平成29年12月16日(土曜日)12時から12時30分
伸びています、長崎県の農林業
長崎県農林部農政課 係長 山禄 栄二(さんろく えいじ)、係長 白石 善暢(しらいし よしのぶ)
長崎県の農業産出額が連続して伸びている現状、農林産物日本一等全国トップレベル品目、伸びの要因となっている主な取組、12月以降の旬な農産物などを紹介
県の農業産出額は6年連続で伸びており、平成27年は1,553億円。過去10年の伸び率は、全国が3.4%に対して本県は13.6%と、全国で第2位の伸び率。
「新ながさき農林業・農山村活性化計画」では、「生産・流通・販売対策」を軸にしっかり稼ぐ仕組みを構築し、農林業・農山村全体の所得向上を図ることで、人を呼び込み地域がにぎわう社会の実現を基本理念とし、農業所得向上に向けて、取組んでいる。
長崎みかん
ながさき西海農協させぼ地区かんきつ部会が、平成28年度全国農林水産祭で天皇賞。シートマルチ栽培の取組を紹介。
玉緑茶
9月の全国品評会の蒸し製玉緑茶部門で、東彼杵町の尾上(おのうえ)さんが農林水産大臣賞を、産地賞でも東彼杵町が1位、佐世保市が2位を受賞。
対馬しいたけ
6月開催の全農乾椎茸品評会の花どんこの部で、対馬市永尾さんが農林水産大臣賞を受賞。(平成26年に続いて2回目)
その他の1位
びわの生産額1位及び共販100周年、つばき油の生産量1位などを紹介。
長崎和牛
第11回全国和牛能力共進会宮城大会において、第7区(総合評価群)の肉牛部門で特別賞受賞。
その他の上位品目
ばれいしょ2位、いちご3位、たまねぎ4位、にんじん、葉たばこ5位、生しいたけ5位など。
品目別にある農協部会等が、販売額増加を目指して計画的に規模拡大や高品質化、多収化への取組。(産地計画の取組)
畜産農家とJAや市町などが、クラスター(ぶどうの房)のように一体的に結集して、地域全体で収益性を向上させる取組。(畜産クラスターの取組)
農地の基盤整備や集積による経営規模拡大等の取組。
これらの取組により安定した農業所得を得られるようになった地域では後継者もしっかり育っており、一部では小学校生徒数が、増加傾向に転じている地域もある。
施設園芸いちご
「ゆめのか」の出荷のピークや購入価格帯の情報、「ゆめずきんちゃん」が、ゆるキャラグランプリで25位にランクインなどの話題。
施設園芸トマト、ミニトマト
トマトは夏の野菜のイメージが強いが、施設栽培では、トマトが12月上旬から出荷、ミニトマトは11月から出荷可能。
県の農政課 電話095-895-2913
「長崎四季畑」常設コーナー設置記念イベントの開催
日時:平成29年12月16日(土曜日)、17日(日曜日)10時から16時
場所:道の駅させぼっくす99(佐世保市愛宕町11)
内容:「長崎四季畑」認証商品の試食販売、地元農産品の試食販売、販促企画(「長崎四季畑」認証商品購入者にプレゼント抽選)
「お歳暮に長崎四季畑」商品や県産農産物を!