長崎県

知事への提案[令和元年度 土木]


2020年3月24日更新

 令和元年度(2019年度)にお寄せいただいた「知事への提案」のうち、「土木」に分類されるものを紹介しています。
 ご提案の内容については、趣旨が変わらない範囲で要約することがあります。

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目次

石木ダムについて

意見・提案
内容等

  佐世保にダムは必要ない。
  昨今の西日本を始めとする豪雨被害を鑑みれば、ダムはこの先危険をもたらすことはあっても被害を食い止めてはくれない。
 海水を真水に浄化する方が渇水対策としては、住民の皆さんの役に立ち危険がないと思う。

受付日:2019年9月19日 [県外 不明]  

県の回答

【回答課:河川課】
 この度は、貴重なご意見をいただき、ありがとうございます。
 お問い合わせのありました「石木ダム建設事業」について、本県の考えをご説明させていただきます。
 石木ダムは、川棚川の洪水被害の軽減と佐世保市の安定的な水源の確保を目的として、昭和50年度から事業に着手しております。
 川棚町は、戦後4回も大雨による洪水被害に見舞われており、このうち、平成2年7月の梅雨前線豪雨では、床上・床下浸水合わせて384戸の甚大な被害が発生しました。こうした状況を踏まえ、川棚川では、河川改修とダム建設により、概ね100年に一度の雨による洪水に備える計画としております。
 また、佐世保市は、安定して取水できる水源に乏しいことから、昭和50年以降、断水を伴う給水制限を4度にわたり実施しているなど、渇水の危機に瀕する事態が度々起こっており、渇水による市民生活等への大きな影響が出ないようにするため、石木ダムの建設により日量4万トンの水源を確保する計画となっております。
 現在においても、約2割の地権者の皆さまには、ご協力いただけておりませんが、一方で、移転対象となる家屋全67戸のうち約8割にあたる54戸の皆さまにご協力をいただき、家屋や墓地を移転していただいております。このように様々な苦しいご判断のうえ、ダム建設を前提に、用地のご提供という形でご協力いただいた方々が数多くいらっしゃいます。
 地形的な特徴から急流河川が多い本県は、過去に長崎大水害や諫早大水害といった水害に見舞われてきた一方、昭和40年代の長崎砂漠とよばれた渇水、平成6、7年の大渇水など、多くの自然災害を経験してきました。こうした経験を持つ本県としては、地域にお住まいの皆さま方の安全・安心の確保が行政の責務であると考え、石木ダムの早期完成に向け事業を進めているものでありますので、ご理解いただきますようお願いいたします。 

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石木ダムについて

意見・提案
内容等

 石木ダム建設計画に伴う土地家屋の強制収用が進んでいるが、これに人権的な理由で強く反対する。絶対にこの非人道的なやり方を強行しないでください。
 佐世保の利水が目的であることは承知しているが、他の方策を再検討するべきで、その余地は十分にあると思う。
 県民の生活を守るのが知事の役目である。一佐世保市民として彼らの生活を奪いたくない。建設予定地の住民の願いと権利を守ることができないか県民皆で考える機会を与えてほしい。どうかお願いする。 

受付日:2019年9月10日 [県内 30代] 

