遺跡とは、過去の人々の生活した跡が残されている場所で、主に住居や施設の跡や生活道具などから構成されます。このような遺跡の中で特に後世に残す必要があると判断され、指定を受けたものを史跡といいます。

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遺跡名

 兵瀬古墳(ひょうぜこふん)

所在地  壱岐市芦辺町国分本村触字兵瀬
緯度  北緯33°48′9″ 経度  東経129°42′44″
標高  115m 地形  台地
種別  古墳 時代  古墳時代
資料所在地  壱岐市教育委員会 指定状況  国指定
参考文献等  『兵瀬古墳』壱岐市文化財調査報告書第4集 2005
遺跡・史跡の概略
 本古墳は、壱岐島中央部の国分地区にあり、鬼の窟古墳の北北西130m付近に位置する円墳である。平成16 年度(2004)に壱岐市教育委員会が主体となり調査が実施され、墳丘53.5m、裾部から墳頂までの比高約13mの巨大な円墳であることが確認された。石室は、南西に開口し、前室・中室・玄室の三室と羨道からなる複室構造の横穴式石室で、全長12.3mを測る。玄室の奥には、組合式の箱式石棺の棺材が倒れた状態で確認された。石室内から出土した須恵器の年代は7世紀前半の時期であり、6世紀末頃に築造され、7世紀前半まで追葬されたことが推測される。本古墳は、規模などから双六古墳、笹塚古墳、鬼の窟古墳など首長墓の系譜につながる有力者の墓と考えられる。
主な遺構
 複室構造の横穴式石室、組合式箱式石棺
       
主な遺物
 土師器、須恵器
       
               
遺構・遺物の写真
 
ファイル 古墳近景   ファイル 石室入口   ファイル 石室(前室~羡道)   ファイル 前室石壁の線刻画  
遺構・遺物の地図
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西 東
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