子どもたちと同じ目の高さで向かい合い、ふれあい、語り合う。
そこから教師としての夢は大きく広がっていきます。
つまずいたり、立ち止まったり、迷ったり。
それでも夢に向かって歩き続ける5人の先輩たち。
その生き生きとした姿にふれるとき、あなたの夢が動きはじめます。


阿部 京子さん M崎 大輔さん 笹井 亮佑さん 東 友美さん 宮川 典子さん
前田 裕子さん 納富 真司さん 下釜 信浩さん 池田 麻希さん 釜元 亜矢さん
         
納屋 貴樹さん 椎原 美幸さん 坂口 志穂さん 相川 久雄さん 鶴田 真央さん
         



長崎市立愛宕小学校
教諭 阿部 京子
「子どもは子どもの中で育つ」を胸に
 私があきらめずに採用試験を受け続けた理由は、「子どもたちのそばで、その成長を長く見守っていたい。」と強く思ったからです。きっかけは、臨採の時に初めて担任をした2年生との出会いでした。子どもたちと夢中で過ごした1年間はあっという間に過ぎ、別れの季節になりました。分かっていたことですが、その別れは想像よりもさびしく、つらいものでした。
 本採用1年目に担任したのも2年生でした。指導教員をはじめ先生方の懇切ていねいな指導は、今でも私の財産となっています。担任を離れても、同じ学校にいると一緒に遊んだり会話を楽しんだりする喜びを経験できました。また、子どもたちだけでなく気軽に声をかけてくださる保護者や地域の方々も増え、教員としての喜びと責任の重さを感じる日々を過ごしています。
 いまだに力不足の私ですが、子どもと担任のつながりだけでなく、「子どもは子どもの中で育つ」を胸に、子ども同士の繋がりを強く結び付けることのできる学級経営を目指して、今後も研鑽を重ねたいと思います。
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長崎市立日吉中学校
教諭 M崎 大輔
「目標であった教師」
 「体育の先生になりたい。」そう思ったのは、小学5年生の頃。当時の担任の先生をはじめ、中学校や高校時代の恩師から運動の楽しみ方を学びました。素晴らしい先生方との出会いが、より一層、将来への目標を確かなものとし、私の背中を後押ししました。
 あれから月日は流れ、念願の体育教師になって5年目、まだまだ毎日が新鮮で学ぶことばかりです。運動を楽しむ子どもたちの姿、子どもたちの変化や成長、すべてが私のやりがいであり、教師としての原動力となっています。
 教師としての楽しみは、子どもにかかわることだけではありません。同僚の先生方と教育について熱く語るも良し、保護者や地域の方と協力して何かをやり遂げるも良し、自分次第で充実した毎日となります。何事もまずは自分が楽しみながら取り組むこと、これが、将来の目標であった理想の教師像だと思います。
 なりたい職業に就くことができた喜びをこの先も忘れることなく持ち続け、自分が教わったように、多くの子どもたちに運動の楽しさを伝えることが今の目標です。
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県立五島高等学校
教諭 笹井 亮佑
「修行5年目」
 高等学校の教師となり5年目になりました。初めての授業は今でも鮮明に覚えていますし、生徒達から受けた合格報告や担任として臨んだ卒業式は、感動的でした。卒業生を呼名する時のことです。充実感や達成感、感謝や喜び…ありったけの思いがこもった大きな返事と生徒達の凛とした姿に、微力ながらも生徒達の人生に関わることができたという喜びと、進路や学校生活について共に悩み努力した日々が思い起こされ、一人ひとりの名前を読み上げながら、改めて教師という仕事の責務の重さを実感し、体が震えました。
 また、私自身、これまでたくさんの恩師に出会いました。その出会いがあったからこそ今の自分があると思っています。教員になってからはさらに多くの尊敬する先輩方に出会いました。教科指導、生徒指導、部活動の指導、あらゆる場面で毎日が勉強することばかりです。そんな先生方と共に生徒と向き合える毎日はとても充実しています。 
 今年は初めて1年生の担任になりました。学級のスローガンは「修行」です。実は自分自身のテーマでもあります。目標とする恩師や先輩方に少しでも近づけるよう、未来の担い手である生徒達と一緒に今日も学校で修行に励みます。
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県立鶴南特別支援学校
教諭 東 友美
「毎日が勉強」
