子どもたちと同じ目の高さで向かい合い、ふれあい、語り合う。
そこから教師としての夢は大きく広がっていきます。
つまずいたり、立ち止まったり、迷ったり。
それでも夢に向かって歩き続ける5人の先輩たち。
その生き生きとした姿にふれるとき、あなたの夢が動きはじめます。


納屋 貴樹さん 椎原 美幸さん 坂口 志穂さん 相川 久雄さん 鶴田 真央さん
         
吉田 健介さん 山村 容子さん 権藤 好信さん 古香 亮一さん 朝長 久美子さん
         
石丸 優美子さん 高橋 利昌さん 上野 博さん 澤本 佳江さん 宮崎 信子さん



平戸市立大川原小学校
教諭 納屋 貴樹
ずっと一緒に!!
 今年度採用4年目を迎え、初めての異動を経験した。初任校での経験と実力が試される2校目だ。大規模校から全校17名「みんな仲良し大家族」の小学校で6名の素直な6年生担任となった。「おはよう」のタッチから「さようなら、また明日」の下校まで子どもたちとお互いに一生懸命に過ごし、笑顔の中でとても充実した日々を送っている。
 今でこそ充実感の中で教員生活を送っているが、正式採用されるまでの7年間は「教員採用試験」が頭のどこかに引っかかり、苦しい時期もあった。しかし、「小学校教師になりたい。」という熱い想いは絶対に揺るがなかった。なぜなら、『子ども大好き。学校大好き。先生大好き。』だったからだ。教師を志したのは、恩師の「先生が向いているよ。」という言葉がきっかけだった。
 その日から子どもたちの輝く瞳に応えたいという思いは年を追うごとに強くなっている。今後も子どもたちと支えてくださる全ての方々への感謝の気持ちを大切にし、「初心忘るべからず」の教師生活を送っていきたい。
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佐世保市立日宇中学校
教諭 椎原 美幸
教職でしか得られないものがある!
 民間企業で働いた後、念願の教職に就き6年目の春を迎え、教職でしか経験できない感動をかみしめています。今、私の部屋は、子ども達からの、まさにプライスレスな宝物で詰まっています。最初は教室に入れなかった女の子が水彩で描いてくれた似顔絵、言葉は上手く出ないけど折り紙でコミュニケーションをとる男の子がつくってくれた七色の龍、そして卒業式の夜に、学級の子どもたちと保護者全員が企画してくれたサプライズパーティーの写真・・。大変だったことも多いですが(生徒指導で、子ども達の為にと力を入れすぎ、女子が誰も口をきいてくれなかったこと、学級が上手くまとめられず帰宅途中、車の中で泣いたこと、家庭訪問に行っても子どもに会えない夜も多々あったこと。)、しかし、教職で学んだことは「最後には思いは必ず届く」ということです。そして先輩の先生方が必ず力になってくださいます。「大人しい子ほど、学級の戦力に。要求の多い保護者ほど、最大の味方に。」助けを待っている子ども達保護者のためにもどうか試験を突破してください!
