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知事のページ - 長崎県知事 大石賢吾

令和5年11月20日 記者会見

 ●会見内容●

1.キンギョソウについて
2.中国福建省への訪問について(1)
3.こどもまんなかサポーター共同宣言及び長崎ひまわりプロジェクト5周年記念フォーラムの開催について
3.年末年始の犯罪被害防止について
4.九州新幹線西九州ルートについて(1)
5.国際賢人会議の長崎開催について
6.九州新幹線西九州ルートについて(2)
7.長崎駅周辺の整備について
8.個人情報利用停止請求にかかる報道について
9.ライドシェアの導入について
10.九州新幹線西九州ルートについて(3)
11.大村市長選挙について
12.九州新幹線西九州ルートについて(4)
13.石木ダム建設事業について
14.長崎駅周辺の整備及び企業誘致の現状等について
15.中国福建省への訪問について(2)
16.九州新幹線西九州ルートについて(5)
17.教育長の人事について

○広報課長 それでは、定刻になりましたので、知事の定例記者会見を始めさせていただきます。

1.キンギョソウについて

○知事 よろしくお願いします。
 まず冒頭に、コサージュのお花の紹介をさせていただきます。
 今日のお花はキンギョソウです。長崎市の生産者の方からいただきまして、キンギョソウは皆さんもご存じだと思うんですけれども、形が金魚に似ているということで、本当にかわいらしい、いろいろな色があって、私も好きな花なんですけれども、長崎県では、長崎市、佐世保市、諫早市、雲仙市、島原市といったところで幅広く生産されているということでした。
 長崎県のキンギョソウは、ボリューム感が大きいのが特徴ということで、今も非常に甘い香りがしておりまして、値段もお手頃というところで、皆さんも親しみやすい、私も非常に親しみやすいお花で、好きな花ですので、買わせていただいています。ちょうど秋の頃から出荷が始まって春ぐらいまで楽しめますので、ぜひ県民の皆様もお手に取っていただければと思います。花言葉が「清純な心」だそうで、本当に素敵なお花で、皆さんも楽しんでいただければと思います。
冒頭、私のほうから3件お話をさせていただきます。2つは知事部局から、もう一つは県警から預かっているお話がありますので、よろしくお願いします。

2.中国福建省への訪問について(1)

○知事 まず1つ目ですが、中国福建省への訪問についてお知らせをさせていただきます。
 来る11月23日から26日までの間、徳永県会議長とともに中国の福建省を訪問させていただきます。
 今回の訪問では、福建省人民対外友好協会と福州市のお招きによって、中日の黄檗文化交流大会に参加をさせていただきます。それに加えまして福建省庁など要人とも会見をさせていただく予定となっております。
 中国訪問ですけれども、私、知事に就任をして初めてとなります。現在、水産物の輸入など国家間での課題もございますけれども、本年は日中平和友好条約締結の45周年記念といった節目の年でもございます。この機をしっかりと捉えまして、長年にわたり築いてきた長崎県と福建省との友好と信頼の絆を大切にしながら、さらなる交流拡大に努めていきたいと思っております。

3.こどもまんなかサポーター共同宣言及び長崎ひまわりプロジェクト5周年記念フォーラムの開催について

○知事 2つ目ですが、こどもまんなか応援サポーターの共同宣言と、ながさきひまわりプロジェクトの5周年記念フォーラムについてお知らせをさせていただきたいと思います。
 現在、こども家庭庁のほうでは、こどもまんなか応援サポーターを募集されております。10月末現在で23の道府県でサポーター宣言がされております。長崎県では、子どもに関する支援として22年間にわたって県民総ぐるみで子どもと子育てを応援する県民運動、ココロねっこ運動に取り組んできております。私としましても、これをより一層進めながら、こどもまんなか社会づくりに取り組みたいと、かねてより考えていたところです。
 長崎には、このココロねっこ運動に女性の立場から参画をされている「子どもを守る長崎ひまわりプロジェクト」という団体がございます。このひまわりプロジェクトの団体ですけれども、県内23の女性団体、約12万人の会員の方がいらっしゃいます。この皆様の力を結集して多様な主体を巻き込みながら、子どもを守り育てている全国でも例を見ない団体でございます。この団体ですけれども、来る12月2日に、発足5周年記念のフォーラムが開催されると伺っております。
 そこで、今回、このフォーラムの場において、このひまわりプロジェクトとココロねっこ運動を推進しております長崎県青少年育成県民会議と長崎県、この3者で「こどもまんなか応援サポーター共同宣言」を行う運びとなりました。あらかじめご承知おきいただきたく、お知らせをさせていただきます。
 この宣言の詳しい内容につきましては、当日、会場での発表となりますけれども、多くの関係者と一緒になって子どもと子育てを応援していく宣言になればなと期待をしてございますので、皆様方からもご賛同を得られればと思います。よろしくお願いします。

