気になる病気:結核

 結核はかつて日本人死因のトップを占めていました。戦後は有効な治療法が開発され患者の数は減少しましたが、日本では依然として主要な感染症であることに変わりなく、世界の中でも中蔓延国とされています。結核は決して「過去の病気」ではありません。


結核とは 〜結核は人から人へうつる病気です〜

 結核は結核菌に感染することによって起こる感染症です。結核菌は主に肺に病巣が出来ますが、腎臓、骨髄、腸などの臓器に感染することもあります。
 結核は「飛沫感染」し、結核患者が咳やくしゃみをした時に飛び散る結核菌を吸い込むこと等によって感染します。

感染の仕方
 ・患者の咳やくしゃみのしぶきを吸い込む
 ・患者の痰が乾燥してほこりとなり、それを吸いこむ
 ・結核に感染したことがない(ツベルクリン反応陰性)
 ・結核患者と近距離で接しているなど。

 結核に感染しても必ずしも発病するとは限らず、健康な状態の場合、免疫の働きで発病を防ぎますが、発病するかどうかは吸い込んだ結核菌の毒力の強さや量も関係します。
 一般に感染した人で生涯を通じ発病するのは1割から2割といわれています。


症 状
 ・長引く咳
 ・痰
 ・発熱
 ・胸痛
 ・血痰
 ・倦怠感
 ・やせた など

 結核の初期症状は風邪とよく似ています。
 咳や痰が2週間以上続いたら必ず
医療機関で受診しましょう。
 早期発見が適切な治療につながります。
 また、重症化を防ぐだけでなく、家族や職場等への感染の拡大を防ぐためにも重要です。

検 査
・胸部X線検査
・ツベルクリン反応検査
・喀痰検査
・CT検査 などがあります。

 早期発見の決め手は定期的なX線検査です。


 毎年の定期健康診断は必ず受診しましょう。


治 療
 治療には、抗結核薬をいくつか組み合わせて服用する化学療法が行われます。重症の場合は入院が必要となりますが、他人に感染させる恐れがなければ外来で治療出来ます。

予 防
・規則正しい生活をしましょう。
 無理なダイエットや不規則な生活は、感染や発病の危険を高めます。
 また、結核菌は体の抵抗力が弱ると目を覚まします。
 十分な栄養と日頃の健康管理に気をつけましょう。

・定期的に健診を受けましょう。
 検査の結果異常が認められた場合は、
早期に医療機関で受診しましょう。
 結核は早期診断と初期治療が非常に大切です。
 受診が遅れて重症化したり、学校、事業所、福祉施設などで集団発生するケースも見られてい
 ます。
 健診や日頃の健康チエックで早期発見をし、感染の拡大を防止しましょう。

・必要があればBCG接種を受けましょう。
 BCGは乳幼児の重症の結核に対して最も効果が期待できます。

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