 特別支援学校の教師になり、今年で4年目になります。しかし、まだまだ分からないことがいっぱいです。私の仕事は、子ども一人ひとりの障害の状況や特性に応じて適切な教育を提供することです。私も子どもの特性や良さに配慮した指導を心がけるよう努めています。
 生徒の中には、社交的で文字の読み書きができ、スポーツをすることが得意であっても、学習に対する自信がないときには、自分や周りの人を傷つけることがある生徒もおり、予想しないことがよく起こります。学習に落ち着いて参加できるよう私も色々と手だてを考え授業に臨みますが、昨日成功した手だても今日は通用しないことが日常茶飯事です。その度に「どうしてだろう」「なぜだろう」と考え、毎日が勉強の連続です。
 このように、生徒とのやりとりは時には私を深く落ち込ませ、時には私を心から喜ばせてくれます。子どもたちの反応に学びながら、成功も失敗もたくさん積み重ねて、自分自身の指導力を高めていきたいと思います。
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平戸市立堤小学校
養護教諭 宮川 典子
「毎日にこにこ」
 朝一番には「先生、あのね。」、昼休みには「遊べますか?」、放課後には元気よく「さようなら!」私が歩いていると、にこにこ笑顔で駆け寄ってくる子どもたち。現勤校は児童数23名。多くの活動が全校一緒であるため、一人一人に目が行き届き、成長の様子を学校全体で共有できます。
 全員の前で話す保健指導や生活指導など、初めはすべてが不安でした。しかし、得意な絵や工作、好きな読書やスポーツを職務に生かし、子どもたちの笑顔に支えられ、やりがいを感じながらにこにこと毎日を過ごしています。困った時には先輩の先生方が相談にのってくださるので、心強い環境の中で働いています。
 採用前との一番の違いは、次年度を見通した系統的な取組が考えられることや、数年間継続して子どもたちの成長が見られることです。中学生になった卒業生に会えることも、以前にはない大きな喜びです。
 生まれ育った地元で働くことができるこの仕事。毎日、子どもたちの笑顔がはじけるように、これからも長崎県の子どもに寄り添っていこうと思います。
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雲仙市立千々石第一小学校
教諭 前田 裕子
学校は「元気の素」
 教師になって5年目を迎えることになりました。まだまだ半人前ですが、子どもたちや同僚の先生、保護者の方々に支えられ充実した日々を過ごしています。ある日のことです。突然、学級の子どもが登校できなくなりました。保護者の方からの連絡では、食事も口にできないほどひどく落ち込み、登校できず家で泣いているとのことでした。保護者の方や同僚そして上司にも相談し、家庭訪問を行いました。学級でのいろいろな出来事を話して聞かせると、にこにこしながら聞いていました。無理な刺激はさけて、家庭と連携を続けていたら、やがて登校できるようになり、元の明るい笑顔が戻ってきました。
 子どもたちの姿は、私に「元気」と「勇気」と「やる気」をくれます。教師として悩んだり考え込んだりすることはありますが、そんな時でもすぐ笑顔になれる場所が学校です。私にとって子どもたちと学校は「元気の素」になっています。子どもたちのために、これからも元気に頑張り続ける教師でありたいと思っています。
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諫早市立北諫早中学校
教諭 納富 真司
生徒の言葉に励まされて
 私は7年前、教職への夢を捨てきれず、民間企業を退職し、臨時採用に応募しました。その後、さまざまな学校で勤務させていただきました。今夢がかない、あこがれの教職の道を歩くことができているのは、臨時採用の頃にたくさんの生徒・家庭・地域・先生方に支え励ましていただいたお陰です。その頃の出来事で今でも忘れられないことがあります。それは、ある生徒が突然「ぼくは先生のような理科の先生になる!」と目を輝かせて言ってきたことです。臨時採用1年目で、毎日の準備に追われ、しっかりした授業ができた覚えもなく、「なぜ?」という思いになりました。それと同時に、教師は生徒に夢や希望を与えることができる素晴らしい職業だと実感し、少しでも早く採用試験に合格したいという気持ちになりました。今年、本採用から3度目の春を迎えました。3月に卒業生の担任として生徒を送り出し、達成感と寂しさが入り交じった心境でしたが、4月に1年生の担任となり、新たな出会いに感謝し毎日の学校生活を生徒とともに過ごしています。
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県立佐世保南高等学校