3.年末年始の犯罪被害防止について

○知事 最後に3つ目なりますけれども、長崎県警察本部より周知の情報をいただいておりますので、代読をさせていただきます。
 年末年始においては、多額の現金を扱う機会が増えるなど、犯罪被害に遭うリスクも高まります。そこで、県民の皆様が犯罪被害に遭わないために、次の3点に心がけていただきますようにお願いを申し上げます。
 1つ目は、盗難被害防止のための鍵かけでございます。今年発生した盗難事件のうち、住宅への侵入被害の約66%、自転車被害の約84%が鍵をかけていない状態であったということです。外出時や自転車を駐輪するときは、玄関や窓、自転車にも必ず鍵をかけて盗難被害に遭わないようにお願いをいたします。
 2つ目は、いわゆる置き配による被害防止でございます。ネットショッピングなどで、いわゆる置き配を利用される方々も多いと思いますけれども、この置き配で配達された荷物を盗まれるという被害も多く発生しているそうです。置き配を利用されるときは鍵のかかる宅配ボックスを利用するなど、被害に遭わない対策をお願いいたします。
 そして3点目は、ニセ電話詐欺の被害防止です。被害は増加傾向にあるそうです。特に、未納料金があるといってコンビニエンスストアで販売されている電子マネーカードの利用券をだまし取られる事案が多発しているということです。電話でお金の話があったときは警察などに相談していただくようにお願いをいたします。
 以上、年末年始に犯罪被害に遭わないための長崎県警察からのお願いということでございました。
 以降は質問に応じまして回答させていただきたいと思います。よろしくお願いします。

○広報課長 では、幹事社から質問をお願いします。

4.九州新幹線西九州ルートについて(1)

○記者(読売新聞社) 新幹線についてお伺いさせてください。
 西九州新幹線の武雄温泉駅から九州新幹線までの未整備区間について、与党の検討委員会が佐賀県側に、佐賀駅の南側を通る新ルートの議論を進めるというふうに伝えています。
 これまで滞っていた整備方式の協議が前に進む可能性もあるのかなと思うんですけれども、ここについての大石知事の受け止めをお願いします。

○知事 新たなルートに関しましては、山口知事の動きや与党幹部の発言について報道で承知をしているところです。ルートそのもの自体については、佐賀県内のことですので具体的なコメントは差し控えたいと思いますけれども、長崎県は、これまでフル規格で全線開通を望むといったことで、皆様方にも協議が前進するように働きかけを行ってきておりました。
 県としましては、引き続き、この協議の状況を注視しながら、関係者との対話は引き続き行っていく必要があると思っています。今回の動きについてで、この協議が前に進むことを期待しているところです。

5.国際賢人会議の長崎開催について

○記者(読売新聞社) あと別件ですけれども、国際賢人会議が12月に長崎市で開催されるということで、岸田首相の出席も検討されていて、外務省が主導して日程など組んでいくことになるかと思うんですけれども、県として、この会議の開催に合わせて、今のところ、イベントとか何か考えていらっしゃることがあればお聞かせください。知事の期待感とか。

○知事 まず、具体的に決まっていることがないかということですけど、今のところ、確定はないということです。
 この国際賢人会議ですけど、これまで私もいろんな場で、首相も含め、お話しする機会がありましたけれども、ぜひ長崎でということはお願いをしてきたところですので、今回の開催実現を心からまず歓迎をしたいというふうに思っています。
 やはり長崎と広島県ということは、世界の中でも核兵器のない世界に向けて非常に特別な責任を負っているんだという声を国際会議の場でもよく、私も直接言われることがあります。
 ですので、今回、この核軍縮に関する重要な会議が、この長崎で開かれるということで、世界に向けて核兵器廃絶に向けた力強いメッセージが発信されていけばなというふうに期待をしているところでございます。
 皆様には来ていただけるので、被爆の実相に触れていただくということはもちろんですけれども、具体的に「長崎を最後の被爆地に」という県民の強い思いを受け止めていただいて、この廃絶に向けた具体的な道筋につながっていくことも期待をしているところです。

