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長崎県原子力防災訓練の実施について


平成21年10月23日(金)、県庁・松浦市役所・松浦市鷹島支所・佐賀県オフサイトセンターにおいて、関係17機関が参加し平成21年度長崎県原子力防災訓練を実施しました。
 原子力発電所から半径10kmの範囲内は、原子力防災対策を重点的に実施すべき地域となっていますが、長崎県では、松浦市鷹島町の一部がこの半径10kmの範囲に入っています。
 そこで、玄海原子力発電所から放射性物質がもれたとの想定で毎年、原子力防災訓練を実施しています。

【訓練項目(松浦市鷹島町)】
@情報収集伝達訓練、災害対策本部の設置・運用訓練
A緊急時モニタリング訓練
B緊急被ばく医療訓練
C海上及び陸上における避難訓練
D航空機(ヘリ)による人員搬送及び情報収集訓練

【訓練の目的】
 
災害対策基本法及び原子力災害対策特別措置法並びに長崎県地域防災計画、松浦市地域防災計画等に基づき、原子力防災関係機関及び地域住民が一体となった原子力防災訓練を実施し、緊急時における通信連絡体制の確立、緊急時モニタリング活動等の災害対策の習熟と防災関係機関相互の協力体制の強化を図るとともに、住民の原子力防災に対する理解の促進を図る。

【訓練想定】
 
九州電力(株)玄海原子力発電所1号機は、通常運転中、主給水管の破損に伴い原子炉が自動停止したが、その後の非常用炉心冷却設備の故障等による冷却機能の喪失から炉心が損傷し、格納容器からの放射性物質の放出による影響が松浦市鷹島町に及ぶ恐れがあるとの想定で、県、松浦市及び関係機関は、地域防災計画等に基づく諸対策を実施する。

@情報収集伝達訓練 災害対策本部の設置、運用訓練
緊急時における防災関係機関相互の通信連絡体制の確立などを目的として、災害対策本部の設置・運用などの訓練を事故の進展にあわせて行いました。

情報収集伝達訓練

 また、可搬型衛星を利用し、鷹島町現地災害対策本部の様子(映像)を県庁災害対策本部へ伝送しました。

可搬型衛星による映像伝送

A緊急時モニタリング訓練
総合モニタリング計画の実地検証と、防災計画に基づき整備したモニタリング備品等の習熟を図るため、モニタリング本部から関係機関への情報伝達訓練、総合モニタリング計画の策定及び現地モニタリング地点において、環境放射線量の測定等を実施しました。

緊急時モニタリング

 

B緊急被ばく医療訓練  
避難所で避難住民の登録、スクリーニング(放射能汚染の有無を測定すること)、除染、安定ヨウ素剤の服用についての説明及び安定ヨウ素剤の模擬服用訓練等を実施しました。

スクリーニング訓練

スクリーニング訓練

C海上及び陸上における避難訓練
住民の避難・屋内待避に必要な手順及び地区消防団による避難状況の確認、住民の方を避難時集合場所から避難車両(バス)で避難所まで搬送する訓練を行いました。
また、離島という地域の特性を考慮し、船舶による輸送訓練及び海上で操業中の漁船等の乗員に対する避難誘導を実施しました。
今回新たに、一時滞在者の自家用車による避難訓練を実施しました。
<海上避難>
海上避難

<一時滞在者の避難誘導>
一時r滞在者

<交通規制>
交通規制

D航空機(ヘリ)による人員搬送及び情報収集訓練        
長崎県防災ヘリ及び長崎県警察ヘリにより、緊急時におけるモニタリング要員等の現地搬送及び鷹島周辺の状況偵察を実施しました。

<モニタリング要員の搬送>

防災ヘリによる人員搬送

<救急患者の搬送>

急患搬送

オフサイトセンター運営訓練
  10月24日(土)、佐賀県オフサイトセンター(緊急事態応急対策拠点施設)において、現地事故対策連絡会議の開催、合同対策協議会の運営(会議の開催、機能班による運営支援等)訓練に参加しました。

●参考資料
長崎県地域防災計画
過去の原子力防災訓練の状況
玄海原子力発電所周辺モニタリングデータ
原子力防災とは
万が一の場合には