教諭 下釜 信浩
教員はやりがいのある職業
 小さいころから運動をすることが大好きでした。その運動を通して体を動かすことの楽しさや、目標を達成した時の充実感などを実感させることができる体育教員になれたことを、今本当に幸せに感じています。生徒は無限の可能性を秘めており、その能力を引き出すためにも生徒にかかわる教員の影響力は大きいものです。生徒と深く関われば関わるほど、その信頼関係はより強いものとなっていきます。
 正式採用され、今年で4年目を迎えます。生徒と接していく中で、毎日新たな発見があり、日々精進の毎日です。悩むことや壁にぶち当たることもあります。努力が全く報われないこともあります。しかし、生徒たちの成長した姿や、何かに気づいた時の目の輝きに触れた時には、言いようのない喜びが込み上げてきます。だからこそやりがいがある職業ではないでしょうか。
 「教員はやりがいのある職業」だと胸を張って言えるように、今後も努力を続けていきたいと思います。
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県立島原特別支援学校
教諭 池田 麻希
子どもたちの可能性を引き出すために
 特別支援学校の教師となって5年が経ちましたが、子どもたちの持つ無限の可能性には、驚かされる毎日です。
 教師としての経験が浅く、うまく指導ができなかった時には、「本当にこれでよかったのだろうか。」と悩むことも多くありました。その反面、「これができるようになるためにはどのような目標や手立てで指導し、評価すればよいのか。」としっかりと考えることができた時には、子どもたちもそれに応えるかのように成長してくれます。一人で歩くことができるようになった子、おしゃべりが上手になった子、ひらがなが読めるようになった子など、たくさんの素晴らしい力をもった子どもたちと出会いました。教師になって、本当によかったと思います。
 教師の仕事は、学び続ける姿勢が大切だと思います。「自己の崇高な使命」、「研究と修養」これらの言葉を常に胸に抱いて、子どもたちと成長していきたいと思います。
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県立五島高等学校
養護教諭 釜元 亜矢
生徒とともに
 大学を卒業後、看護師の道を選びました。命に向き合う現場は私に「命の大切さ」と「自分自身の健康を守ることの重要性」を再認識させてくれました。同時に、若者の生涯にわたる健康の基盤づくりに関わるために、養護教諭の道をもう一度目指そうという気持ちを強く持ちました。働きながら勉強し、採用試験を受け続け、4度目の挑戦で念願の養護教諭に採用され、今年で6年目になります。
 日々の業務をこなすことで精いっぱいの日や、生徒への対応の仕方について「あれでよかったのかな」と悩むことも多くあります。しかし、生徒の笑顔に接し「元気になったよ。ありがとう!」という声を聞くと、「よし、明日も頑張ろう!」という気持ちになります。思い描いている養護教諭像には程遠く、まだまだ未熟な私ですが、生徒たちが生涯健康で自分らしく生きていく力を身につける手助けができるよう、今は生徒の悩みに寄り添い、自らも成長していきたいと思っています。
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現 平戸市立野子小学校
教諭 納屋 貴樹
ずっと一緒に!!
 今年度採用4年目を迎え、初めての異動を経験した。初任校での経験と実力が試される2校目だ。大規模校から全校17名「みんな仲良し大家族」の小学校で6名の素直な6年生担任となった。「おはよう」のタッチから「さようなら、また明日」の下校まで子どもたちとお互いに一生懸命に過ごし、笑顔の中でとても充実した日々を送っている。
 今でこそ充実感の中で教員生活を送っているが、正式採用されるまでの7年間は「教員採用試験」が頭のどこかに引っかかり、苦しい時期もあった。しかし、「小学校教師になりたい。」という熱い想いは絶対に揺るがなかった。なぜなら、『子ども大好き。学校大好き。先生大好き。』だったからだ。教師を志したのは、恩師の「先生が向いているよ。」という言葉がきっかけだった。
 その日から子どもたちの輝く瞳に応えたいという思いは年を追うごとに強くなっている。今後も子どもたちと支えてくださる全ての方々への感謝の気持ちを大切にし、「初心忘るべからず」の教師生活を送っていきたい。
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現 県立佐世保特別支援学校
教諭 椎原 美幸
教職でしか得られないものがある!