○記者(読売新聞社) ありがとうございます。

6.九州新幹線西九州ルートについて(2)

○記者(NIB) 先ほどの新幹線の話、改めてになりますが、ルートがこれまで示されてきた、いわゆるアセスルートというところと、与党検討委員会で技術的に困難だと言われた佐賀空港を通るルート、間を通るようなルートでの検討というところが報道されているわけですが、知事としてのお考えとして、このルートに関わらず、長崎県としてはフル規格でとにかくつながることが重要だというお考えなのかどうかというのを教えてください。

○知事 まず、フル規格で全国の高速ネットワークにつながるということ、新幹線ネットワークにつながるということが重要だと思います。その上で利便性であったりとか、持続可能性であったりとか、そういったところはしっかり関係者皆様で考えていくことだと思いますけれども、そういったところも含めて検討がされるべきだというふうに思っています。

○記者(NIB) 加えて、山口知事もおっしゃってますし、報道の中では森山委員長もおっしゃっているという話ですけれども、福岡空港がかなり発着便が多いという中で、佐賀空港の活用というところも視野に入れての佐賀空港周辺での検討というところを山口知事も訴えてこられたというふうに聞いてますが、先日、大村市の園田市長も言ってましたけれども、長崎空港もあると、大村にも新幹線駅があるというところで、空港を結ぶ3つの、福岡空港、佐賀空港、長崎空港を新幹線でつなぐというところでも、かなり、九州全体として大きな意味があるんじゃないかという話をされてたんですけれども、この空港を利用するという意味での新幹線のルートの案というところは、知事としてはどういうふうに受け止めていらっしゃいますか。

○知事 ルートそのものがどうなるかは、まだわかりませんけれども、空港との連結という意味では非常に重要な視点じゃないかなと思います。これはもう空だけではなく、船もそうですけれども、様々なものが有機的に連携をすると、ユーザーにとって使いやすいものになるのが一番だと思いますから、そういった観点からは、ぜひ議論が前に進む、いい形で進めばなと思います。

○記者(NIB) ありがとうございます。

7.長崎駅周辺の整備について

○記者(NIB) もう一つ、先日、アミュプラザ長崎新館が開業されまして、駅周辺、これも新幹線と関わる話ですけれども、かなりにぎわっているという話ですが、この開業の効果、そして、今後盛り上げるというところでの引き続きの県としての取組というところを教えてください。

○知事 まず、新館なんですけど、私まだ行けてなくて、行きたいなと思っています。開業日も非常に長蛇の列ができたというふうに聞いてますし、その後も多くの方々で賑わっているというふうに聞いています。本当にうれしいなと、私も行ってみたいなという思いでいますけれども。
 アミュプラザって、僕も高校のときとか長崎市内におりましたので、本当に思い出深く、駅前の広場のいろんな思い出がありますけれども、新館が開業したということで、長崎駅と、また駅周辺の地域においては、非常に大きな節目のところじゃないのかなというふうに思います。
 これからですけれども、やっぱりみんなに愛される、また、地域と一緒に新館が、より人が集まる場所、にぎわいを創出する場所として一体となって取組が進められていくような、そんな関係になっていけばいいなと、区域になっていけばいいなと思います。
 県としましては、もちろんいろんなところで、場所を借りるという意味で事業でお世話になることもあると思いますし、せっかく開いた新しいにぎわいの場ですから、様々な機会を捉えてそういった情報発信とか、より大きな賑わいができるように情報発信とかしていきたいなと思います。

○記者(NIB) ありがとうございます。

○広報課長 ほかに質問があれば挙手をお願いします。

8.個人情報利用停止請求にかかる報道について

○記者(NHK) 先日、NHKで報道したニュースについてなんですけど、県立の学校で働いていた女性が職場のパワハラについて外部相談窓口に匿名希望で相談したけれども、県の文書に実名で名前が記録されて、公文書ですね、それがまだ保管されていたという問題が分かったんですけれども、これについて知事の受け止めをお願いします。

