地域の皆様には『くらしのみちづくり』社会実験及び各調査等に対しましてご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。遅くなりましたが、社会実験の結果並びに本格実施することに至った経緯について、以下のとおりご報告致します。

※『くらしのみちづくり』とは、主要地方道栗木吉井線の街中(世知原行政センター前の道路)において、車道を狭めて歩行空間を広げ歩行者等の安全を確保することで最終的には世知原地域の活性化に繋げる取組です。

社会実験の概要

■ 社会実験の概要は以下の通りです。
【社会実験の実施区間】
  • 主要地方道栗木吉井線(世知原行政センター前の道路)の世知原行政センター前〜大正町バス停の間(約400m)
【社会実験の実施時期】
  • 平成23年3月1日(火)〜14日(月)の2週間
【社会実験の内容】
  • 社会実験区間において、実際に車道を狭めて歩行空間を広げるとともに、歩行者の安全性向上のため、「工事用マット」等による歩行空間の識別、「ハンプ」や「物理的狭さく」といった速度抑制策を実施しました。
【社会実験の効果把握】
  • 社会実験の効果を把握するため、アンケートや走行速度調査を実施しました。特に、アンケートは回収率75%(1,298世帯配布、977票回収)と非常に高い関心がありました。

社会実験の概要 ※クリック拡大

社会実験の効果把握手法

社会実験の効果把握手法 ※クリック拡大

社会実験でわかったこと

視点 よかったこと 気になったこと

歩行空間利用者
(歩行者等)

歩行空間の安全性・快適性が向上

  • 実験中は歩行空間を利用される方の実感として、歩行空間の安全性・快適性が向上したとの意見が多くみられました。

リブ式路面標示が歩行者の妨げに

  • 歩行空間が危険・不快になった理由として、「リブ式路面標示」に関する指摘が多くなっています。
※詳細な結果はこちら

車道利用者
(自動車利用者)

自動車の走行速度が減少

  • 車道を狭めたことに加え、速度抑制策を実施したことにより、走行速度が大幅に減少し、規制速度(30q/h)内に収まりました。
  • ※世界保健機構(WHO)によると、30q/hを超えると、自動車と歩行者の衝突事故の際に歩行者が致命傷を負う確率が急激に高まるとされています。

事故の危険性は現状程度

  • 自動車同士の事故の危険性が「高くなった」との意見は「現状と変わらない」といった意見と同じ割合でした。

物理的な速度抑制策は効果があると認識されているものの、我慢できるといった意見は少ない

  • 物理的な速度抑制策は効果があると認識されているものの、我慢できる施策としての意見は少なくなっています。
  • 特に最も効果の高い施策として認識されている「ハンプ」は地域にお住いの方や事業者の方から様々な懸念事項が寄せられました
※詳細な結果はこちら

今後の意向

今後も「実施した方がよい」との意見が多い

  • 今回の社会実験を通して、『くらしのみちづくり』を本格実施した方がよいという意見が多くみられました。
※詳細な結果はこちら

社会実験後の意見交換

  • 上記に示した「社会実験でわかったこと」を基に意見交換会を行いました。
【開催日】
  • 平成23年4月28日(水)
【場所】
  • 世知原行政センター3階会議室
【参加者】
  • 地元の商店主の方など約20名

写真

『くらしのみちづくり』の取組みそのものに関する意見としては肯定的な意見が多くみられました。

【地域の皆さんからの声】
  • 高齢者の方から実験中は車道に出らずに済み、安全になったとの意見が多く聞かれた。
  • 最初のうちは苦情が多かったが、後半になると少なくなってきた。実施していく中で慣れてくれば、ある程度の理解は頂けると思う。
  • 歩行空間の問題は以前から指摘されていたが打開策がなかったので、本格実施に向けた検討を進めてもらいたいと思っている。
  • 町外からの集客にあたり、安全・安心な歩行空間は必要であると感じている。運転者にはある程度理解してもらう必要がある。

ただし、『くらしのみちづくり』の効果を高めるために実施した「歩行空間の識別方法」や「速度抑制策」については以下の様なご指摘を受けました。

【地域の皆さんからの声】
  • リブ式路面標示を避けるため、最初から歩行空間に侵入している自動車が多かったので、リブ式路面標示は危ないと感じた。
  • 物理的なハンプなどは積雪時の危険性や町外からの自動車での来訪等を踏まえると実施が難しいと考えられる。

これらの内容を踏まえて協議会にて議論した結果・・・
『くらしのみちづくり』を本格実施することが決まりました!
今後も本格実施に向けて協議会、意見交換会等を通して引き続き検討していきます。

『くらしのみちづくり』の本格実施では・・・
世知原駐在所前〜槍巻交差点間(L=約1.3q)において、歩行空間を広げます。

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本格実施 ※クリック拡大

  • これまでの検討結果は下記の「かわら版」にて確認できます。

〜問合せ先〜

  • 長崎県 県北振興局 建設部 道路建設第二課(担当:野田、寺尾、福田 TEL:0956-23-4211 内線455)