 民間企業で働いた後、念願の教職に就き6年目の春を迎え、教職でしか経験できない感動をかみしめています。今、私の部屋は、子ども達からの、まさにプライスレスな宝物で詰まっています。最初は教室に入れなかった女の子が水彩で描いてくれた似顔絵、言葉は上手く出ないけど折り紙でコミュニケーションをとる男の子がつくってくれた七色の龍、そして卒業式の夜に、学級の子どもたちと保護者全員が企画してくれたサプライズパーティーの写真・・。大変だったことも多いですが(生徒指導で、子ども達の為にと力を入れすぎ、女子が誰も口をきいてくれなかったこと、学級が上手くまとめられず帰宅途中、車の中で泣いたこと、家庭訪問に行っても子どもに会えない夜も多々あったこと。)、しかし、教職で学んだことは「最後には思いは必ず届く」ということです。そして先輩の先生方が必ず力になってくださいます。「大人しい子ほど、学級の戦力に。要求の多い保護者ほど、最大の味方に。」助けを待っている子ども達保護者のためにもどうか試験を突破してください!
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現 県立島原商業高等学校
教諭 坂口 志穂
小さな驚きを大切に
 「ウニってすごいね、これ見て生物好きになった!!」授業の終了間際、ある生徒が私に話しかけてきました。ウニの発生に関する顕微鏡観察実験を行っていたときのことです。ウニの胚は非常に小さく、顕微鏡で観察しなければ、ただの粒にしか見えません。その小さな粒の中に命の不思議を見つけたときの喜びと、生命の神秘システムを感じた驚きがその言葉には詰まっていました。その一言を聞いて、私は非常に嬉しくなりました。
 素直な驚きや喜びは、次の何かを知りたいという意欲につながっていきます。高校生活には、教科の学習だけではなく部活動、教師や友人とのふれあいを通じて、さまざまなことを学び取る機会が多く存在しています。私は教師として、探究心を持ち自ら学ぶことの楽しさを生徒に伝え、その喜びを知るきっかけを作っていきたいと考えています。また奇跡のようなシステムから生まれ育まれてきた命の尊さを考える機会を大切にしたいと考えています。私も生徒が与えてくれる小さな驚きを喜びに変えて努力していきたいです。
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鶴南特別支援学校
教諭 相川 久雄
喜びを共有できる教師という仕事
 特別支援学校の教員となって今年で6年目になりました。6年前に初めて教師として生徒の前で自己紹介をした時、念願の教職に就いたうれしさと、生徒に指導できるのかという不安が入り交じった気持ちだったことが思い出されます。
 初任者の時に指導していた生徒は、車いすから何かにつかまると、なんとか立ち上がることができた生徒でした。生徒本人や保護者と話し合って「トイレを一人でできるようになろう」と目標を決め、その目標を達成するために必要なことは何かを考えながら、指導をしていました。今思い返してみれば、生徒が気長に私の指導によくつきあってくれたのだと思います。
 そうして、1年も終わりごろになった3月のある日、その生徒が、車いすからトイレの手すりを持って立ち上がり、腰をひねって便座に座ることができました。初めてそれができた時、自分でも意外だったのか、「先生、僕できたよね?」と私に聞いた生徒の言葉を忘れることができません。
 「できなかったことができるようになる」喜びを生徒と共有できる教師という仕事に就いて本当によかったと思えた出来事でした。
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旧 長崎市立西北小学校
養護教諭 鶴田 真央
子どもとともに・・・
 養護教諭として採用され、今年で4年目を迎えました。この3年間を振り返ってみて、「本当にあっという間だったなぁ。」というのが率直な感想です。
 子どもへの対応について「これでよかったのだろうか。」と悩むこともありますが、周りの先生方のアドバイスや協力に支えられ、今日まで何とか乗り越えることができました。
 そして何といっても、子どもたちとの日々の関わりが私のエネルギー源になっています。手当てをしたあと、ニコニコとスキップをしながら教室へ戻って行く子、保健室をのぞき込んで、手を振りながら通り過ぎていく子、いろんな子どもたちのいろいろな表情を見ていると自然と元気になってきます。
 養護教諭という仕事は、やればやるほど奥が深くて、新しい発見の毎日です。これからも子どもたちのために自分は今、何ができるかということを常に考えながら、子どもとともに成長していけるような教師でありたいと思います。
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