○知事 今回、県の個人情報保護審査会において、県に対する匿名希望による相談への対応の中、今さっきお話しいただいた中で、一部不適切な対応があったという答申がなされたと承知をしています。この答申については、尊重する必要がありますし、それに基づいて対応していく必要があると考えてございます。
 個人情報については、言うまでもないですけれども、適正かつ慎重に取り扱われるべきというふうに考えてございます。
 今後は、個人情報保護制度にのっとって適切な対応を図っていきたいと思っています。

○記者(NHK) 実際、パワハラとかハラスメントの相談は、すごいセンシティブなところでこういうことがあると、今後、相談しづらいふうにもなっちゃうかなと思うんですけど、再発防止策ですとかそのあたり、何か県としてありますか。

○知事 おっしゃるとおり、これが与える影響というのは、決して小さくなく大きいものだと思っておりますので、しっかりと受け止めて、再発防止は本当に重要だと思います。本件だけではありませんけれども、我々が一部不適切なところがあったということは真摯に受け止めて、しっかりと今後の対応を検討したいと思います。

○記者(NHK) 実際、実名が載ってしまった女性が県に対して謝罪とか、そういった対応を求めているんですけれども、そのあたりはどのように対応するご予定でしょうか。

○知事 一部不適切な取扱いがあった点、これにつきましてはお詫びを申し上げる次第でございます。

○記者(NHK) それは知事としてということでしょうか。

○知事 はい。

○記者(NHK) この場で、今申し上げられたと。

○知事 それはもうおっしゃるとおりだと思いますので。

○記者(NHK) ご本人に対してどう対応するとかはあるんですか、県として。

○知事 具体的なところはありますか。

○人事課長 文書のほうで、そこは対応したいと考えております。

○記者(NHK) 文書から名前を消去するということですか。

○人事課長 そういった部分と謝罪の分も含めてですね。ご本人に対して文書での対応ということを考えてございます。

○記者(NHK) 今後。

○人事課長 はい。

○記者(NHK) 分かりました。ありがとうございます。以上です。

9.ライドシェアの導入について

○記者(時事通信社) 今、全国的にライドシェアに関する議論が広がりを見せていると思うんですけれども、知事はライドシェアについてどのような見解をお持ちでしょうか、お聞かせいただいてもよろしいでしょうか。

○知事 長崎県は、本当に多くの離島、半島がございます。少子・高齢化だったり過疎化が進んでいるという中で、地域公共交通インフラを確保、維持していくということは非常に重要な課題であるとまず認識をしています、これは一般論としてです。
 また、コロナの影響によって、タクシーだけではありませんが、ドライバーの方々が離職をされたというふうに承知してますし、それの後にインバウンドが非常に回復を見せているということで、観光地や、また過疎地においてタクシー不足が深刻化しているというふうに思います。
 今国会において、岸田総理がライドシェアの課題について取り組む旨、表明されておりますけれども、今後、国において具体的な検討が進んでいけばなというふうに思います。
 ライドシェア導入につきましては、交通空白地などにおいて有効な交通手段となる可能性もあるというふうに思いますけれども、運行管理であったり安全性などの課題が存在することも指摘をされていると承知しています。まず、国による十分な検討が必要だというふうに思います。

10.九州新幹線西九州ルートについて(3)

○記者(長崎新聞社) 九州新幹線長崎ルートのことで加えてお尋ねなんですけども、10月の下旬に佐賀県の山口知事と与党PTの森山委員長がお話をされて、新しいルート案なども取り沙汰されていて、知事は先ほど、協議が前に進むことを期待しているというふうにおっしゃってましたが、これまでの与党PTと佐賀県の動きというのは、何か知事のほうにもお話とか相談とか、そういったことはあったんでしょうか。

○知事 お二人でお話をされているという件ですか。具体の内容は、どこまでの深度か、お会いしているという話は聞いたことはありますけれども、具体的な内容は、どこまでかというのは控えたいと思います。

○記者(長崎新聞社) 差し控えるということですか。

○知事 はい。

○記者(長崎新聞社) 分かりました。
 それと、協議の進展を期待されるという中で、今後、財政負担というか、未整備区間の整備費用みたいなところも議題に上がるのかなと思うんですけれども、基本的な考え方としては、国とJRと地元佐賀県の負担になるのかなと思うんですけど、今後、負担を長崎県のほうに求められるようなことがあれば、それに応じるというようなお考えはあるのでしょうか。