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長崎県立壱岐高等学校
教諭 坂口 志穂
小さな驚きを大切に
 「ウニってすごいね、これ見て生物好きになった!!」授業の終了間際、ある生徒が私に話しかけてきました。ウニの発生に関する顕微鏡観察実験を行っていたときのことです。ウニの胚は非常に小さく、顕微鏡で観察しなければ、ただの粒にしか見えません。その小さな粒の中に命の不思議を見つけたときの喜びと、生命の神秘システムを感じた驚きがその言葉には詰まっていました。その一言を聞いて、私は非常に嬉しくなりました。
 素直な驚きや喜びは、次の何かを知りたいという意欲につながっていきます。高校生活には、教科の学習だけではなく部活動、教師や友人とのふれあいを通じて、さまざまなことを学び取る機会が多く存在しています。私は教師として、探究心を持ち自ら学ぶことの楽しさを生徒に伝え、その喜びを知るきっかけを作っていきたいと考えています。また奇跡のようなシステムから生まれ育まれてきた命の尊さを考える機会を大切にしたいと考えています。私も生徒が与えてくれる小さな驚きを喜びに変えて努力していきたいです。
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鶴南養護学校
教諭 相川 久雄
喜びを共有できる教師という仕事
 特別支援学校の教員となって今年で6年目になりました。6年前に初めて教師として生徒の前で自己紹介をした時、念願の教職に就いたうれしさと、生徒に指導できるのかという不安が入り交じった気持ちだったことが思い出されます。
 初任者の時に指導していた生徒は、車いすから何かにつかまると、なんとか立ち上がることができた生徒でした。生徒本人や保護者と話し合って「トイレを一人でできるようになろう」と目標を決め、その目標を達成するために必要なことは何かを考えながら、指導をしていました。今思い返してみれば、生徒が気長に私の指導によくつきあってくれたのだと思います。
 そうして、1年も終わりごろになった3月のある日、その生徒が、車いすからトイレの手すりを持って立ち上がり、腰をひねって便座に座ることができました。初めてそれができた時、自分でも意外だったのか、「先生、僕できたよね?」と私に聞いた生徒の言葉を忘れることができません。
 「できなかったことができるようになる」喜びを生徒と共有できる教師という仕事に就いて本当によかったと思えた出来事でした。
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長崎市立西北小学校
養護教諭 鶴田 真央
子どもとともに・・・
 養護教諭として採用され、今年で4年目を迎えました。この3年間を振り返ってみて、「本当にあっという間だったなぁ。」というのが率直な感想です。
 子どもへの対応について「これでよかったのだろうか。」と悩むこともありますが、周りの先生方のアドバイスや協力に支えられ、今日まで何とか乗り越えることができました。
 そして何といっても、子どもたちとの日々の関わりが私のエネルギー源になっています。手当てをしたあと、ニコニコとスキップをしながら教室へ戻って行く子、保健室をのぞき込んで、手を振りながら通り過ぎていく子、いろんな子どもたちのいろいろな表情を見ていると自然と元気になってきます。
 養護教諭という仕事は、やればやるほど奥が深くて、新しい発見の毎日です。これからも子どもたちのために自分は今、何ができるかということを常に考えながら、子どもとともに成長していけるような教師でありたいと思います。
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西海市立西彼北小学校
教諭 吉田 健介
 教師になって初日、初めて担任をする子ども達を前に、緊張でプリントも満足に配れず、話したこともあまり覚えていません。しかし、一つだけ覚えていることがあります。それは、子どもたちの目です。「この先生はどんな先生だろう?」「何をするんだろう?」という気持ちをキラキラとした目で28人全員が私に伝えてきました。心の底から教師になったことを実感し、体の芯から震えたことを覚えています。
 教師になって5年目を迎えましたが、子どもとの関わりこそが教師を大きくすると感じています。長縄で新記録が出たときには抱き合って喜びました。リレーで子どもがバトンを落としたときは悔しくて涙が出ました。クラスのために一生懸命練習してきたピアノを聴き、感動して涙が出ました。子どもとともに一喜一憂し、感動を共有しあうことで、私自身も教師として成長することができたと思っています。
「今日はどんなことがあるんだろう?」
少しワクワクしながら毎日、校門をくぐっています。
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壱岐市立田河中学校
教諭 山村 容子
 今年度、私は1年生を担任しています。子どもたちからの質問攻めの毎日ですが、彼らの豊かな感性、希望にあふれた笑顔に触れるたびに、教職に就けたことの幸せを実感します。
