒井 芳子 壱岐家畜保健衛生所 山口大 平成16年度
6   元村 泰彦 対馬家畜保健衛生所 鹿児島大 平成11年度
7   山崎 邦隆 農林技術開発センター畜産研究部門 鹿児島大 平成22年度
8   浦川 明久 肉用牛改良センター 北里大 昭和63年度
9   寺山 好美 畜産課 山口大 平成20年度

食肉検査、食品衛生、動物愛護等、公衆衛生に関わる先輩職員からのメッセージはこちらから

メッセージ
井上大輔

井上 大輔

中央家保

 私は現在、中央家畜保健衛生所の検査課でウイルス検査の担当をやっています。大学の入学当初は小動物の臨床獣医師になろうと思っていましたが、色んな勉強をする中で、伝染病学に興味をもち、伝染病学研究室に入りました。この選択が今の仕事につながるのですが、当時はそんなことをまったく想像していませんでした。卒業後、国の機関で1年間臨時職員としてウイルス性ワクチンの国家検定に携わりました。その後、長崎県ではない別の県の家畜保健衛生所に就職し、主に、今と同じウイルス病に関する仕事に従事しました。そして、5年前、地元である長崎に帰ってきて、今に至ります。
 私、獣医師になって13年目になりますが、その大半はウイルス関係の仕事に従事してきました。その中で、宮崎県で発生した口蹄疫は、鮮烈な思い出です。発生当時、志願して応援に行ったのですが、常識を超える伝染力の強さと被害の大きさに、現場にいてどうしようもない無力感を感じました。生産者や関係者の多大な犠牲と努力の末、なんとか清浄国復帰を果たしましたが、当時の惨状は忘れることのできない記憶です。
 口蹄疫や鳥インフルエンザといった、災害規模の被害を起こしうる伝染病の発生を未然に防ぎ、万が一発生した際に被害を最小限に抑え込むことができるのは、家畜保健衛生所の獣医師だけです。簡単ではありませんし、責任の大きな仕事ですが、その分やりがいも大きいです。そういった仕事に携われるのは、この仕事の魅力のひとつかもしれません。
 長崎に帰ってきてよかったなと思うことは、まず食べ物が美味しいこと。そして、人があたたかいこと。全国色んなところに住みましたが、このふたつは長崎が全国に誇っていいことだと思います。県外出身者も多く働いていますし、興味がある方はインターンシップなどで一度見に来てください。

重國由起子

重國 由起子

県南家保

 私は長崎県に入ってから今年で7年目になります。最初の3年間を五島列島の福江島、次の3年間を佐世保で過ごし、現在は、島原の家畜保健衛生所に勤務しています。家畜保健衛生所では主に、家畜の生産性向上、疾病低減のため、病気の検査や生産農家の指導を行っています。例えば、養鶏農家さんから「鶏に呼吸器症状が出ている」と相談を受けた場合、農場に行って状況を確認したり、材料を採取して検査を行ったりして原因を調べ、結果に基づき「どういった対策を取ればよいか」の指導を行います。このような業務は「病性鑑定」といって、生産農家が抱える問題に直接アプローチできるので非常にやりがいがあります。また、最近では、口蹄疫や鳥インフルエンザの国内発生が相次いだことから、それら伝染病の発生予防対策、さらに、発生した場合迅速に病気を封じ込めるための体制づくりにも重点的に取り組んでいます。
 学生時代は、獣医師として将来何がしたいという明確なビジョンはなく、公務員獣医師の仕事もよくわかっていませんでした。そのような私が今の職についた理由は、公務員であれば様々な人と関わりを持てると思ったからです。実際に働いてみて、獣医師や畜産関係者の方はもちろんですが、違う分野の方と一緒に仕事をする機会も多く、様々な考え方に触れることでき、学ぶことも多いです。そのようにして得たことが仕事をする上でも、私生活でも役立っています。
 長崎県は離島勤務がありますし、本土地区も半島が多く面積の割に移動距離が長いです。異動にともなって引越し、単身赴任、長距離通勤が必要な場合もあります。しかし、この複雑な地形のおかげで、地域ごとに様々な自然、文化があり、季節の移り変わりや、行事、祭事などを楽しむことができます。また、食材も豊富で、特に魚が美味しいです。釣り好きな人も多いのでよく魚を分けてもらいます。私のような県外出身者でもすぐに受け入れてもらえるような人の温かさもありますので、ぜひ長崎県にお越しください。  
 

