環境分野

長崎県における熱中症発生の地域特性と気象との関連性に関する研究

区分 経常研究
概要

長崎県各地における気象データの収集を行い、熱中症発生の地域特性との関係性を分析する。得られた結果は熱中症の注意喚起・啓発等に活用できるよう、効果的な情報発信の方法についても検討する。

期間 令和2年度から令和4年度まで

酸性雨モニタリング(環境省委託)

長崎県では、環境省から委託を受けて対馬市に雨水を自動的に採取する機械を設置しています。採取した雨水のpH測定や雨水に含まれる硫酸イオンや硝酸イオン濃度等の分析を行い、当県の酸性雨の降雨状況を調査しています。

対馬酸性雨測定所
 対馬酸性雨測定所

環境放射能水準調査

長崎県では、原子力規制庁の委託を受け、過去の大気圏内核実験に伴う放射性降下物や原子力施設からの影響の有無を把握するため、一般環境中(雨水や食品等)の放射能濃度を調査しています。

環境放射能水準調査

藻場におけるブルーカーボンに関する研究

区分 経常研究
概要

藻場におけるブルーカーボン貯留量を定量し、県内藻場のCO2吸収効果を見える化して、藻場の造成・保全活動にCO2吸収効果の価値を付与し、その活動を促進することで水産業振興にもつなげることを目指す。

期間 令和3年度から令和5年度まで

浅場造成事後調査事業

区分 行政要望課題
概要

大村市森園地先に造成した浅場において、アサリなどの底生生物や底質などをモニタリングして造成効果を検討するとともに、環境教育を実施して大村湾に対する親水意識の向上を目指す。

期間 平成26年度から令和3年度まで

ツシマヤマネコ保護増殖事業

動物種鑑定と性別鑑定を遺伝子学的解析

ツシマヤマネコ保護増殖事業 の一環として、対馬の野外で採取された糞便を対象とし、動物種鑑定と性別鑑定を遺伝子学的に調査し、ツシマヤマネコの生息調査の資料としています。

ツシマヤマネコDNA

ツシマヤマネコ種鑑定 

*ツシマヤマネコ(ネコ目(食肉目)ネコ科に属する哺乳動物の一種)

最近は、南アジアから東南アジアまでに分布するベンガルヤマネコ Prionailurus bengalensis(または Felis bengalensis)の亜種として位置づけられ、学名は P.b.euptilura (または F.b.euptilura)とされる。日本では対馬北部(長崎県)にのみ棲息する。

  • 1971年 国の天然記念物に指定
  • 1991年 環境庁「レッドデータブック」 絶滅危惧A類として記載
  • 1994年 種の保存法に基づき、「国内希少野生動植物種」に指定
  • 2012年 第4次環境省レッドリスト絶滅危惧いIA類(CR)

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  • 環境保健研究センター
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