油木パノラマコース(九州自然歩道):@油木バス停(車道から標識に従って尾根道へ)→A岩屋山山頂(全90分)

岩屋神社コース:B虹が丘小学校(小学校の横を西へ進む)→C岩屋神社(境内を抜け登山道に入る。途中は急坂で
         迷いやすい)→A岩屋山山頂 (
70分)
最短コース:D小江原バス停(車道を進み幼稚園の下の道を林道に入る。堤を通り左へ広い急な登山道に入る)→
      E展望所→A岩屋山山頂 (
60分)
のんびりコース:F上小江原バス停(警察学校横の林道を進む。)→E展望所→A岩屋山山頂 (60分)

深山健脚コース(九州自然歩道):G式見バス停→H式見ダム(ダムを渡って湖に沿って車道を進み、道標に従って
                登山道に入る)→A岩屋山山頂 (
150分)
 アクセス:
   
長崎駅前(長崎バス・20分)→@油木バス停 *「下大橋」行き
    ・長崎駅前(長崎バス・27分)→B虹が丘 *「虹が丘」
    ・長崎駅前(長崎バス・21分)→D小江原バス停(〃・2分)→F上小江原バス停(〃・17分)→G式見バス停 *「式見・相川」行き

景観:標高475mの山頂から東、南の方
 角に長崎市街、稲佐山、長崎港を見る
 ことができるが、西、北側は樹木に遮
 られて見晴らしがきかない。山名の由
 来である岩屋神社は、元は神宮寺とい
 って
712年(和銅5)に行基によって
 開かれたといわれる長崎では古い寺の
 ひとつ。

山頂からは長崎市街の景色がすばらしい。
どっしりした岩屋山の山容

地質:岩屋山も長崎火山岩類の両
 輝石安山岩の溶岩や火山角礫岩
 、凝灰角礫岩の互層によってで
 きている。この地域での長崎火
 山の基底部は式見海岸で、結晶
 片岩を火山角礫岩が不整合で覆
 っているのを見ることができる。

 岩屋山の南斜面はスギやヒノキの
 植林によって、良好な露頭に恵ま
 れない。山頂から岩屋神社へ下る
 登山道の途中に溶岩の露頭や転石
 を、岩屋神社付近で凝灰角礫岩を
 見ることができる。
  岩屋神社の拝殿裏の露頭は火山
 灰成分が多いので、浸食されやす
 く“岩屋”ができている。岩屋山
 の北西から北の部分の柿泊〜滑石
 峠にかけては、火山角礫岩の煙突
 状の石柱が林立する独特な風景が
 見られる。岩屋山の南側の小江原
 から小浦にかけての平坦面は東西
 性の断層に伴う地形である。また
 、小浦の採石場は両輝石安山岩の
 溶岩部を対象としている。

 
  凝灰角礫岩の浸食でできた岩屋

動物:岩屋神社付近にはカスミサン
 ショウウオがたくさん生息してい
 る。普段成体を見かけることは少
 ないが、初春の産卵期には、池の
 中に長さ
10cm程度の巻いたバナナ
 状の卵塊を産んでいる。
 小さな水たまりでも落ち葉の下な
 どに産卵することがあるので、そ
 の付近を 探すと雄が隠れている
 ことも多い。
 山際の池だったら、ほかの地域で
 も産卵していることが多いが、最
 近はかなり減少しているので、大
 事に保護したいものである。
昆虫:岩屋山山頂にはクロアゲハ、
 モンキアゲハ、カラスアゲハ、ミ
 ヤマカラスアゲハが集まって、決
 まったコースで次から次へと山頂
 を通過していくのが観察できる。
 チョウの通り道を「チョウ道」と
 言っているが、一定の時間にどん
 なチョウが何頭通過していくか数
 えてみるのもおもしろい。
カスミサンショウウオ
カスミサンショウウオの卵塊
ヒメジャノメ
ナガサキアゲハ(雌)