秦祐介

秦 祐介

県北家保

 私は、大学卒業後に他県で働いていましたが、しばらく働くうちに、地元で仕事をしたいとの思いが強くなり、長崎県を受験しました。
 現在の勤務地である県北家保の管轄は、佐世保市、平戸市、松浦市、北松浦郡佐々町、小値賀町であり、宇久島、小値賀島、大島、黒島、高島など移動に船が必要な場所もあります。島の景観には魅了されることが多く、「カメラを持っていけばよかった」と思うことも多々あります。職員は所長1名、衛生課4名(課長1名、指導班3名)、防疫課6名(課長1名、肉牛酪農班3名、養鶏養豚班2名)の計11名です。私は、防疫課の肉牛酪農班に所属して2年目です。業務内容は、家畜伝染病予防のための定期的な検査や不明疾病の病性鑑定、生産性向上のための巡回など多岐に渡ります。特に病性鑑定で疾病の原因を特定し、診断や今後の対策を農家さんに還元できたときは、この仕事のやりがいや達成感を感じます。
生産性向上の巡回では、妊娠鑑定のための直腸検査を行なうこともあります。直腸検査は獣医師としての腕の見せ所です。まだまだ未熟者の私ですが、直腸検査での所見とエコーでの所見が一致したときには、自分の獣医師としての技術が向上しているのかなと嬉しくなります。また、経験豊富な先輩方が多く、職場の風通しもよくて相談しやすい環境が整っています。
 県北には、長崎の教会群とキリスト教関連遺産の構成施設である黒島天主堂、野崎島の野首・舟森集落跡、平戸の聖地と集落(中江ノ島)、田平天主堂が存在します。実は、長崎県に就職する前に、観光で野崎島と田平天主堂を訪れていたのですが、野首教会や田平天主堂の素朴な美しさはとても心を打つものがありました。他の施設にもぜひ行きたいと思っています。また、平戸のひらめは長崎の美味しい海産物の中でも特に大好きな食べ物です。このようなすばらしい環境の中で、皆さんとともに仕事が出来る日を楽しみに待っています。一緒に頑張りましょう!
盛脇義弘

盛脇 義弘

五島家保

みなさん、こんにちは!
 私は平成24年3月に日本大学を卒業し、長崎県に就職して5年目で、現在、五島市にある五島家畜保健衛生所に勤務しています。長崎県は離島が多く、この五島も離島です。離島での勤務については、学生のみなさんも気になるところかと思います。そこで現在の生活環境や仕事内容など私が感じることを簡単に紹介します。
<五島での生活について>
 生まれも育ちも長崎県な私ですが、就職するまでは離島に行ったことがなく、いささか不安もありましたが、いざ来てみるとその不安も一掃されました。本土地区と何ら変わりません。コンビニやファミレスもあるし、ネット環境も充実してます。不便は感じません。それでいて自然豊かで、美しいスポットがいくつもあり、眺めていると時間を忘れるほどです。また、本土へのアクセスは、高速船で85分~110分、カーフェリーで約200分、飛行機で約30分です。毎日数便が発着していますので、気軽に行き来ができます。あとは、魚介類が本当に美味しいですし、安いです。
    
 住居は、公舎も民間アパートも選べますが、現在は独身寮に住んでいます。同世代の仲間と賑やかに過ごせますし、何より料理の苦手な私にとっては、賄い付きというのがとってもありがたいです(笑)。
<仕事内容について>
 五島家畜保健衛生所で豚と鶏の担当として、病気の原因究明や、農家への衛生指導を行っています。五島には肉用牛、乳用牛、豚、鶏、馬、蜜蜂など、全ての種類の家畜がいていろいろな経験ができるのが強みだと思います。また、小さな職場(職員6名、うち獣医師5名)ですので、困ったことがあっても、気軽に相談に乗ってもらえるし、丁寧に指導してもらえます。農家との距離も近く、やりがいのある職場だと思います。
 このように、仕事もプライベートもバランスよく充実した毎日を過ごしています。県職員は数年毎に異動があり、様々な土地で勤務しますが、長崎県は離島も多くそれぞれの地域に同じ県だとは思えないほど特色があり、いろいろな経験をすることができるので、これからもどんな面白い出会いがあるのかワクワクしています。     
酒井芳子

