【フォト巡礼】「平原のキリシタン墓碑」

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【フォト巡礼】「平原のキリシタン墓碑」

西海市西彼町の平原郷にキリシタン墓碑が保存してある。

キリシタン禁教時代を越えて、I・N・R・I (ユダヤの王・ナザレのキリスト)と刻され、花十字紋のある墓碑が残されていることは希であり、昭和47年に長崎県の文化財に指定されている。

この墓碑は1592年の文六録慶長の役で一軍の将として朝鮮出兵した相川勘解由左衛門の碑と言われ、氏の四代目が形上から移して保存されたもの。

同氏は朝鮮出兵の折に大村喜前との交流が縁で形上に居住し、二代目が大村家の家臣となって平原郷に移住している。

掲載の写真は平原に保存してある相川勘解由左衛門のキリシタン墓碑を撮影した作品である。著者は長年に亘ってキリシタン関連遺産を撮影しているがこれほど綺麗で明確な花十字と文字が刻された墓碑は他に見たことが無い。

  • 撮影日時:平成28年年(2016年)6月5日 午前11時半頃
  • 撮影場所:西海市西彼町平原郷
  • 撮影者:池田勉

※写真の著作権は撮影者にあります。著作権法によって認められる場合を除き、写真を利用することはできません。
※撮影者は被写体の人物や所有者に許可を取ったうえで撮影しています。教会堂内の写真撮影は基本的に認められていませんのでご注意ください。

長崎と天草地方のキリスト教関連歴文化遺産群ウェブサイト(おらしょ-こころ旅-)・フォト巡礼
より(毎週金曜日更新)

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