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知事のページ - 長崎県知事 大石賢吾

令和5年8月8日 記者会見

 ●会見内容●

1.令和5年台風第6号について
2.お盆に向けた感染対策について

1.令和5年台風第6号について

○広報課長 定刻となりました。ただいまから、知事の臨時記者会見を始めます。

○知事 皆様、こんにちは。今日は、急ではございましたけれども、お時間をいただきましてありがとうございます。
 今日は、2件、私のほうからお話をさせていただきたいと思います。
 まず一つは、今回の台風について、県民の皆様に私から呼びかけをさせていただきたいと思います。
 台風第6号でございますけれども、気象台によりますと、本県は明日の9日、朝から暴風雨域に入りまして、夕方から10日の明け方にかけて最接近するというふうに聞いてございます。今回の台風の大きな特徴としては、進行速度が非常に遅いということ。そのために暴風、高波、高潮、大雨などが長引くことが予測されます。
 県民の皆様には、不要不急の外出は控えていただきまして、海岸や河川には近づかないようにお願いをいたします。
 また、気象情報や市町が発表する避難情報に留意をしていただきまして、早めに避難するなど、身の安全を確保していただくよう、併せてお願いをいたします。
 報道機関の皆様におかれましては、気象情報を適時適切にご発信していただきまして、県民の皆様の安全確保にご協力をいただきますようにお願いを申し上げます。

2.お盆に向けた感染対策について

○知事 そしてもう一つ、お盆に向けた感染対策についてお話をさせていただきたいと思います。
 新型コロナウイルス感染症につきましては、ご承知のとおり、5月に5類感染症に移行しまして、感染対策は個人や事業者の判断に委ねることが基本となったところでございます。来週からお盆の時期を迎えます。帰省などで人との接触の機会が増加することから、私のほうからお盆に向けた感染対策について改めて県民の皆様にお願いをさせていただく機会とさせていただければと思います。
 県内では、直近の定点報告数が、5類移行後、初めて30を超えるなど、感染の拡大傾向が続いております。それですので、さらなる感染拡大を招かないように県民の皆様のご理解とご協力をいただきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 今日は、資料を出しておりますので、よろしくお願いします。
 まず最初に、感染の推移を皆様と確認をしたいと思います。
 感染者数は、7月以降、グラフにもお示ししていますとおり、急激に拡大をしているところでございます。直近の第30週の定点観測が30.29と30を超えたところでございます。続いて、入院者数もそれに合わせまして増えてきているという段階でございます。
 そこで、県民の皆様へお願いということで書かせていただいておりますけれども、先ほど申し上げましたとおり、帰省等で普段会わない方との接触機会が今後増加するという状況にあると思います。それによって感染のリスクが高まる可能性がございます。この時期は、例年、感染の拡大が確認されておりますので、県民の皆様には、基本的な感染防止対策へのご協力を改めてお願いを申し上げます。
 3つ目に書いておりますけれども、高齢者や基礎疾患をお持ちの方は、重症化をするリスクもございます。特にご留意いただくようにお願いを申し上げます。
 4つ目、これは普段からもお気をつけいただいていると思いますけれども、発熱など体調不良がある場合には、無理せず外出をお控えいただきたいと思います。やむを得ず外出される場合には、ほかの方に感染を拡大させないためにも、感染している可能性もございますので、マスクの着用をお願いをいたします。
 医療逼迫を防ぐために、症状が重い場合を除いて、医療機関の受診は、なるべく平日の診療時間内にお願いしたいと思います。
 最後の4ページ目には、県のホームページにも載せておりますお盆に向けた感染対策として、1枚紙で書かせていただいております。お時間のある時に、ぜひお手に取って見ていただきたいと思いますし、報道関係者の方々には、ぜひ周知のご協力をお願いできればと思います。
 以上、簡単ではございますけれども、2点、私からお話をさせていただきました。これ以降につきましては、ご質問に応じて対応させていただきたいと思います。よろしくお願いします。

○広報課長 幹事社から質問をお願いいたします。

○記者(毎日新聞社) 台風についてなんですけど、明日、台風接近ということで、県内の交通機関が乱れたり、諸々な影響が予想されています。
 その中でも、明日、長崎の平和祈念式典を縮小するということで、当初でしたら国内外から、そして、県内外から多くの被爆者の方も、この日のために駆けつける予定だったと思います。平和を訴える一つの大きな節目のこの式典、これが台風によって中止または縮小された。それについて知事の思いをお聞かせください。

○知事 被爆者やご遺族代表をはじめ、総理、各国大使等のご来賓も参列がかなわなかったということは、本当に残念に感じております。8月9日という大切な日に原爆犠牲者を慰霊すること、平和へのメッセージを広く発信するということは、我々長崎県にとっても非常に重要な機会でございました。ですけれども、ご参加いただかない中でも、一人一人の方々の胸の中でそれをしていただくことになるかと思います。そのことは形としては残念な形になってしまいましたけれども、非常に大きな意義があると思いますので、県民の皆様には、毎年と変わらない対応をしていただければと思います。
 また、今回の決定につきましては、参列者の方々の安全を確保するため、本当に苦渋の決断であったろうというふうに感じているところでございます。その決断については、本当に難しかったと思いますので、それはやむを得ないことではないかなと、尊重したいと思います。

○記者(KTN) 新型コロナのことに関してなんですが、先日、長崎市の消防局からは、救急車が足りませんという直接的なメッセージも発出されるなど、熱中症とコロナの感染者が増えている中で対応が難しくなっているようなお話も所々で伺います。
 そういった県内全体の現状というのを、どのように今受け止めていらっしゃるのかということと、なるべく平日の受診をということですけれども、医療機関の入院だったりとか、そのあたりの状況というのはいかがなのか、改めて教えてください。

