<審査案件>
議案:第1号議案「平成29年度 長崎県一般会計予算」ほか26件
<審査結果>
議案:原案のとおり可決すべきものと決定
議案にかかる主な論議 | |
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総務分科会 | |
(質問) | 「国境離島振興事業費」に関し、しま旅滞在推進事業費及びしま旅グレードアップ事業費について、島民は航路等の運賃の低廉化の対象となっているが、島外からの観光客はその対象となっていない。 本事業により、観光客の旅行費用を低廉化するとのことだが、その仕組みはどうなっているのか。 |
(答弁) | しまの魅力を活かした新たな体験プログラムを組み込んだ旅行商品を開発し、販売を促進する呼び水として、体験プログラム部分やオプションのレンタカープラン等の割引を行いたいと考えている。 |
文教厚生分科会 | |
(質問) | 「次代を担う高校生の資質・能力を育成する指導改善プロジェクト費」について、県立高校6校は、どこを指定する予定か。 また、取組の内容はどのようなものか。 |
(答弁) | 本事業を行う6校については、普通科高校だけでなく、専門高校も対象とし、地域も考慮しながら選定することとしている。 また、取組の内容については、平成32年度から小・中・高校と順に学習指導要領が改訂されることを踏まえ、これまでの学力中心の考え方から、思考力、判断力、表現力、学びに向かう人間性を重視する教育方法について3年間で実践研究していく事業である。 |
環境生活分科会 | |
(質問) | 「松が枝地区再開発構想検討事業費」について、具体的にどのような検討をしようとしているのか。 |
(答弁) | クルーズ船の入港が増えているため、松が枝地区の2バース化を進めようとしているが、新たな岸壁背後地は、ポテンシャルの高い土地であり、その土地利用について、民間事業者の参入を促して、有効活用できるよう、まちづくりの構想を検討する。 |
(意見) | 長崎市とも、密な連携を図りながら、県として総力を挙げて取り組むべき。 |
農水経済分科会 | |
(質問) | 「輸出拡大に向けた流通・販売強化事業費」について、輸出する魚種は、相手国によってどのように違うのか。 |
(答弁) | 本県からは、中国への輸出が一番多く、現地でニーズが高い養殖マグロやアジ・サバなどの旬の鮮魚を輸出している。 また、アメリカ向けには、ハマチのフィレや250グラム以上の大型のアジなどが主である。 |
(質問) | 平成29年度の各国へのアプローチはどのように考えているのか。 |
(答弁) | 海外に設置しているアンテナショップに加え、中国では現在取り扱いのある49都市、1214店舗を核として販売を広げていきたい。 また、アメリカについては、ロサンゼルスからサンディエゴへ販路を拡大できるよう取組を考えている。 シンガポールについては、2月に現地で水産物販路拡大セミナーを行った際に興味を持たれた業者がいたことから、新しい販売先となるよう取り組んでいきたい。 |
その他、交わされた論議 | |
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