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知事のページ - 長崎県知事 大石賢吾

令和5年1月17日 記者会見

 ●会見内容●

1.スイートピーについて
2.長崎の黒い雨等に関する専門家会議報告書に対する国の見解について(1)
3.長崎の黒い雨等に関する専門家会議報告書に対する国の見解について(2)
4.国際クルーズ船の受け入れについて(1)
5.長崎の黒い雨等に関する専門家会議報告書に対する国の見解について(3)
6.特定複合施設(IR)について
7.石木ダム建設事業について
8.バイデン大統領の長崎訪問について
9.国際クルーズ船の受け入れについて(2)
10.県庁舎跡地の活用状況について
11.九州新幹線西九州ルートについて

1.スイートピーについて

○広報課長 それでは、ただいまから、定例記者会見を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。

○知事 あけましておめでとうございます。今年1回目の定例会見ということで、またお花の話をさせていただきます。
 今日はスイートピーでございます。雲仙市からいただきました。
 この雲仙市のスイートピー。大変花が大きくて花の色がいいのと、私も実際につけていて、今すごくいい香りがしているのですけれども、香りが非常に強いところが特徴だと伺っています。
 スイートピーは日本海側が主要産地と聞いておりますけれども、そこに比べて長崎県は日照量が少ないということから、栽培環境としては非常に厳しいところではあるそうですけれども、生産量は少ないながらも品質は大変良く、県内外の生花店から引き合いが強いと伺っております。
 スイートピーの花言葉は「門出」ということで、形を見ますと、蝶々が羽ばたくような形をしていることから、1年の始まりだとか新たな挑戦ということにおいては非常にぴったりの花だと伺っております。
 皆様も、どうぞ長崎県のスイートピーを楽しんでいただければと思います。

2.長崎の黒い雨等に関する専門家会議報告書に対する国の見解について(1)


○知事 冒頭、私からは1件、お話をさせていただきたいと思います。
 長崎の黒い雨等に関する専門家会議報告書に対する国の見解について、お話をします。
 長崎で「黒い雨」等に遭った方も、広島と同じように認定・救済していただくために、長崎の黒い雨等に関する専門家会議を立ち上げ、取りまとめた報告書を昨年7月に厚生労働省に提出をいたしておりました。
 その報告書のポイントは2つございました。
 1つ目は、長崎で「黒い雨」等に遭った方を被爆者健康手帳交付の対象とすることについては、過去の被爆体験者訴訟の判決と矛盾するものではないということ。
 そして2つ目は、平成11年度原子爆弾被爆未指定地域証言調査証言集というものがございますけれども、この証言集は、降雨に関する客観的な資料であるということでございました。
 県としましては、専門家会議の報告書を判断材料として評価をしていただき、広島と同様に長崎でも救済につながることを期待していたところでございます。
 昨日、報告書に対する国の見解が示され、先ほどお話しした2つのポイントの内容につきましては慎重であるべきであり、現時点で県が期待をしていた救済は難しいという内容でございました。長崎で「黒い雨」等に遭った方も、広島と同じように認定・救済につながるような回答が得られなかったということにつきましては、残念に思っております。
 今後は、長崎市にも意見を聞きながら、国の回答について精査し、引き続き被爆体験者の支援に向けて、国と協議を継続してまいりたいと考えてございます。
 冒頭から1件のみでございますけれども、私からのお話は以上とさせていただきます。以後につきましては、ご質問に応じて回答させていただければと思います。

○広報課長 それでは、各社の皆様からご質問をお願いいたします。

3.長崎の黒い雨等に関する専門家会議報告書に対する国の見解について(2)

○記者(西日本新聞社)  長崎の黒い雨等に関する専門家会議報告書に対する国の見解についてお尋ねします。国の見解が出ましたけれども、県としての考え方である認定・救済を求めるという方向性は変わらないという理解でいいのでしょうか。

○知事 それについては全く変わりませんし、国からの見解を見ましても、一番最後に「引き続き、長崎県・長崎市の意見をよく聴きながら、対話を続けてまいりたい」と書いてございますので、報告書にまとめられていることも含めてですけれども、しっかりと我々が訴える、被爆体験者の方々の救済につながるように取組を継続していきたいと思います。

○記者(西日本新聞社) 県からは専門家からの意見も踏まえて報告書を提出されました。それでも国からは認定・救済はできないという内容だと思いますが。今後、認定・救済してもらうためには、どういうところが必要になってくると思いますか。

