まちづくり景観資産登録制度

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 まばゆい海と豊かな山に囲まれた長崎県。

 それぞれの地域によって地理条件や歩んできた歴史は異なり、武家屋敷通りや町屋が残る商店街、坂沿いの洋館群、海辺の漁業集落や棚田など、県内は個性的で魅力あるまちなみや建造物にあふれています。

 景観資産登録制度は、そんなまちなみや建造物、さらに地域のシンボルとして愛されている樹木などを登録することで県内外に広く周知し、ゆるやかに保全を行う、長崎県独自の制度です。

 平成15年の制度創設以来、まちなみ30件、建造物209件、樹木5件が登録されています。

 ※樹木は平成23年度から登録対象になりました。

 ※景観資産制度または景観資産内容に関するお問い合わせは以下ファイルをご覧ください。

 ○お問い合わせ先一覧(R5)[PDFファイル/4KB]

 景観資産の登録対象

区分 説明 申請者
まちなみ等

武家屋敷通りや旧街道の宿場町、洋館の並ぶ

まちなみ、町屋が残る商店街、緑豊かな街路、

海辺の漁業集落や棚田、段々畑など、個性的で

魅力ある景観を形成しているまちなみや文化的

景観

市町
建造物等

民家、寺社仏閣、教会、学校、倉庫、橋、トンネル、

石垣、塔、煙突などの建造物で、地域景観の核とな

ているもの(建造された年代は問いません)

資産の所有者
(民間の場合は、市町の推薦書が必要です。)

樹木

 

地域の景観のシンボルである単体の樹木

 

  • 国や県の文化財に指定されたものは登録できません。
  • 国の登録文化財または市町の指定文化財は登録の対象となります。

登録の効果

景観資産に登録されると、以下の支援があります。

ながさき景観資産ガイド 長崎景色

 県ホームページ等での紹介のほか、「ながさき景観資産ガイド 長崎景色」(デジタルブック)を発行し、個別に紹介しています。

 「ながさき景観資産ガイド 長崎景色」(デジタルブック)は、こちらをクリック(外部リンク)

 ※ 県内観光情報を織りまぜた、読んで楽しい景観資産ガイド(令和5年10月更新)

長崎県美しい景観形成アドバイザーの派遣

  登録した景観資産の保全又は活用に必要なアドバイスを行うため、美しい景観形成アドバイザーとして登録されている専門家を所有者の申請により派遣します。

保全・活用事業への補助

  建造物または樹木の所有者が行う保全・活用事業に対し、市町と共同で補助します。

  補助対象行為

区分 所有者 補助対象行為 補助率 限度額
建造物等 市町
  • 保全のための改修
  • 活用を前提とした集計
2分の1 50万円以上200万円以下
民間

3分の1

10万円以上200万円以下
樹木 市町
  • 樹木の保全に係る行為
2分の1 10万円以上50万円以下
民間

3分の1

 景観資産登録制度はゆるやかな制度です。文化財制度とは異なり、登録に伴って所有者や住民の方々に規制が課せられることはありません。

登録の流れ

登録申請書の受付 市町の景観担当課を経由し、県の都市政策課で受け付けます。

次に

市町と県による事前審査 市町の審査を通ったものは、市町の推薦書を付けて県に提出されます。県は、現地調査や申請者への聞き取りを行い、登録するかどうかを検討します。

次に

長崎県美しい景観形成審議会への諮問 専門家で構成する審議会にかけ、登録の適否を判断します。

次に

登録の告示・申請者への通知 審議会の判断を踏まえ、登録が決定した場合には、物件の名称・所在地・所有者名などを公表(長崎県公報で告示)

要綱・申請書等ダウンロード

登録に必要な書類

  1. まちづくり景観資産登録申請書[Word/25KB](A4縦で印刷してください。)記入例[PDF/19KB]
  2. 申請物件の位置を示す図面
  3. 申請物件の内容がわかる図書(歴史的重要性や構造的特徴などを示す資料や図面)
  4. 申請物件の現況写真

長崎県まちづくり景観資産登録制度実施要綱[PDF/28KB]

このページの掲載元

  • 都市政策課
  • 郵便番号 850-8570 
    長崎市尾上町3番1号
  • 電話番号 095-894-3031
  • ファックス番号 095-894-3462