長崎県

食中毒事件の発生について


担当課 生活衛生課
担当者名 橋口、才津
電話番号 直通:095-895-2364
内線:4707
2018年9月14日更新

 平成30年9月11日(火曜日)午前11時40分頃、医療法人社団 八雄会 檀野医院(諫早市長田町2592番地)から、下痢、腹痛、発熱を呈する患者を診察し、便から食中毒菌を検出したとの届出が県央保健所にあり探知した。同保健所が調査を行ったところ、本日、原因施設は諫早市内にある飲食店と断定し、行政処分を行ったのでお知らせします。

1. 概 要
 患者らは、平成30年8月31日(金曜日)午後7時頃から諫早市内の飲食店で会食した計13名のグループで、3名が9月3日(月曜日)午前7時頃から午前8時頃にかけて下痢、腹痛、発熱等を呈し、うち1名が9月4日(火曜日)、同医院を受診した。
 県央保健所による調査の結果、患者に共通する食事はこの飲食店の食事以外にないこと、患者便からカンピロバクター・ジェジュニを検出したこと、症状及び摂食から発症までの時間がカンピロバクター食中毒の特徴と一致すること、医師から食中毒発生の届出があったことから、同保健所は当該飲食店を原因施設とする食中毒と断定し、下記のとおり行政処分を行った。

2. 原因施設
  営業所所在地: 長崎県諫早市栄町4-4
  営業所の名称: 炭火焼鶏 でんすけ
  営業者氏名 : 高木 悠太郎(高は、はしご高)
  営業の種類 : 飲食店(居酒屋)

3. 原因食品
  平成30年8月31日(金曜日)に当該飲食店で提供された食事(鶏生レバー、鶏ハツのあぶり等)
  〔提供されたメニュー〕魚の刺身、皿うどんサラダ、鶏の唐揚げ、チャーハン、大根唐揚げ、ローストポーク、鶏生レバー、鶏ハツのあぶり、飲み物
  ◎鶏レバーの包装には、「生食はお避けください」「完全に熱を通してお召し上がり下さい」の記載あり。

4. 病因物質
  カンピロバクター・ジェジュニ

5. 処分内容
  平成30年9月14日(金曜日)から9月16日(日曜日)まで3日間の営業停止(食品衛生法第6条第3号違反)

6. 症状
  下痢、腹痛、発熱

7. 発病年月日及び時刻
  初発:平成30年9月3日(月曜日)午前7時頃
  終発:平成30年9月3日(月曜日)午前8時頃

8. 摂食者数
   13名

9. 有症者数(平成30年9月14日(金曜日)現在)
   3名(すべて女性:24から25歳) うち病院受診者数:2名
  有症者に入院患者はなく、全員が快方に向かっている。 

参考:県内の食中毒発生状況(平成30年9月14日(金曜日)現在、本件は含まず。)

  平成30年
(1月から)
昨年同期 昨年1年間
(1から12月)
件数 有症者数 死者数 件数 有症者数 死者数 件数 有症者数 死者数
長崎県 10 174 0 12 145 0 13 146 0
内訳 長崎県 3 38 0 6 54 0 6 54 0
長崎市 4 133 0 2 34 0 2 34 0
佐世保市 3 3 0 4 57 0 5 58 0

(参考)カンピロバクターについて
1 菌の特徴
・カンピロバクターは鶏、牛、豚、犬などの動物の腸内に生息している細菌で、生の鶏肉等が感染源となることが多く、菌に汚染された食品による二次感染や、飲料水を通じて感染する水系感染症の事例もあります。
・熱や乾燥に弱く、常温の空気中でも死滅しますが、他の食中毒と比べて少量でも食中毒を起こすことが知られています。
・近年、わが国で発生する食中毒事件で最も多い食中毒となっています。
2 原因食品
・近年、牛や豚の生食が法律で禁止されていることから、鶏肉の生食や加熱不足による食中毒が数多く発生しています。
※  厚生労働省の通知により、食鳥処理業者及び卸売業者には鶏肉に「加熱用」表示等をすること、飲食店営業者には「加熱用」表示があるものを生又は加熱不十分な状態で提供しないよう指導しています。
3 潜伏期間及び症状
・摂食から発症までの潜伏期間は2から7日間で、主な症状は、下痢、腹痛、発熱(39℃前後)、吐き気などがあります。
4 予防対策
・食肉を冷蔵庫に保管するときは、他の食品と区別しましょう。
・食肉は十分加熱し、生食を避けましょう。
・生肉、内臓等を取扱った後の手指、調理器具等は二次汚染の感染源となるため、使用後洗浄・殺菌を行うことが重要です。

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