長崎県

最優秀賞、優秀賞(第29回)


2017年10月20日更新

※絵をクリックすると拡大します。

最優秀賞(1作品)

     【学校・学年】
長崎市立戸町小学校 6年
【氏名】
谷口 愛衣(たにぐち あい)
【審査員コメント】

・画面の構成が素晴らしい。海の海面と海中を、水槽を見るかのように描かれており、空は左が昼で、右が夜。ファンタジックな要素が理性的にまとめられている。普通は思いつかないようなモチーフの組み合わせに、作者の圧倒的な力を感じさせられる。

・まちのにぎやかさを画面いっぱいに感じられ、その中で自然との共生や環境問題への順応が大胆に描かれており、強いメッセージ性が感じられる。

・ひとつひとつの描写がとても丁寧に描かれている。海の生活を楽しむ風景に加え、カメのコッコデショ、タツノオトシゴの蛇踊りなど、郷土長崎のお祭りの要素も取り入れられている。

・海の中で暮らすという発想をひとつの絵としてまとめている作者の感性の素晴らしさ、そしてそのあたたかい心に感心させられる。

 【本人コメント】
温暖化で海水面が上がっても、海の生き物と楽しく団結して共存できるまちをイメージしました。ソーラーパネルや、植物の光合成で酸素をつくり出して、自然の力を活用しながらお祭りのエネルギーにしています。昼でも夜でも花火が打ち上がり、世界中の人々がお祭りに楽しく参加している様子を描きました。

 

優秀賞(5作品)

     【学校・学年】
佐世保市立猪調小学校 1年
【氏名】
中尾 文香(なかお あやか)
【審査員コメント】

・「自然との共生」「楽しいまち」というテーマ性がよく感じられる作品。

・絵の真ん中に夢のすべり台が象徴的に、楽しく描かれている。すべり台の着地点にはきれいなお花畑があり、こんな公園のあるまちですごせたら本当に楽しいだろうな、と感じさせる作品。

・中央のすべり台、両側の木々、頂点の団地のまちが丁寧に、奥行き感や色合いを少しずつ変えて描かれており、ひとつひとつのかたちの中に作者の想いがすごく込められている作品である。

・白い雲、金色のすべり台、緑の森など、色づかいがとても斬新な作品。

・全体的な構成が、絵の中心に視点を誘う、造形的におもしろい作品となっている。

 【本人コメント】
わたしは、しんかしたこうえんをつくりました。すべりだいは、くものうえからまちまですべることができます。きのうえのひみつきちは、ふゆでもあったかいだんちがあります。みらいのまちにこんなものがあったらいいなとおもいました。

 

     【学校・学年】
大村市立旭が丘小学校 2年
【氏名】
古川 紘光(ふるかわ おうり)

【審査員コメント】


・海と自然を、花や歯車がつなぐ、自然との共生が力強く描かれている。

・花や時計などたくさんの歯車が描かれ、ひとつひとつにあたたかみがあって、有機的でやさしく温もり感のある絵になっており、とても魅力的である。

・絵に力強さがありながら、リュウグウノツカイや列車など、ファンタジー要素が描かれており、作者のもつ夢の世界観にすごく引き込まれる作品。

・デザイン、インパクトの強さ、色づかいなど、画面構成が素晴らしい。

・自然と、人工物(機械文明)が不思議と馴染んで、概念的な理想が描かれており、「こういう社会があれば私たちは幸せにくらしていけるのではないか」と、深く問いかけをしているような作品。

 【本人コメント】
は車がいっぱいの町で、リュウグウノツカイがリュウグウじょうにつれていきます。は車の町をそうぞうしてかきました。

 

     【学校・学年】
南島原市立南有馬小学校 3年
【氏名】
山室 瑠佳(やまむろ るか)

【審査員コメント】


・絵に近寄って、作品に入り込んで、散歩するような気持ちで見るととても楽しい。習字教室やわくわく移動図書館、モコモコ動物園など、身の回りの生活をヒントにして、愛情たっぷりに、自身の郷土の生活を丁寧に描いている。みているだけで楽しく、嬉しくなる作品。

・描かれているたくさんの人々の表情や仕草が絵に溶け込み、また、ひとつひとつの絵に、細かく暮らしや物語が表現されており、全体が非常に丁寧に描かれている。

・このような絵は、実際に子ども達が本当に楽しく過ごしていないと描けないような作品。絵を通して、地域の豊かさ、地域の子どもをみつめる環境の良さを感じさせる作品。

 【本人コメント】
みんながたのしめる、雲の町に、しました。動物たちと遊べる部屋や、体をきたえられる遊ぐがあります。おなかがすいたら、ふげんだけの水を使った流しそうめんをいつでも食べられます。みんながなかよくできる町があったらいいな。

 

     【学校・学年】
佐世保市立大塔小学校 4年
【氏名】
川崎 奏撫(かわさき かなで)
【審査員コメント】

・背景の白、人物や色づかいが斬新で、絵を目に焼き付けられる。強いインパクトがあり、ぐっと引き寄せられる作品。

・作者の目線で、自分が住みたい将来のまちがどのように見えるだろうか、という想いをめいっぱい作品に表現できており、作者の考えが伝わってくる。

・人物の視線をたどったところに、作者の狙いとする「魚にのって自由に行き交う」まちが描かれている。現実にはありえない風景なのに、なぜかこんな場面があるのではないか、と感じてしまう。

・海を独特の表現で描いているが、全く違和感が無い。絵を通して、見る人が作者の世界観のなかに無条件で入り込むことができ、見る人が自由に作品のなかで感じ取れるような表現になっている。

 【本人コメント】
海にかこまれた長崎県は、未来も、魚とふれ合う町がいいと思います。魚やひとでにのって旅行したり、海の中にすんだりできたらいいです。

     【学校・学年】
南島原市立口之津小学校 5年
【氏名】
永田 佳蓮(ながた かれん)

【審査員コメント】


・未来のまちを想像すると、便利でにぎやかな都市的な生活のまちをイメージしやすいが、この絵をみて、この風景、こういう所に住みたいなという気持ちが高ぶる。実は本当に私たちが住みたいまちというのは、こんな所かもしれない、というのを考えさせられる作品。

・気をてらって描かれた風景ではなく、住みたいまち、人にやさしい、自然にやさしい、落ち着けるまちというのは、本当はこんな姿なのかなと想像する、はっとさせられる作品。

・丘の連なりによる立体感、色彩のグラデーションによる遠近感など、画面構成が素晴らしい。

・立っている建物も、施設や住宅など細かく描いており、作者がしっかりまちを観察していることが伺える。

・見ていて落ち着く作品。近未来の、自然と共生していくまちの姿をうまく表現した作品。

 【本人コメント】
山がたちならんでいて、山と一緒にくらせる町を想像して書きました。町のシンボルのタワーを一番目立つようにしました。

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