伊王島は南北ふたつの島からなり、禁教時代には佐賀藩深堀鍋島領下にあり外海から移住した潜伏キリシタンが多く居たと言われている。1865年の信徒発見後に起きた浦上四番崩れが飛び火して1871年に同島の潜伏キリシタンも迫害を受けて佐賀牢に投獄されたが短期間で開放されている。1873年の禁教令解禁後にパリ外国宣教会のブレル神父の指導で北側にある沖ノ島に初代の大明寺教会が1880年に落成されている。外観は瓦葺き農家風であるが内部構造はリブ・ボールド天井とステンドグラスが施されていたとされるが、老朽化により1973年(昭和48年)に現在の教会堂に建て替えられている。
掲載の写真は同教会堂を撮影した作品である。教会堂前で長年に亘って見守ってきたアコウの木の頂きに十字架が立つ姿をイメージして撮影している。
- 撮影日時:令和2年(2020年)9月13日 午後4時半頃
- 撮影場所:長崎市伊王島町
- 撮影者:池田勉
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※撮影者は被写体の人物や所有者に許可を取ったうえで撮影しています。教会堂内の写真撮影は基本的に認められていませんのでご注意ください。
長崎と天草地方のキリスト教関連歴文化遺産群ウェブサイト(おらしょ-こころ旅-)・フォト巡礼
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