バレイショ収穫と同時にカバークロップの播種ができる装置の開発

本県の主要畑作物の春作バレイショでは、5~6月収穫後にあたる梅雨期の表土流亡が問題となっています。

その対策として、収穫後にカバークロップを栽培することは有効ですが、収穫、出荷作業に追われ、現状はカバークロップや緑肥栽培が普及していませんでした。

そこで、田中工機(株)[大村市]の協力を得てバレイショ収穫と同時にカバークロップ、緑肥の播種ができる装置「ホリマキくん」を開発しました(写真)。

本装置をバレイショ収穫機に設置すると、収穫と播種作業が同時にできるので、カバークロップの適期播種と省力化を図ることができます(図)。

本装置を用いたカバークロップの生育は慣行体系と遜色ありません。

本年度、実際の現場圃場での実用性評価を行い、来年からの販売を目標としています。




参考資料

H23成果情報「バレイショ収穫作業とカバークロップ播種作業を同時にできる装置の開発