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【6/13】地域リスクコミュニケーションの結果について

長崎県食品の安全・安心サポーターにご協力いただき、地域リスクコミュニケーションを開催しました。

6月13日(火)、「食の安全・安心について学ぼう!」(全3回コース)をテーマにした第1回目「食の安全・安心とは」について、諫早市上大渡野町にてお話をさせていただきました。

食品安全・消費生活課職員による講義後、参加者からご質問をお受けしました。いただいたご質問については、第2回目の講座で回答を配布させていただきます。

 

【会場の様子】

 

【ご質問】 ・・・第2回目の講座実施時に書面にて回答させていただく

Q1.ペットボトルのお茶に入れてある「ビタミンC」は保存料だと新聞のコラムに載っていた。保存料として使っているのか。

Q2.「トレハロース」とは何なのか。有名な羊かんなどにも「トレハロース」が使われていて、「食品添加物が使われている」と、がっかりしてしまう。何のために使うものなのか。使わなくてはできないものなのか。

 

【後日回答】

A1.「ビタミンC」の指定添加物リストでの名称は「L-アスコルビン酸」。用途は、油脂などの酸化を防ぎ、保存性をよくする酸化防止剤、もしくは栄養強化を目的とした強化剤。前回、講座時に確認したペットボトルのお茶の表示は「原材料名 緑茶(国産)/ビタミンC」となっており、「ビタミンC」を酸化防止剤として使っているとは明記していないため、栄養強化剤として使っていると考えることができる。栄養強化を目的として使用した添加物(ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸類)は表示が免除されるが、酸化防止剤として使用している場合は「酸化防止剤(ビタミンC)」と表示しなければならない。 

A2.「トレハロース」とは、トウモロコシなどのでん粉に酵素を作用させて作られた多機能な糖質で、既存添加物リストでの用途は、製造用剤。でん粉の老化抑制、たん白質の変性抑制、冷凍耐性向上、変色抑制など食品の物性を維持・改善する効果がある。羊かんに使う場合は、主に砂糖の結晶析出防止という用途で使われており、しっとり感を出すためのもの。使わない場合、しっとり感の持つ時間が短くなる。使わなくてもできるが、長い期間、おいしく食べられるように使用している。