酒井 芳子

壱岐家保

 私は山口大学卒業後、小動物診療の経験を経て長崎県に入庁し、現在入庁13年目です。入庁後は県南家畜保健衛生所の肉牛酪農班で4年間、中央家畜保健衛生所の検査課で5年間従事し、現在、壱岐家畜保健衛生所(離島)で4年目の春を迎えました。最初の勤務地である県南では、まず方言の意味が分からずちょっとしたカルチャーショックを受けたことを記憶しています。右も左もわからない状況からのスタートでしたが、職場の方々や農家の皆さんから温かい支えを受け、家畜の採血方法や直腸検査をはじめとした技術習得や畜産のしくみについて学び、充実した日々を過ごしました。2か所目の勤務地である中央ではウイルス担当として様々な家畜伝染病の病性鑑定に携わり緊張感のある中にも充実した毎日を過ごしました。ウイルス担当時代に苦楽を共にした全国のウイルス担当者の方々は今でも連絡を取り合う良き相談相手です。     
 そして、現在の勤務地である壱岐島は九州の北西部に位置し玄界灘に浮かぶ総人口約28,000人の小さな島です。農業、水産業、壱岐焼酎が基幹産業で家畜としては肉用牛、豚、鶏が飼養されています。中でも肉用牛については、全国でも有数の黒毛和種繁殖地帯でまさに和牛の島と呼べる地です。そんな壱岐での日常は農家を巡回しての飼養衛生管理指導、妊娠鑑定や長期不受胎牛の摘発による繁殖管理指導、病性鑑定に基づいた各種疾病対策指導などが主な業務です。地元関係機関の連携も密で地域一丸となって島の畜産を守ろう!という意識が高く、日々の仕事に非常にやりがいを感じています。
 体力勝負の世界なのでアラフォー女子の体が悲鳴を上げることも正直ありますが、そんな時には壱岐の自然に癒されて元気回復!しています。自然豊かな離島勤務は、アウトドア派、特に釣り好きやダイビング好きには堪らないと思います。離島は生活が不便では・・とご心配のあなた!24時間のコンビニだってちゃんとあります!大丈夫です!ぜひ一緒にお仕事しましょう♪     
元村泰彦

元村 泰彦

対馬家保

 
 長崎県には6か所の家畜保健衛生所(家保)がありますが、対馬家保は県内で唯一家畜診療を行っているところです。対馬は以前は無獣医地区であったため、家保の獣医師が診療業務を行っていました。その後、農業共済組合の家畜診療所に1名の獣医師が置かれ、現在に至っています。しかし、対馬は南北に長い島で、往診距離がかなり長いため、共済組合を補助し、協力しながら島内の家畜診療を行っています。また、肉用牛農場を関係機関(JA、NOSAI、市、県)と一緒に毎月4日間かけて島内のほぼ全戸の農場を巡回し、子牛登記、去勢、妊娠鑑定等の繁殖検診、飼養衛生管理指導等を行っています。このため、農家さんとの結びつきも強く、非常に仕事にやりがいを感じられる所です。  
お産に行って、元気なかわいい子牛が生まれてきたときの感動、子牛が下痢等でぐったりしていたものが、治療により元気良く走り回るようになった時、農家さんからも感謝されますが、獣医師としての仕事の達成感を感じることができます。
 生活面では、離島といっても本土にあるようなドラッグストアやディスカウントスーパー、電気店がありさほど不自由することはありません。遊びについては、対馬は釣り好きの人には天国のようなところです。堤防からでも結構大物の魚やイカが釣れます。離島勤務に抵抗がある方がいらっしゃると思いますが、離島でなければ経験できないことが当所では仕事、プライベートの両方でできると思いますので、是非、長崎県に入庁していただき、対馬家保を希望して頂けたらと思います。  
山崎 邦隆