○知事 これは現状をお話しますと、法令に基づいて負担が決められていることだと思いますので、それについて長崎県が負担する形になるという、現状の整理ではならないというふうに認識をしています。
 今後、そのような事情がある中で長崎県として何ができるのか。我々としては、フル規格でまず全線開通すると、全国の新幹線のネットワークにつながることがまず第一だとお話ししてきましたけれども、それを実現する上での役割というところは、今後の協議をしっかり注視をしながら検討していきたいと、可能なことがあれば検討していきたいと思います。

○記者(長崎新聞社) 法令の枠組みではなかなかできないけれども、それ以外の方法は検討するということでしょうか。

○知事 同じ課題も、共通する課題もあると思います、在来線の利便性の確保であったりとか、先ほどお話が出た空港の活用だったりとか、空港だけではないと思いますけれども、様々なものとつなげていくとか、そういった広域的な連携ということは、一緒に見出せるものがあるんじゃないかなと思いますので、そういった活用について我々と一緒に、負担する形ではないと思いますけれども、一緒に連携してやっていけるものについては、一緒に取り組んでいきたいと思います。

○記者(長崎新聞社) 先ほど、在来線の部分で共通課題もあるのかなとおっしゃったのは、一つ、佐世保線に係ることもあるのかなと思うんですけれど、先日から宮島市長とお話をされたりされてますけど、そのあたり、佐世保市長とお話しというか、今後、一緒に動くとか、そういうことは話されているんでしょうか。

○知事 佐世保市長と、この前の県と市の政策ミーティングですかね、あのときは新幹線の話が出たか、記憶が定かではないですけれども、普段からそういったコミュニケーションは取っております。しっかりと利便性が向上していけるように一緒になって取組を進めましょうという話はしております。

○記者(長崎新聞社) 分かりました。

11.大村市長選挙について

○記者(長崎新聞社) あともう一つ、少し前のことになるんですけれど、10月29日でしたかね、大村市長選の結果についてお聞きしてなかったなと思ってまして、現職の園田市長が当選されましたけど、この結果をどのように受け止めているのかということ。

○知事 これまで大村市長がやられてきたことへの評価ではないかなと思います。県としましては、大村市ですね、いつも園田市長が「交通の三種の神器」があるんだとおっしゃっている、交通の要衝だというふうに私も思っておりますし、県の県央に位置する非常に重要な都市でありますので、そういった観点から県と市がしっかり連携をしていくといったことが重要になってこようかというふうに思います。
 今後も、大村市と地域の課題も含めて、また、県政全般の課題も含めてコミュニケーションを取って、さらなる県勢の発展につなげていきたいなと思います。

○記者(長崎新聞社) 今回、大村市長選において、最終的にどの候補かを支援されたりとかはされたのでしょうか。

○知事 いえ、特段何もしておりません。

○記者(長崎新聞社) これまでの大石知事の選挙に対する動きのことで確認というか、お尋ねなんですけど、例えば、県と市で連携ができたりとか、知事選で支援を受けられた方について県議選とか佐世保市長選で応援に入られたのかなというふうに理解しているんですけれど、これまでの発言とかを考えると、知事選で大石知事を熱心に応援された北村貴寿さんなんかを支援されても不思議ではないような感じがするんですけれど、今回、そういった応援をされなかった理由というのは何かあるんでしょうか。

○知事 一つのことだけで説明できることではないと思いますけど、やっぱりこれまで申し上げてきたとおり、県勢の発展に資する連携ということをしっかり、その都度、判断していかなくちゃいけないということだと思います。
 ですけど、今回はそういった立場から特段何もしなかったということが現実でございます。

○記者(長崎新聞社) 考え方としては、これまでと変わってないというところですか。

○知事 変わってないですね。

○記者(長崎新聞社) その中で考えて今回の行動の結果ということですか。

○知事 はい。

○記者(長崎新聞社) 分かりました。ありがとうございます。以上です。

12.九州新幹線西九州ルートについて(4)