 正式採用されるまで、臨時任用の期間や教職以外の仕事に携わった期間が長くありました。それでも教職への夢をあきらめなかったのは、多くの出会いが私を後押ししてくれたからです。講師時代に出会った子どもたちや先生方からは教職のすばらしさを、他職種で出会った方々からは勤労の尊さを学びました。それが活力となり、教職への夢はゆるぎないものになった結果、今の自分があるのだと思います。だから、その数年間と正式採用された時の感動を忘れることはありません。
 どんなにきつくても、子どもたちの笑顔を思い浮かべると、自然に元気が沸いてきます。自身の実践には反省を繰り返すばかりですが、子どもたちとの日々は発見と感動に溢れています。彼らの心や姿、他の先生方の実践に学びながら、充実した日々を送っています。
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現 県立上対馬高等学校
教諭 権藤 好信
 期限付きとして本校に採用されてから、今年で6年目を迎えることになりました。最初は授業もままならなかったのですが、多くの先生方に御指導・御助言をいただき、何とか乗り切ることができたことに深く感謝しています。
教員になって一番感じたことは、授業内容の充実がいかに大切であるかということです。生徒の進路実現のためには、知識の定着や内容理解もさることながら、その教科への興味・関心の高さが重要であることを痛切に感じました。生徒に実験をさせたり、身近な自然科学の現象や原理を例を出しながら、わかりやすく、面白い例え話にしたりするなど、試行錯誤をしています。そのかいあってか、初めて授業をした6年前と比べて、授業中の生徒の集中力が切れないようになってきたと実感できるようになりました。ほんの少しですが、自分の理想とする授業に近づけたのではないかと思います。
私の専門である化学を一人でも多くの生徒が将来の仕事として選んでくれるような教員を目指して、今後も努力していきたいと思います。
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県立諫早東養護学校
教諭 古香 亮一
 養護学校の教師として5年目を迎え、多くの生徒との出会いがありました。その一つを紹介します。初任校で出会った生徒です。自分の気持ちを言葉で相手に伝えることが困難で、見通しがもてなかったり、理解できないことなどがあったりすると自分の感情をストレートに私にぶつけてきました。今考えると、これは生徒の心の叫びだったのかもしれません。最初はその気持ちを理解してあげることができず、何に困っているのか、どうして欲しいのかを探る毎日でした。その気持ちを理解するために、ひとつひとつの言動を観察し、その意味を考えました。そして、その言動には必ず意味があることに気付きました。実は、生徒は自分なりに私に何かを訴えていたのです。その訴えが分かるようになった時、言葉では言い表せない生徒との「つながり」を感じました。もちろん全てが分かるわけではありませんが、生徒が少しずつ笑顔で学校生活を送れるようになっていく姿を見て、教師としてのやり甲斐を感じました。この生徒の笑顔は、いつまでも心に残る宝ものです。
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県立奈留高等学校
養護教諭 朝長 久美子
 「先生、僕のこと覚えていますか?」これは、4年前、念願の養護教諭となって第一歩を踏み出した高校での、一人の生徒の言葉でした。この生徒は、臨時的任用として最初に勤めた小学校の6年生でした。半年ほどの短い関わりでしたが,私のことを覚えていてくれたこと、今度はたくましく成長した高校生として関わることができることに、大きな喜びを感じ、諦めずに挑戦し続けてよかったと、心から思えた出来事でした。
養護教諭としてスタートしてから4年、生徒への対応の仕方など、自分の未熟さに悩むことがたくさんあります。しかし、生徒の明るい笑顔や、「ありがとう、先生」の一言に、「よし!また子どもたちのために、精一杯頑張ろう!」という気持ちになります。同時に、周りの先生方の助言や協力など、本当に多くの人に励まされ、支えられていることを実感し、感謝の気持ちで過ごす毎日です。この気持ちを忘れずに、生徒にとって「母親」のような存在の養護教諭を目指し、一歩一歩前に進んでいきたいと思います。
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現 佐世保市立日宇小学校
教諭 石丸 優美子
 教職5年目の秋、私は6年生担任として、子どもたちと運動会の練習に励んでいました。6年生に任せられた役割はとても多く、団旗を作ったり応援合戦を考えたりして、昼休みもほとんどないほどです。それでも子どもたちは一生懸命に取り組み、小学校最後の運動会を素晴らしいものにしようと頑張っていました。結果は3クラス中3位で最下位。それでも子どもたちは、閉会式で堂々と手を振って、本当にすがすがしい表情で行進をしていたのです。その姿を見た時に、思わず涙がこぼれそうになりました。一つのことを一生懸命やり遂げることの大切さを子どもたちから教えてもらった気がします。
