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フグによる食中毒について

フグは、世界中で約100種類が知られており、フグのほとんどが体のどこかに毒をもっています。

この毒として有名なのがテトロドトキシンという猛毒の神経毒ですが、このテトロドトキシンは煮たり焼いたりといった通常の加熱調理で毒性を失うことはありません。

長崎県においては、自分で釣ってきたふぐを自宅で調理して食べ、中毒となった事例が多数発生しています。

ふぐの毒力はふぐの種類、臓器、季節などで大きく異なり、臓器では卵巣(マコ)や肝臓(キモ)に多く含まれますが、皮や筋肉などにも毒が含まれることもあるため、食べても害のないふぐの種類と部位が定められ(厚生労働省からの通知)、さらに一定の資格を有した者でないとふぐを調理してはならないと定められています。

 

[ 消費者の方へ ]

 フグ毒による食中毒の多くが一般家庭における素人調理によるものです。

 素人調理は絶対にやめましょう!!

[ 営業者の方へ ]

 フグ処理を行うときは、「ふぐによる食中毒防止対策要綱」に基づく「ふぐ処理施設」の届出が必要です。

 

【関連リンク(厚生労働省のホームページ)】

 フグ毒(テトロドトキシン)のリスクプロファイル

 パリトキシン様毒のリスクプロファイル

 シガテラ毒のリスクプロファイル

 自然毒のリスクプロファイル