○記者(朝日新聞社) 先ほどから複数話が出てます新幹線の関係ですけれども、佐賀県側として「環有明海」という言葉で大牟田とか熊本の玉名とか、あの辺のところからぐるっと島原までですね、そのエリアの発展という形と、新幹線のルートの在り方、使い方というところもかなり意識しながら、いろんなことを検討していると承知しています。
 そういう意味で、まさに知事が胸につけておられるようなお花とかも、場合によっては新幹線で物流するということもあるでしょうし、観光面でもいろんなアクセスの仕方で長崎にも影響してくると。
 なかなか、報道の範囲とかというところでいろいろ伝わってくることばかりだとは思うんですけれども、長崎県知事として佐賀県知事と直接お話し合いをする。平たく言うと、「今、何ば考えといしゃとですか」というようなことを腹を割って話すような機会というのを積極的に設けられるようなお考えはあるかというのを教えてください。

○知事 県勢の発展に資することですので、可能な限り、そういう機会を設けたいと思いますし、実際に率直にご意見を交わすこともありますので、そういった中で、お互い知事同士ですので、県の発展に資するような判断をしていかなくちゃいけなということで、佐賀県はやっぱり佐賀県のご事情があられると思います。ですけれども、先ほどおっしゃってくださったように、環有明海といいますか、様々な可能性を総合的に判断する必要があると思いますので、そういった幅広い協議の中でそういった観点の議論が進んでいくんじゃないのかなというふうに思ってます。

○記者(朝日新聞社) そういう場を設けてみようかなとか、呼びかけてみようかなというお考えは。

○知事 何度も申し上げますけれども、機会を捉えてそういうお話をさせていただいていますので。もしかすると、イメージされているのがオープンの場でとか、そういうことでしょうか。

○記者(朝日新聞社) そうですね。

○知事 オープンな場でお話しできることと、多分そうでないものがあると思いますので、それはその状況に応じてやっていくことかなと思いますね。

○記者(朝日新聞社) 分かりました。

13.石木ダム建設事業について

○記者(朝日新聞社) もう1点だけ。石木ダムの話ですけども、早期に整備を進めてくれという声があり、反対をされている方もあるという状況だと思いますけれども、時間はどんどん過ぎていく中で、もう11月も終わりですし、年内とか年度内とか年月の区切りというのが来るわけですけれども、年内とか年度内に向けて、どこかのタイミングで知事としてアクションを起こされたり、何かの判断をされたりというようなことを考えることがありますか。

○知事 特別これをということはないですけども、これまでどおりだと思います。やっぱり一日も早く治水、利水の面から完成をさせるというのは、県民の安全・安心を守る上では県に課せられた責任だと思ってますし、一日も早い完成に向けて、工事工程に沿ってしっかりと進捗を図っていくということがまず第一だと思っています。
 その中で、やっぱり現地の方々にご理解いただくという努力は引き続きやっていかなくちゃいけないと思ってますので、昨年の9月になってしまいましたが、お会いをさせていただいて、それから直接の対話ができていないということですけれども、その間でも毎月のように担当課に行っていただいて、その話し合いの場を設けさせていただきたいという働きかけをしてますし、本当、丁寧に進めていく必要がございますけれども、しっかりできることを一つ一つやっていく、これまでどおりでございますけれども、これが大切かなと思っています。

○記者(朝日新聞社) だからというわけでもないですけれども、例えば年内とか年度内とか、どこかの節目を区切ってというような考えではなく、今までのやり方で。

○知事 工事工程に沿って一日も早く完成を目指すということです。

○記者(朝日新聞社) 分かりました。ありがとうございました。

14.長崎駅周辺の整備及び企業誘致の現状等について

○記者(KTN) 今朝、アミュプラザの新館のほうでオフィススペースの入居企業の内覧会があっているんですが、駅前の再開発に合わせて幾つかオフィスビルの新しいものが建っているかと思います。その中で県外からの企業誘致の県の現状だったりとか、オフィステナントのニーズについてはどういうふうに考えていらっしゃいますでしょうか。

○知事 これは担当からお話しできることがありますか。
 オフィスニーズはあると思ってます。特に立地が非常にすばらしいと思いますので、そこは県としても有効活用できるように、魅力的な企業に入っていただいたらなと常に思っています。つまり今、現状でどういった話ができるのか、私はここで持ち合わせておりませんので、後ほどお答えしたいと思います。

○記者(KTN) ありがとうございます。

15.中国福建省への訪問について(2)

○記者(日本経済新聞社) 冒頭にご説明があった福建省へのご訪問で、特に長崎への観光誘客についてお聞きしたいんですが、スケジュールがかなりタイトで、そこら辺のご予定はないのかもしれません。ただ、メディアの取材を通じてとか、あるいは要人との宴会の場とかあると思いますが、知事ご自身のお感じ方として、長崎のどういうところを今の局面でアピールしていきたいかというのがあれば教えてください。