 教員という仕事は、子どもたちからたくさんの感動をもらいます。この5年間で出会った子どもたちと過ごした日々は、私の宝物となっています。「褒めるとは共に喜ぶこと、叱るとは共に悲しむこと」初任の1年目からずっと心の中に持ち続けている言葉です。これからも、子どもたちとたくさんの感動を分かち合っていきたいと思っています。
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大村市立西大村中学校
教諭 高橋 利昌
 小学3年時の担任との出会いをきっかけに目指し始めた教師という仕事。あっという間の5年という月日。最初は右も左もわからず、戸惑うこともたびたび。悩む自分の姿を見て、放課後実施された先輩の先生方の模擬授業。生徒への深い愛情や教師としての真摯な姿勢を肌で感じ、胸が熱くなったことを覚えています。
 自分に元気を与えてくれたのは何と言っても生徒の存在。泣きながら友人関係の悩みを相談に来た生徒、共に汗を流し優勝の喜びを分かち合った部活動の生徒もいました。やり場のない思いを正面からぶつけてくる生徒との体当たりの生徒指導では、自分の全存在をかけて立ち向かいました。そして、生徒を丸ごと受けとめることの大切さを学びました。卒業式では、お互いに感動の涙を流したものです。多くの生徒と出会い、一緒に活動することで自分自身も成長できたように感じます。
 これからも多くの人々との出会いを大切にしつつ、生徒と一緒に成長することができる教師でありたいと思います。
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現 県立口加高等学校
教諭 上野 博
 教員の魅力は何かと問われれば、私は間違いなく「学校を元気にすることができるところ」と答えます。教員が元気なら生徒が元気になり、生徒が元気になれば地域が元気になります。地域が元気になれば、長崎が元気になるでしょう。こんな素敵な連鎖を、本気で考えています。
 私は、人の心を揺るがす人間になりたくて、教職という世界に飛び込みました。それは、「人間らしく」生きることの大切さを教えてくださったたくさんの恩師がいたからです。熱い指導を待っている生徒たちがいるからです。
 生徒の力は無限で、才能に溢れています。そんな生徒たちに、「自分探し」のきっかけを与えられるこの職業は、まさに天職だと思っています。
 上五島に来て4年目。当初の不安をよそに、今では離島のハンディなど全く感じていません。勉強も部活も、「島だから」できることばかりです。
 熱き結果は、熱き指導に応えて返ってきます。長崎をもっともっと元気にするために、これからも、私にできる事を熱く熱く続けていきます!
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県立鶴南養護学校
教諭 澤本 佳江
 期待と不安を胸に教師生活をスタートしたのは、6年前のことでした。全てが新鮮で、生徒の行動や言葉に右往左往した毎日を送り、無我夢中で生徒と向き合う日々でした。また、今日の接し方は正しかったのか、指導法は他にないのかと、諸先生方にご指導を受けながら、悩み続ける日々でもありました。生徒から教わることは多く、そして迎えた初任2年目の最後の日。ある自閉症の生徒のお母さんが、「先生に出会えてよかった。娘は幸せでした。」と言ってくれたのです。涙が止まりませんでした。その時、生徒のために保護者のために一心不乱に取り組もうと心を新たにしました。この気持ちは、6年たった今でも私の心の支えであり、日々の教育活動の原動力となっています。
 今でも、6年間の経験だけでは答えが出ず、指導法を悩む毎日です。しかし、情熱と向上心だけは忘れずに取り組んでいきたい! そして何より、生徒の笑顔や成長を支えながら、ドキドキするような明日を生徒とともに創りたい! と思っています。
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長崎市立晴海台小学校
養護教諭 宮崎 信子
 ある日、女の子が保健室に急いで自分の手のひらを見せにきました。もしや怪我では?…しかし、よく見るとそこには今にも溶けそうな雪1粒があり、それを指して「はい、先生に冬をおすそわけ」と笑顔で話してくれました。そんなすてきな子どもたちとの出会いは、私の心をいつも癒してくれます。
 一方、体の不調の背景に、心に悩みを抱える子どもたちが保健室に来室し、時には対応が思うようにいかず悩むこともあります。しかし、同僚の先生方のアドバイスや協力のおかげで、子どもたちに笑顔が戻った時には、自分の未熟さを感じながらも、養護教諭を続けることへの熱意がますます強まります。
 まっすぐな瞳をもつ子どもたち、いつも支えとなってくれる同僚の先生方との出会いは、今までもそしてこれからも私の財産です。この財産を大切にし、子どもたちの健康を守るために何が必要か常に考え、理想の養護教諭を目指して自分を磨き続けたいと思います。
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