○知事 そうですね、そこをしっかりと検討していくうえでも、まずは精査、精読をして、内容を確認していきたいと思います。

○記者(毎日新聞社) 県もかなり力を入れて報告書を準備され、被爆体験者の期待もかなり大きかったのかなと思います。国の姿勢は、にべもない感じで一蹴されているようにお見受けします。知事として、くやしさとか怒りみたいなところはないのでしょうか。

○知事 まず、先ほども申し上げたとおり、今回、県が期待していた内容ではなかったということについては本当に残念に思いますけれども、繰り返しになりますが、国も、今後もしっかりと対話を続けていきたいというお話をしてくださっています。そこについては、県としてこれまで取り組んできたものを一日も早く達成するということを軸に、取組を継続していきたいと思います。

○記者(毎日新聞社) ありがとうございます。

○記者(NBC) 昨年7月に県が厚生労働省に提出した報告書の今後の取扱いについてお尋ねします。今回の国の見解を受け、例えば、内容をブラッシュアップして再度提出する等、今後の取扱いについて何かお考えがあれば教えていただけますでしょうか。

○知事 現時点で専門家会議をどうこうするということについては、何ら予定はございません。

4.国際クルーズ船の受け入れについて(1)

○記者(NBC) 国際クルーズ船の受入れ再開が間もなくということで期待されているところかと思います。現時点での県内の主要な港の予約状況と、今後の受入れ促進に向けた施策などあれば教えてください。

○知事 まず、期待を述べさせていただきたいと思います。コロナ禍以前のようなクルーズ船のお客様でにぎわうような日を、一日でも早く取り戻したいと思っているのが県の気持ちでございます。
 現時点では、今年3月の受入れ再開を目標として、受入れ体制を関係者含めてしっかりと調整を行っているところでございます。これからもその取組はしっかりと続けていきたいと思います。予約状況につきましては、今の時点では、しっかりとした予約とした形ではないということですが、問合わせにつきましては、複数の企業からお問合わせは受けていると伺っています。

5.長崎の黒い雨等に関する専門家会議報告書に対する国の見解について(3)

○記者(毎日新聞社) 昨年7月に県が厚生労働省に提出した報告書の今後の取扱いについて報告書を再提出するのかという質問で、回答が聞きづらかったので再度お尋ねします。専門家をどうこうする予定はないというのはどういうことでしょうか。

○知事 専門家会議を再度開催したり、また検討していただいたりする予定は今のところはないと。

○記者(毎日新聞社) 昨年7月に県が厚生労働省に提出した報告書をもって、専門家会議としては一区切りというか、また同じ専門家に集まってもらう予定はないと。

○知事 今のところ予定はございません。

○記者(毎日新聞社) 見解を精査するということでしたが、国の見解のまとめの部分に、証言集の信憑性に関して、「一つの評価を一方的に論じており」と記載されていて、結構な言われようだと思います。そこに対して、どのように受け止められたかについて、改めて伺ってよろしいでしょうか。

○知事 私もまだ内容全てを把握できていませんので、そこも含めて精査したいと思います。

○記者(毎日新聞社) その「一つの評価を一方的に論じており」という国の見解に対して、この場でできる反論みたいなものはないでしょうか。

○知事 しっかりと把握をしてからですね。

6.特定複合施設(IR)について

○記者(長崎新聞社) IRの区域認定についてお尋ねします。令和4年内の認定の可否の判断は難しいということでした。その後、認定の可否の判断時期について国会開会前等、色々な話が出ていますけれども、昨年末以降の進展があれば教えてください。

○知事 現時点でご報告できる進展は、今のところございません。

7.石木ダム建設事業について

○記者(長崎新聞社) 先日、石木ダムの反対住民の元に行かれて挨拶をされましたが、住民からは、話し合いをするための、今後どういう話し合いをするのかという話し合いをと提示されました。その後、何か具体的にやりとりとかはありますか。

