長崎県

食中毒事件の発生について


担当課 生活衛生課
担当者名 橋口、才津
電話番号 直通:095-895-2364
内線:4707
2018年12月7日更新

 平成30年12月3日(月曜日)午後2時頃、北松浦郡小値賀町内の飲食店営業者から、当該店舗を利用したグループのうち複数名が嘔吐、下痢などの胃腸炎症状を呈している旨の連絡を受けたと上五島保健所に届出があり、探知した。同保健所が調査を行った結果、原因施設は当該飲食店であると断定し、本日、行政処分を行いましたので、お知らせします。

1. 概 要
 患者らは、平成30年11月30日(金曜日)午後7時頃から当該飲食店において21名で会食を行い、うち17名が12月1日(土曜日)から12月3日(月曜日)にかけて嘔吐、下痢、発熱、腹痛等を呈した。
 上五島保健所による調査の結果、患者らはこの飲食店での会食以外に共通の行動及び食事がないこと、調理従事者及びその家族に胃腸炎症状がある状況で調理が行われていたこと、検便の結果、複数の有症者及び調理従事者家族から遺伝子型が一致するノロウイルスが検出されたこと、発症までの時間と症状がノロウイルス食中毒の特徴と一致することから、同保健所は当該飲食店を原因施設とする食中毒と断定し、下記のとおり行政処分を行った。 

2. 原因施設
  営業所所在地:北松浦郡小値賀町笛吹郷1851-1
  営業所の名称:谷商店
  営業者氏名 :谷 正人
  営業の種類 :飲食店(居酒屋) 

3. 原因食品
  平成30年11月30日(金曜日)に当該飲食店で提供された食事
  提供されたメニュー:チキンバー、白身魚フライ、梅ささみフライ、チーズウインナー、卵焼き、豚しゃぶサラダ、ポテトサラダ、おにぎり、ミートソーススパゲティ等 

4. 病因物質
  ノロウイルス

5. 処分内容
  平成30年12月7日(金曜日)、8日(土曜日)2日間の営業停止(食品衛生法第6条第3号違反)
  なお、当該施設は12月3日(月曜日)から営業を自粛している。

6. 症状
  嘔吐、下痢、発熱、腹痛等

7. 発病年月日及び時刻
  初発:平成30年12月1日(土曜日)午後8時頃
  終発:平成30年12月3日(月曜日)午前4時頃 

8. 摂食者数
  21名

9. 有症者数(平成30年12月7日現在)
   17 名(男性 10名:12歳から17歳、女性 7名:15歳から49歳)
  うち受診者数 10名(男性6名:12歳から17歳、女性4名:16歳から49歳)
  有症者に入院者はなく、全員が回復している。 

参考:県内の食中毒発生状況(平成30年12月7日(金曜日)現在、本件は含まず。)

  平成30年
(1月から)
昨年同期 昨年1年間
(1から12月)
件数 有症者数 死者数 件数 有症者数 死者数 件数 有症者数 死者数
長崎県 13 179 0 13 146 0 13 146 0
内訳 長崎県 4 41 0 6 54 0 6 54 0
長崎市 6 135 0 2 34 0 2 34 0
佐世保市 3 3 0 5 58 0 5 58 0

 

(参考)ノロウイルスについ

1.特徴
・ノロウイルスによる食中毒や感染性胃腸炎は1年を通して発生しているが、特に空気が乾燥する冬場(11月から3月)に流行する傾向がある。
・ノロウイルスは手指や食品を介して経口感染し、人の小腸で増殖する。通常、感染後24から48時間で嘔吐、下痢、腹痛等を起こすが、個人差があり、無症状で経過する者(健康保菌者)もいる。
・ノロウイルスを保菌した二枚貝を原因とする場合もあるが、近年、発生しているノロウイルス食中毒の8割は、飲食店における調理従事者による食品の二次汚染が原因とされている。
・感染した人の便や嘔吐物に接触したり、飛散したウイルスによりヒトからヒトヘ感染することもある。

2.予防のポイント
・下痢や嘔吐などの症状のある人は、食品を直接取り扱う作業をしないこと。
・日頃からトイレの後、調理を行なう前は、石けんを使って入念に手洗いすること。特に石けんで泡を立てて水で流す行為を2度行う「2度洗い」が効果的である。
・手洗い後は、使い捨てペーパータオルを利用すること。
・胃腸炎患者の便や嘔吐物を扱うときは、直接手で触らず手袋・マスクなどを着用して処理すること。
・ノロウイルスの汚染のおそれがある二枚貝などの食品は、中心部まで十分に加熱してから食べること。
 (中心温度85から90℃で90秒間以上が望まれる。)
・使ったまな板、包丁、ふきんなどはよく洗い、熱湯や塩素消毒液で消毒すること。

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