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犯罪のない安全・安心なまちづくり〜犯罪のない日本一安全・安心な長崎県を目指して〜

19年度実施要領

1.目的

 「長崎県犯罪のない安全・安心まちづくり行動計画」(犯罪のない安全・安心まちづくりに向けた環境づくり)に基づき、子どもの安全を確保するとともに、地域の防犯力を高めるための取組みの一環として、地域全体が子どもを見守る気運を醸成し、子ども自身の危険予測、回避能力を向上させるために、地域安全マップを作製することにしている。

 今回、このセミナーで、地域安全マップ作製の取り組みを拡げていくための「地域安全マップ」作製の指導者を養成する。

「地域安全マップ」とは、犯罪が起こりやすい場所を地図にまとめたものである。ただ単に犯罪が発生した場所を地図上に表示するのではなく、「入りやすい場所」「見えにくい場所」をキーワードに、実際に地域を歩いて危険個所を確認しながら作製することにより、作製者の被害防止能力が高まるという効果がある。

2.事業の概要

  

 従来の地域安全マップは、大人の視点で大人が作った危険箇所マップとなっていたが、子どもたちには浸透していなかったのが現状である。今回、作製しようとする地域安全マップは、子どもたちが実際に歩き、地域の人たちに話しを聞きながら子どもたちの視点で自分たちで作製しようとするものでる。これにより、近所の危険箇所を自分の目で確認したり、地域住民へのインタビュー等、地域安全マップ作製を通して、子どもは自ら危険を回避する能力を身につけ地域との関わりをもつことができる。

 今回のセミナーは、立正大学文学部社会学科の小宮教授及び立正大学犯罪社会学研究会の学生の協力を得て、子どもが犯罪に遭わないための理論や、正しい地域安全マップの作り方についての講義と、実際に地域を回りながら実践指導をしてもらい受講者に地域安全マップを作製してもらい、指導方法を習得してもらう。

3.事業内容

  • 開催回数
    4回
  • 対象人員
    200人程度(各回50人程度)
  • 受講対象
    学校教職員、防犯ボランティア、自治会・PTA関係者、市町職員等
  • 開催場所
    平戸市、佐世保市、西海市、大村市
  • 開催時期
    平成19年7月26日(木)平戸市
    平成19年7月27日(金)佐世保市
    平成19年8月22日(水)西海市
    平成19年8月23日(木)大村市
    ※各回とも、9時30分〜16時30分の時間を予定。
  • 内容
    1. 子どもが犯罪に遭わないための環境づくりに関する講義
    2. 地域の危険箇所調査
    3. 地域安全マップ作製実習
    4. 意見交換・発表

4.主催

長崎県犯罪のない安全・安心まちづくり推進県民会議、(社)長崎県防犯協会連合会、長崎県、長崎県警察本部、長崎県教育委員会

5.作製要領

1.事前準備

○必要物品の調達(フィールドワーク、地域安全マップの作製に使用するもの)

  • フィールドワークを実施する場所の住宅地図等
  • 腕章
  • 緊急連絡用機器(携帯電話等)
  • カメラ
  • 地図を挟むクリップボード等
  • 透明なビニール袋(雨の対応)
  • 筆記用具(多色マジック、黒鉛筆、色鉛筆等)
  • 模造紙(白)
  • はさみ
  • 付箋
  • 色紙、色画用紙
  • セロテープ、のり
  • 消しゴム、修正液
  • 新聞紙(下敷きとして利用)
2.事前学習

○教室や研修室等で、犯罪が起こりやすい(危険な)場所の判断基準を教える。

「入りやすい」(領域性が低い)場所と「見えにくい」(監視性が低い)場所が危険な場所となり、逆に、「入りにくい」場所と「見えやすい」場所は、安全な場所となる。

3.班編成

○班を編成し、役割分担を決定する。

  • 班長 1名
    班の代表者であるとともに、班員の行動をまとめる役割を担当する。
  • 副班長(コメント係) 1名
    班長を補佐するとともに、班員の作業を取りまとめる役割を担当する。また、班員が交通事故等に遭わないようにするため、自動車や自転車等が接近してきた場合、班員に対して注意を喚起する作業も担当する。
    インタビュー係を補佐しインタビュー内容を書き留めたり、危険な場所や安全な場所について、危険な理由や安全な理由などのコメントを記入しておく。また、フィールドワーク(現地調査)を実施しての全体的な印象や感想についても記入しておく。
  • 地図係 1〜2名
    危険な場所及び安全な場所並びに写真撮影した場所及びインタビューした場所を、地図に記載する作業を担当する。地図係は、「危険な場所等の記載」、「撮影場所の記載」及び「インタビュー場所の記載」という多方面の作業を取りまとめる役割を担うことから、人数に余裕がある場合は、地図係を複数にして、作業を分担させてもよい。
  • 写真係 1名
    危険な場所や安全な場所を撮影する作業を担当する。
    写真撮影する際に、後でどこを撮影したのかわからなくならないようにするために、撮影した場所を地図係に連絡しておく。
  • インタビュー係 1〜2名
    地域住民に対して、被害に遭うかもしれないという不安を覚える場所と理由を尋ね、その回答内容を記録する作業を担当する。子どもに対する被害体験のインタビューは厳に行わない(子どものトラウマを深める危険性がある。)。なお、人数に余裕がある場合は、インタビュー係を複数にして、作業を分担してもよい。
4.フィールドワーク(現地調査)

○交通事故等に十分注意を払いながら行う。

【各担当の携行品】

  1. 班長
    • フィールドワークを実施する場所の住宅地図等
    • 腕章
  2. 副班長
    • 緊急連絡用機器(無線機、携帯電話等)
    • 腕章
  3. 写真係
    • カメラ
    • 腕章
  4. 地図係
    • フィールドワークを実施する場所の住宅地図等
    • 地図を挟むクリップボード等
    • 透明なビニール袋(雨の対応)
    • 筆記用具(耐水性のものがよい)
    • 腕章
  5. インタビュー係
    • 記録用紙(耐水性のものがよい)
    • 筆記用具(耐水性のものがよい)
    • 腕章

○昼休憩の際に、写真の現像を行う。

5.地域安全マップの作製

○全体図のレイアウトをする。

○係ごとの作業内容を確認し、作業にとりかかる。

  • フリーハンドでフィールドワークをした街の概略を記載する。
  • フィールドワークで発見した危険箇所、安全箇所等の写真を地図上に貼付する。
  • 選定した場所が危険(安全)である理由などに関するコメントを付箋等で記載する。

※作製者名も含めて個人名等がマップに標記されないようにする。

○地域安全マップ作製のポイント

  • 犯罪被害防止がテーマ
  • 子どもが作製することが大切
  • 「犯罪が起こりやすい場所」を記載
  • 「安全な場所」を記載
  • コメントをきちんと記載
  • インタビューの内容を記載
  • 分かりやすくて子どもが興味を引く表現
  • プライバシーに配慮
  • 地域ぐるみの防犯対策につなげる

○発表準備をする。

  • 発表者、発表原稿作成者等の分担を行う。
  • 班ごとに発表リハーサルを行う。
発表会、講評

○班ごとに、作製した地域安全マップを掲示するなどして、調査結果、作製過程において苦労した点や反省点等について発表する。

○「どの場所が危険で、どの場所が安全と判断したのか」その根拠を中心に発表する。各班の発表時間に制限がある場合は、上記の点のみを発表し、苦労した点や反省点などは省く。


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