○知事 先日お伺いした時には、事前に伺うということをお伝えして参りましたけれども、当日、新年のご挨拶のみにしてほしいということをいただきました。
 昨年の12月に、話し合いの場を設けさせていただきたいというお手紙を県から出させていただきました。それに対しての回答を、あの場で全ていただけるとは思ってはいませんでしたが、それについてもお話ができなかったということは残念に思っています。
 ただ、その場で、話し合いにはいつでも応じるという話をしてくださいました。それについて、私が直接というのは、日程も遅くなってしまうこともあるので、担当者で、まずは話し合いのための話し合いという位置づけなのかもしれませんけれども、どういった形で実現できるのかという打ち合わせをさせていただくように指示をしたところでございまして、実施は現在検討中という段階です。

8.バイデン大統領の長崎訪問について

○記者(KTN) G7サミット関連で、先日、アメリカのバイデン大統領の長崎訪問を要請されました。その後の反応等何かございましたら教えてください。

○知事 要望に上がった後を含め、その後、何ら情報が入ったり、要望の動きがあったりということはありません。

9.国際クルーズ船の受け入れについて(2)

○記者(KTN) 国際クルーズ船の受入れ体制に関して、何かしら県として組織づくりや、仕組み等、受入れ体制に関することで何か決まっていることがございましたら教えてください。

○知事 県独自というような新たな取組というものはないのですけれども、コロナ禍において、いろいろ学んだことはありますし、そういったことを踏まえて、できるだけ安心に、安全・安心に旅を楽しんでいただけるような体制づくりということは、関係市町、関係者も含めて整えていきたいと思います。

10.県庁舎跡地の活用状況について

○記者(KTN) 県庁舎跡地の活用に関してお尋ねします。昨年、幅広い活用を模索するために広く供用を開始されました。利用状況や反応等、今後の活用に関して何か見えてきたものがございましたら教えてください。

○知事 今、旧県庁舎正面玄関前広場を、午前10時から17時まで開放ということで供用を始めています。解放している間、スタッフが常駐しておりまして、来場者にアンケートをしているという状況でございます。
 実績ですけれども、2か月間で約4,000人が来てくださっています。来場目的を申し上げますと、敷地内の見学、散歩、子どもの遊び場、楽器の練習、ミニコンサートの開催などと伺っています。
 反応については、アンケート調査や意見交換なども行っているそうです。それに対する反応は非常にいいと伺っています。アンケート調査に関しても、来ていただいた方は協力してくださいますし、意見も、様々なアイデアも含めて出してくださるというふうに聞いており、関心の高さを改めて感じたところでございます。
 先に開放していた第二別館跡地においては、既に県民の皆様が主体となって、キャンプイベントなどを開催していただいております。開放を始めています玄関前の広場につきましては、一般貸付けを11月下旬に開始をしておりますけれども、それについてもお問い合わせをいただいているという状況でございます。今後も、その活用が、なお一層本格化していけばいいなと期待をしております。
 県においても、主催イベントや、ワークショップ等を積極的に開催していきたいと思います。現地で活動する方々のチャレンジをバックアップするために、備品の貸出し等、支援環境を整備していこうと考えています。本年半ばごろまでには敷地内の整地等を完了しまして、全体をオープンスペースとして開放する予定としております。利活用の幅も今後広がっていくと思いますので、関係者の皆様方と連携を図りながら、さらなる活性化をできるように、引き続き努力をしていきたいと思います。

11.九州新幹線西九州ルートについて

○記者(長崎新聞社) 新幹線について伺います。佐賀県の山口知事が再選された後、面会等をされたのかということと、今後の予定はいかがでしょうか。

○知事 実際にお会いできた機会はありませんでした。今後は、ご挨拶も兼ねて、伺える機会は模索しようと思いますし、個別に会う機会ももちろん、それ以外の機会もあろうかと思いますので、色々な場面でコミュニケーションを重ねていきたいと思います。

○記者(長崎新聞社) 先日、大村市長などが県に要望に来られ、フル規格で早期の整備をということで、今後の工期を踏まえた上で、今年は勝負の年というニュアンスのお話で要望されていました。佐賀県の理解を得るため、今年、これまでと違って、一歩踏み込んで、アプローチの仕方などで変わる部分はあるのでしょうか。

○知事 これまでの姿勢と何か変わることがあるかと言われると、特段ありません。一日でも早くという思いは、大村市、またほかの関係者とも同じでございますので、それについては、私の力の及ぶ限りで頑張っていきたいと思います。

○広報課 ほかにございませんでしょうか。よろしいでしょうか。
 それでは、以上をもちまして記者会見を終了いたします。ありがとうございました。

○知事 ありがとうございました。

★発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
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