○知事 長崎と福建省は非常に歴史が深いものがございますし、飛行機も運航が、上海からの便が戻りましたので、そういったものを活用していただいて、ぜひ長崎にお越しくださいということは機会を捉えて申し上げてきたいなと思います。
 また、冒頭で話したんですが、水産物の輸入についても、それは要人とお会いすることになろうかと思いますので、これまでも総領事館を通してお話をしてきましたけど、重ねて私からもお願いをしてこようかなと思っています。

○記者(日本経済新聞社) 観光に絞って、特に海外の方と情報交換してると、ランタンフェスティバルが非常に中国の方には、これ、具体的にこういうことを何かアピールするということはないですか。

○知事 具体的に何をということは考えてなかったですけど、ぜひランタンもお伝えしてこようと思います。

○記者(日本経済新聞社) ありがとうございました。

16.九州新幹線西九州ルートについて(5)

○記者(NCC) 繰り返しで恐縮です。新幹線についてなんですけれども、佐賀空港を経由したいわゆる南回りルートですけれども、これは知事のお考えとしては、これも選択肢に当然入ってくるものというふうにお考えなのか、その辺はいかがなんでしょうか。

○知事 ルートに関しましては、本当、佐賀県内のことですので、私として、先ほど申し上げたとおり、利便性だったりとか、持続可能性だとかそういったもの、あと、ほかとの連結、連携だったりとか、そういうことはやっぱり重要なものだというふうに認識はしておりますけど、どのルートがどうとかということは、特段コメントする立場にないというふうに思ってます。

○記者(NCC) おっしゃった利便性の点でいいますと、長崎県民からすれば、佐賀駅ルートが一番アクセスもよいのではないかなというふうに思ったりもするんですけれども、その辺は今後も通して佐賀側に県としての考えを伝えたりとか、要望を伝えたりとか、そういう機会はないんでしょうか。

○知事 それは意見交換の場はあると思いますし、これまでもありましたけれども、いろんな見方があるんだろうと思います。先ほどお話もあったように、空港の利活用、連携だったりとか、必ずしも今おっしゃってくださったように、佐賀駅を通るルートがベストということだけではないのかもしれませんので、そこは本当に様々な視点から、角度から見て総合的に判断されるのではないかなと思います。

○記者(NCC) 先ほど来からおっしゃってます利便性という点でいいますと、利便性はどのルートにも少なからずあると思うんですけども、大石知事として利便性といったときに、どこを重視していくのかとお考えなんでしょうか。

○知事 新幹線の利便性を語る上で、新幹線の何を見るかによると思うんですよね。例えば、福岡、博多駅までの時間とか、本数であるとか、それ以外のものに、例えば空港に行くための足だとか、そういったことで必ずしも一つでは語れないものだと思いますので、そこは私の立場からのコメントは控えたいと思います。

○記者(NCC) 自民党のPTについてですけど、これは県として何か関与していくということは、特にはないんでしょうか。

○知事 まずは、協議がどのように進んでいくのかは、しっかり注視をしていきたいと思いますし、先ほど長崎新聞さんからご質問いただいてお答えしたように、それが実現する中で、我々としてどんな役割を担えるかというところは不断に検討していきたいと思います。そのような中で何かしらできることがあれば、もちろん働きかけをさせていただきたいというふうに思いますし、一緒に実現に向けてやっていければなと思っております。

17.教育長の人事について

○記者(NCC) 話は変わりまして、教育長がこの間辞職されまして、執行代理者の方が務められていると思いますけれども、その選任案についてどうされていくのか、人事についていかがお考えなのか教えてください。

○知事 人事は、現在、廣田教育委員に職務代理者として業務に当たってもらっております。まず、教育行政の推進に支障がないように対応を進めていかなくてはいけないというふうに思っています。
 後任につきましては、もちろん検討は進めておりますけれども、しかるべきときに県議会に対しまして選任議案を提出したいと思っています。

○記者(NCC) 分かりました。

○広報課長 ほかにご質問はございますでしょうか。
 では、以上で知事の定例記者会見を終わらせていただきます。

○知事 ありがとうございました。

★発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
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