代替水源の実現性
- 水道施設設計指針では、海水淡水化の取水場所は、「海水に濁りがなく、波浪等の影響がないところを選定する」とされています。また、専門家も「調整池のように濁りがひどく、水深が浅く風による巻上げ、波浪の影響を受けやすいようなところを原水とした例はない」と指摘されています。
- 他県では、事前に影響評価や実証実験を行ったうえで、施設導入の可否を判断し、その結果、フィルターの目詰まりなどにより、所定の水量が確保できず、施設の導入を見送った事例もあります。
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県内の実績をみても、濁りによる膜の目詰まり、高圧による部品の破損等のトラブル、膨大な造水コストから、半分近くが休止・廃止されています。
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調査や環境影響評価の実施
- 造水により発生する高い塩分濃度の濃縮水は、排水しても、瞬時に拡散せずに滞留し、底部へ蓄積することから、貧酸素等の環境悪化の原因になる可能性がありますが、国は検証を行っていません。
- 他地区では、淡水化処理後の大量の濃縮水を海域へ排水する際の環境影響評価を実施しています。閉鎖性水域である調整池へ排水するのであれば、なおのこと環境影響評価を実施する必要があります。
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