山崎 邦隆

農林技術
開発センター

 私は入庁7年目になります。対馬家畜保健衛生所を経て、現在、農林技術開発センター畜産研究部門(旧畜産試験場)に勤務しています。業務内容は、県内畜産農家の所得向上や経営安定につながる技術開発を行う研究員としての業務と、研究に用いる家畜、乳牛・肉牛・豚・鶏・山羊・羊の診療を行う獣医師としての業務があります。畜産農家の皆さんと同じように家畜を飼養する立場であり、また一方では疾病予防・治療を主導する立場、さらに人工授精や受精卵移植を行い、繁殖成績を管理する立場でもあります。獣医師にとって試験場という職場は、畜産経営の主要な登場人物である農家、人工授精師、獣医師などの役割を体験しながら、発展に役立つ新たな技術の開発ができる欲張りな職場といえるかもしれません。どの役割もとても奥が深く、専門的な知識・技術を持った研究員の皆さんや、向上心あふれる農家の皆さんと一緒に仕事をしているうちに、頑張れば頑張るほど実践的な技術が身に付くと感じています。
試行錯誤していると、たまにレベルアップしたときの音?が頭の中で聞こえます。最近では受精卵移植の技術がレベル1から2になったような気がします。
 長崎県の獣医師が働く職場は、どの職場も一人一人が果たす役割は幅広くやりがいがありますが、その分実践的な経験値がたまるスピードも速いと思います。初めは慣れないことや未経験のことで不安に感じることもあるかもしれません。私もそうでしたが先輩や農家の皆さんに色々なことを学ばせてもらいながら、ひとつひとつ、出来ることを増やして来ることができたと思います。個々の力を結集することで、県の力になります。皆さんの持っている能力を広げ、希望を実現する場として長崎県を選んでいただけることを期待します。  
 
 
浦川明久

浦川 明久

肉用牛
改良センター

 昭和63年に長崎県に入庁して、今年で29年目になり、今年の4月から「長崎県肉用牛改良センター」に勤務しています。
 さて、現在勤務している肉用牛改良センターは長崎県の北部、平戸市田平町にあり、世界文化遺産候補であるキリスト教関連遺産のひとつ、田平天主堂から徒歩1分、海と森に囲まれた自然豊かな小高い丘にあります。
 「肉用牛改良センター」と聞いても皆さんあまりなじみがないと思いますが、主な業務は「優秀な種雄牛の造成」、「凍結精液の生産・配布」、「肉用牛の改良情報の収集分析と広報」、「肉用牛改良に係る新技術の実証・活用」、「肉用牛経営の安定と向上のための指導」などです。長崎県は繁殖雌牛の飼養頭数は約25,800頭、全国8位で全国有数の肉用牛生産地であり、当センターの業務の成否は多くの農家の経営に影響を及ぼします。
 私が担当する主な業務は種雄牛の育種改良と繋養家畜の健康管理及び保健衛生等で、週2回の精液採取も行っています。種雄牛は1頭1頭様々な個性があり、それぞれの牛の癖を覚えるのも大切な仕事です。現在当センターには、種雄牛14頭、種雄牛候補21頭、現場検定牛などの肥育牛80頭、受精卵を採取する供卵牛12頭、その他2頭、計139頭を飼養しており、これらの牛の疾病予防、診療業務も行っています。今のところ重篤な病傷事故は発生していませんが、毎日良い緊張感の中仕事をしています。
 このようにモノ(牛)を造る、牛の健康を保持(臨床)する、このような職場は少なく非常にやりがいのある仕事です。興味のある方は当センターのホームページも見ていただきたいと思います。  
 
寺山好美

寺山 好美

畜産課

 入庁してからはや9年が経過し、現在私は、畜産課で主に行政の仕事に携わっております。
 私が所属する家畜衛生班では、口蹄疫や鳥インフルエンザ等の防疫体制の整備や、家畜改良増殖に関すること、獣医事や動物薬事に関すること、家畜保健衛生所にかかる予算編成等の業務を行っています。
 ひとたび口蹄疫等の家畜伝染病が発生すれば、畜産業のみならず地域経済まで影響を及ぼします。万一家畜伝染病が発生した際に迅速な対応がとれるよう、動員者の確保、資材調達等の体制整備や防疫演習の実施等は必須です。もちろん、まずは家畜伝染病を発生させないための徹底した予防対策、疾病情報等の伝達が重要です。責任は重大ですが、やりがいのある仕事だと感じています。
 
 
 さて、そもそも私は長崎県出身ではございません。そんな私がなぜ長崎に来たのかといいますと「しまで働きたいから」という一言につきます。長崎県では「しま」勤務があり、それを嫌がる方がいるという話を聞きますが、全くもって理解できません。。。「しま」いいですよ?青い空、青い海、新鮮なお肉にお魚、なにより美味しいお酒!!・・・少し脱線しました。
 何が言いたいのかと申しますと、まずは一度長崎県まで来てみてください。そして、願わくば住んでみてください。きっとあなたも長崎の色々な魅力に出会えるはずです。

一緒に楽しく働けるのをお待ちしております。