集中豪雨に対する効果

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 潮受堤防締切後は、調整池水位が標高マイナス1メートルに管理されていることで、河川の水を速やかに調整池に流すことができ、周辺地域の防災効果が着実に発揮されています。
 さらに、調整池に貯まった水は外潮位が調整池水位より低くなったときに排水しています。

昭和57年7月の豪雨における小野平野(諫早市赤崎町)の湛水状況

 [集中豪雨時の比較事例]

 
堤防締切前

【昭和57年7月23日長崎大水害】
最大時間雨量99ミリメートル、総雨量492ミリメートル
湛水状況:小野平野で湛水が4、5日継続
被害状況:農作物の被害状況1億700万円

堤防締切後

【平成11年7月23日諫早地方集中豪雨】
最大時間雨量101ミリメートル、総雨量342ミリメートル
湛水状況:低平地の水田で湛水が発生したが、同日中にはおおむね解消
被害状況:農作物の被害状況300万円

平成13年3月13日第2回農水省ノリ不作等対策関係調査検討委員会議事録(抜粋)
「平成9年に潮受堤防の締切がありまして、特に平成11年は7月23日、100ミリメートルの雨が2時間程度降りましたけれど、おかげさまで(調整池を)マイナスに保ってあるものですから、水はどんどん流れていって、危険な状態ではあったんですけれども、おかげさまで皆さん助かったと思っています。(仲沖町町内会長) 

排水門調査です

排水門の調査は、調整池水位がマイナス1.0メートルとなるように、外潮位が調整池水位よりも低くなったときに行います。

 

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