○知事 両方に係る回答になるかと思いますけれども、ちょうど昨日、コロナの感染流行警戒連絡会議というものを開催してございます。その中で医療関係者等からご意見をお伺いしておりますけれども、入院・外来ともに大きな逼迫や混乱が生じているという話はなかったと聞いております。
 ただ、長崎医療圏においては、熱中症も重なって救急搬送困難事例が増加しているということを聞いております。救急体制の負担が広がっているというような状況もかいま見えますので、症状が軽く緊急を要さない場合には、平日の診療時間内に医療機関を受診するといったような、救急医療体制に負担をかけないような対応を県民の皆様にはお願いをしたいというふうに思います。

○記者(KTN) それともう1点追加ですが、今回、台風の接近だったり、お盆で休みになったりする医療機関もあると思うんですけれども、そういった時に体調が悪くなった、コロナかもしれないと思った場合、皆さんにどういうふうに対応していただきたいかを教えてください。

○知事 緊急を要す場合には、迷わずやはり救急車等を使っていただきたいというふうに思います。あと、本当に休日でも診療時間外であっても体調が悪い場合には受診をされていただきたい、それは迷わずに受診をされていただきたいと思います。それ以外の場合には、お待ちになれる場合には、しっかり様子を見ていただいて、その後に診療機関にかかっていただければというふうに思います。

○記者(KTN) ありがとうございます。

○広報課長 ほかに質問があられる方は挙手をお願いいたします。

○記者(長崎新聞社) まず、感染者数の経緯、増え方ですけれども、県としては、ピークというか、今後の増え方をどのように予想されているのかを教えてください。

○知事 あくまで現時点でのシミュレーションではあるんですけれども、熱研の有吉教授に少しお話をお伺いしまして、そのお話によると、お盆あたりがピークになるんじゃないかと、その後に徐々に減っていくお見込みだということで、一つの指標にはなるのかなというふうに捉えています。

○記者(長崎新聞社) ありがとうございます。
 あと、今後、第8波を超えるような動きとか、そういったことというのは考えられると思っていらっしゃるでしょうか。

○知事 今のお話で、次の定点のところでどうなるかわかりませんけれども、もうピークが来るとなると、それほど、前回の第8波ほどのところまでいくかどうかということは、読むのが非常に難しいですけれども、大きく超えるといったところは、先ほどの推定に基づけばですけれども、それはないのではないかなと思います。

○記者(長崎新聞社) 最後にもう1点、知事がこういった形で会見を開かれるのは久しぶりかなと思うんですけれども、会見の開き方というか、7月以降、急に拡大している状況の中で、もう少し注意喚起のタイミングが早くてもよかったのかなと思うんですが、その辺はどういうふうに考えていらっしゃるでしょうか。

○知事 5類に移ったということで、前回と事情は大分変わっていると、状況は変わっていると、そういうふうに思います。
 ただ、今回はお盆で人の移動が増えますし、また、コロナに対しては警戒ということの基準がまだ示されておりませんけれども、一つ、インフルエンザでは定点30というところが警戒の域値になっていますので、そこを超えたというところを注意を促すために今回は会見を開かせていただきました。

○記者(長崎新聞社) ありがとうございます。

○記者(朝日新聞社) 台風の関係ですけれども、明日、暴風とか雨もかなり強いということで、明日、9日の平和祈念式典については、知事は参加される有無というのは、どういうふうになってますでしょうか。

○知事 長崎市の平和祈念式典ですか。

○記者(朝日新聞社) はい。

○知事 平和祈念式典は、直接参加して言葉を述べたかったんですけれども、主催者である長崎市のみで行われるということで、参加がかなわないということでしたので、直接の参加はせずに、ビデオメッセージでお伝えさせていただくという予定になっています。

○記者(朝日新聞社) 明日の長崎市の平和記念式典はビデオメッセージでと。

○知事 はい。

○記者(朝日新聞社) 明日、9日に何か式典とかイベントとかに参加される予定がありますか。

○知事 例年、長崎県庁職員の慰霊がありますけれども、そちらのほうに、例年は参加がかなってなかったんですけれども、明日はそちらのほうに参加をさせていただきたいと思っています。

○記者(朝日新聞社) 県民へのメッセージを伺いたいんですが、明日、慰霊の日の9日ですけれども、台風が近づいて外出は難しい、暴風とか雨で気象条件も悪いという予報ですけれども、明日、慰霊の日ですけれども、県民の皆さんに、どういうふうに過ごして、どういうふうに迎えてほしいというのがありますでしょうか。

○知事 冒頭に申し上げたとおりです。直接参列をされて例年どおりにやるといった形にはならないかもしれませんけれども、県民の皆様一人一人の胸の中で慰霊の意を表していただければと思いますし、それを続けていくことが長崎県として核なき平和を実現するためにも非常に大きな意義があるというふうに思っています。
 明日は、台風でなかなか外出ができない状況になるかもしれませんけれども、県民一人一人の皆様で、それぞれで慰霊をしていただければと思います。

○記者(朝日新聞社) ご自宅でと、そういうニュアンスですよね。

○知事 安全を確保できる状況でやっていただければと思います。

○記者(朝日新聞社) 分かりました。ありがとうございます。

○広報課長 ほかに質問等ございますでしょうか。よろしいでしょうか。では、以上で知事の臨時記者会見を終わらせていただきます。

○知事 今日は、急にお時間をいただきましてありがとうございました。よろしくお願いします。

★発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
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