Welcome to Nagasaki Prefectural World Heritage Registration Promotion Division

長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産

世界遺産とは

1.人類共通のたからもの

 世界遺産とは、地球の生成と人類の歴史によって生み出され、過去から引き継がれた貴重なたからものです。世界遺産にはさまざまな国や地域に住む人びとが誇る文化財や自然環境などがあります。
 なかには人類の残酷な歴史を刻むもの、また戦争や自然災害、環境汚染などにより危機にさらされているものも含まれています。それらは国際協力を通じた保護のもと、国境を越え今日に生きる世界のすべての人びとが共有し、次の世代に受け継いでいくべきものです。

2.UNESCOと世界遺産

 UNESCO(国際連合教育科学文化機関:本部はフランスのパリ)は国際連合の専門機関です。日本国としてのUNESCOの窓口は、日本ユネスコ国内委員会(文部科学省内)です。
 UNESCOにあるUNESCO世界遺産センターは、世界遺産条約に基づき、顕著で普遍的な価値のある文化遺産や自然遺産を未来に守り伝えていくための国際協力の枠組みをつくり、世界各国に世界遺産条約への締結や世界遺産の保護を呼びかけています。
 また、条約締約国に対し、世界遺産リストに登録すべき物件を推薦するよう働きかけ、世界遺産登録地の保存管理状況を報告するシステムを構築しています。その他、技術協力や専門的な研修の実施を支援することで、締約国が世界遺産の保護・保存・整備などを円滑に行えるように支援しています。特に「危機にさらされている世界遺産」に対しては、緊急援助を行うための調整を行っています。

3.世界遺産条約

 正式には「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」(Convention Concerning the Protection of the World Cultural and Natural Heritage)といいます。世界中の顕著で普遍的な価値のある文化遺産・自然遺産を人類共通のたからものとして守り、次世代に伝えていくことの大切さを唱えている国際条約です。1972年のUNESCO総会で採択され、2006年10月現在、世界遺産条約の締約国数は184ヵ国にのぼります。日本は1992年に125番目の締約国として世界の仲間入りを果たしました。この世界遺産条約により、世界遺産リストの作成や登録された遺産保護支援を行う世界遺産委員会の設置が定められています。

4.世界遺産委員会

 世界遺産委員会(World Heritage Committee)は世界遺産条約に基づいて組織されており、締約国の中から異なる地域および文化を偏りなく代表するよう選ばれた21ヵ国によって構成されます。委員会の任期は原則6年間で、2年に一度開かれる世界遺産条約締約国総会で改選されます。日本も2003年より委員会に名前を連ねています。ただし、最近は多くの国が委員に立候補するため、任期を自発的に短縮する国もあり、日本の任期も4年間、2007年の世界遺産委員会まででした。
 世界遺産委員会は原則毎年1回開催され、新規に世界遺産に登録される物件や拡大案件、「危機にさらされている世界遺産」などの登録および削除、また、登録された遺産のモニタリングや技術支援、ワールド・ヘリテジ・ファンド(世界遺産基金)の用途などを審議、決定しています。

5.世界遺産の種類

 世界遺産には次の3種類があり、有形の不動産が対象となっています。

文化遺産
顕著な普遍的価値を有する記念物、建造物群、遺跡、文化的景観など
自然遺産
顕著な普遍的価値を有する地形や地質、生態系、景観、絶滅のおそれのある動 植物の生息・生息地などを含む地域
複合遺産
文化遺産と自然遺産の両方の価値を兼ね備えている遺産

種類別世界遺産リスト登録件数は2016年8月現在、文化遺産814件、自然遺産203件、複合遺産35件(合計1,052件)。

この文章は、社団法人日本ユネスコ協会連盟ホームページより転載しております。