出津集落から東に向かった三重地区の山奥に垣内集落がある。集落の全員がキリシタンであったと言われ、彼らの墓碑が当時の状態で残っている。1952年の古野清人氏による調査では、22世帯が確認された。禁教期、この集落が属していた佐賀藩・深堀領はキリシタンに対する取締が比較的緩かった。さらに、集落が辺境の監視の目が届きにくかった場所に位置していたために残ったと言われている。
掲載の写真は、その墓碑群を撮影した作品である。長くて厳しい禁教に耐え忍んだ彼らの思いを冷たい冠雪で表現した。
- 撮影場所:長崎市三重町
- 撮影日時:2016年1月25日 午後5時頃
- 撮影者:池田勉
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長崎と天草地方のキリスト教関連歴文化遺産群ウェブサイト(おらしょ-こころ旅-)・フォト巡礼
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