ミオ筋の維持管理の低減

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 潮受堤防の締切前は、潮の干満によって排水樋門前にガタ土が堆積していたため、排水先を確保するために繰り返しガタ土を除去する必要がありました。地元の方々は人力でこの作業を行っていましたが、潮受堤防の締切以降、この重労働を行う必要がなくなりました。

ミオ筋です

〈ミオ筋〉遠浅の海岸付近の海底に生じるみぞ状のくぼ地で、排水のための流路

排水樋門(千鳥川左岸樋門)です

〈排水樋門(千鳥川左岸樋門)〉背後地からの排水を行うために設置された水門

 

[大開樋門前のミオ筋の維持管理の状況]

堤防締切前
大開樋門前のミオ筋(締め切り前)です

低平地から海への排水不良に対するミオ筋の維持

 平成13年3月13日第2回農水省ノリ不作等対策関係調査検討委員会議事録(抜粋)
「樋門の海側に堆積する潟土の除去作業のために、人力による大変な作業をせざるを得なくなりました。このように、スコップなどにより潟の取り除き作業は大変な重労働であり、年間に十数回を数え、1回につきそれぞれ数日間の大変な時間を費やし、農作業で疲れた体には想像を絶する大きな負担を強いるものでございました。」(諫早市森山町農業者) 

堤防締切後
大開樋門前のミオ筋(締め切り後)です

ガタ土の堆積がなくなり良好な排水機能が確保されています

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