最短コース:@福祉センター前バス停
 →A火葬場(火葬場の前の車道を登
 り詰め、登山道に入る)→B公園駐
 車場→C稲佐山山頂(全
60分)

ローソク岩コース:D立岩通りバス停
 (住宅地の中を尾根伝いにローソク
 岩を目指す)→Eローソク岩(尾根
 道の登山道を進む)→B公園駐車場
 →C稲佐山山頂(全
95分)

アクセス:
長崎駅前(長崎バス・7分)→@福
 祉センター前バス停
  *「下大橋」「小江原」「式見」
  行き

長崎駅前(長崎バス・13分)→D立
  岩通りバス停
  *西城山経由「下大橋」行き

景観:標高340mの山頂にはテレビ塔や展
 望レストランがありロープウエイやゴン
 ドラで簡単に行くことができるため夜景
 を楽しむ観光スポットになっている。長
 崎市街全域を始め、長崎港、港口の島々
 、五島灘、時には遠く五島列島の島陰を
 見ることができる。山頂付近は公園とし
 て整備されていて、草スキー場や野外音
 楽堂などの施設がある。
山頂からの長崎市街地
長崎港から見上げる稲佐山

地質:長崎火山岩類を構成する両
 輝石安山岩の溶岩や同質の火砕
 岩類(火山角礫岩、凝灰角礫岩
 等)でできている。溶岩の一部
 は噴出後流動し、細かく砕けて
 火砕岩類と区別がつかない。
  このような溶岩を“自破砕溶
 岩”といい、噴火の際放出され
 た岩片や火山灰の堆積によって
 できた“火砕岩類”とは成因が
 異なる。稲佐山登山道の途中に
 は、火砕岩類が浸食を受け尖塔
 のように立っている特徴的な地
 形がみられる。これは通称“ロ
 ーソク岩”と呼んでいるが、岩
 片が集まって固結した部分と凝
 灰岩の部分の浸食の違いによっ
 て生じたものである。
  稲佐山の頂上から北西の方向を見
 ると、福田のゴルフ場の平坦な面が
 見える。これは“メサ”地形で、浸
 食作用の違いによって硬い溶岩の部
 分が残ったものである。

昆虫:公園広場の周辺ではキチョ
 ウ、ムラサキシジミ、コミスジ
 、ヒメウラナミジャノメ、クロ
 アゲハ、モンキアゲハ、ツマグ
 ロヒョウモン、アカタテハなど
 チョウ類が一通り観察できる。
 公園のツツジ(花)にどんな昆
 虫が集まるか観察しよう。一方
 ツツジには来ない昆虫もいるか
 ら、周辺の昆虫も見つけて比較
 してみよう。

植物:稲佐山をはじめ、長崎市周辺
 の集塊岩の露岩地にはナガサキマ
 ンネングサ、イワガサ、キハギ、
 イワヒバ、ダンギク、ヒオオギ、
 カラスノゴマなど、周辺の土壌が
 発達した所には見られない植物が
 生育している。これらの植物は競
 争に弱く、他の植物が生育できな
 い土壌が浅く、乾燥した所に追い
 やられていると考えられる。
火砕岩類
ベニツチカメムシ
ナガサキマンネングサ
イワガサ