県の回答

【回答課:河川課】
 この度は、貴重なご意見をいただき、ありがとうございます。
 お問い合わせのありました「石木ダム建設事業」について、先に本県の考えをご説明させていただきます。
 石木ダムは、川棚川の洪水被害の軽減と佐世保市の安定的な水源の確保を目的として、昭和50年度から事業に着手しております。
 川棚町は、戦後4回も大雨による洪水被害に見舞われており、このうち、平成2年7月の梅雨前線豪雨では、床上・床下浸水合わせて384戸の甚大な被害が発生しました。こうした状況を踏まえ、川棚川では、河川改修とダム建設により、概ね100年に一度の雨による洪水に備える計画としております。
 また、佐世保市は、安定して取水できる水源に乏しいことから、昭和50年以降、断水を伴う給水制限を4度にわたり実施しているなど、渇水の危機に瀕する事態が度々起こっており、渇水による市民生活等への大きな影響が出ないようにするため、石木ダムの建設により日量4万トンの水源を確保する計画となっております。
 現在においても、約2割の地権者の皆さまには、ご協力いただけておりませんが、一方で、移転対象となる家屋全67戸のうち約8割にあたる54戸の皆さまにご協力をいただき、家屋や墓地を移転していただいております。このように様々な苦しいご判断のうえ、ダム建設を前提に、用地のご提供という形でご協力いただいた方々が数多くいらっしゃるということについて、ご理解いただきますようお願いいたします。
 今回ご指摘のありましたダムによる洪水調整についてですが、石木ダムは人為的なゲート操作による放流を行わない自然調節式のダムになります。そのため、計画を超える雨が降った場合でも、ダムに流れ込む以上の水が下流に流れることはありません。
 また、自然環境への影響につきましては、県としても重要であると考え、長崎県環境影響評価条例に基づき、ダム建設による環境への影響について調査・予測を行い、環境影響評価を実施しております。環境影響評価では、大気汚染や水質汚濁などの調査および予測により環境保全措置を検討した結果、事業の実施による環境への影響は、実行可能な範囲内でできる限り回避、又は低減され、必要に応じその他の方法により環境の保全についての配慮が可能であると評価しています。また、選定した項目に係る環境要素は環境基準等と整合が図られていると評価しています。
 近年、異常気象の顕在化により、全国各地で洪水・渇水被害が発生しており、先月も台風5号の接近に伴い本県の五島と対馬で降った大雨によって、洪水や土砂災害が発生するおそれが著しく高まったとして、昨年に続き県内で2度目となる「大雨特別警報」が発表されたことや、昨年8月、佐世保市では、渇水対策本部が設置されたことからも分かるように、水害や渇水はいつ、どこにおいても起こりうる状況にあります。
 地形的な特徴から急流河川が多い本県は、過去に長崎大水害や諫早大水害といった水害に見舞われてきた一方、昭和40年代の長崎砂漠とよばれた渇水、平成6、7年の大渇水など、多くの自然災害を経験してきました。こうした経験を持つ本県としては、地域にお住まいの皆さま方の安全・安心の確保が行政の責務であると考え、石木ダムの早期完成に向け事業を進めているものでありますので、ご理解いただきますようお願いいたします。 

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石木ダムについて

意見・提案
内容等

 Change Orgという署名サイトにて、石木川ダム建設に関する情報を知った。
 40年前の資料を基に、人口増による水不足を解消するためのダム建設が必要とのことであるが、インターネット調査によると8割に届く県民が説明不足・また半数がダム建設についてわからないというコメントを出している。
 計画自体の資料も非常に古く、今一度立ち戻って建設が本当に妥当なのか、検討してほしい。また、changeorgの署名(ダム建設について公開)は30,000人を超える署名が集まっている。
 住民に納得のいく形で公開討論会を開いてほしい。どうかこのまま押し切ってダム建設をすることだけはしないでほしい。

受付日:2019年8月19日 [県外 40代]

県の回答 【回答課:河川課】
 この度は、貴重なご意見をいただき、ありがとうございます。
 お問い合わせのありました「石木ダム建設事業」について、先に本県の考えをご説明させていただきます。
 石木ダムは、川棚川の洪水被害の軽減と佐世保市の安定的な水源の確保を目的として、昭和50年度から事業に着手しております。
 川棚町は、戦後4回も大雨による洪水被害に見舞われており、このうち、平成2年7月の梅雨前線豪雨では、床上・床下浸水合わせて384戸の甚大な被害が発生しました。こうした状況を踏まえ、川棚川では、河川改修とダム建設により、概ね100年に一度の雨による洪水に備える計画としております。
 また、佐世保市は、安定して取水できる水源に乏しいことから、昭和50年以降、断水を伴う給水制限を4度にわたり実施しているなど、渇水の危機に瀕する事態が度々起こっており、渇水による市民生活等への大きな影響が出ないようにするため、石木ダムの建設により日量4万トンの水源を確保する計画となっております。
 現在においても、約2割の地権者の皆さまには、ご協力いただけておりませんが、一方で、移転対象となる家屋全67戸のうち約8割にあたる54戸の皆さまにご協力をいただき、家屋や墓地を移転していただいております。このように様々な苦しいご判断のうえ、ダム建設を前提に、用地のご提供という形でご協力いただいた方々が数多くいらっしゃるということについて、ご理解いただきますようお願いいたします。
 また現在、事業に反対する地元地権者の方々から知事との面会の要望があっており、その実施に向けて調整しているところであります。一方で、これまでの長年の経過の中であらゆる機会を捉えて地元説明会等を実施してきていること、さらには、平成27年11月以降、ダムに反対する方々が国や県及び佐世保市を相手に提訴され、議論の場は法廷に移ったことから、事業の是非について議論する段階にはないと考えております。
 ただし、事業の必要性や県の考えについて、県民の皆様のご理解を深めていただくことは大切だと考えており、全世帯広報誌や新聞広告、県ホームページなどを活用し、引き続き、わかりやすい広報(情報発信)に努めているところであります。
 近年、異常気象の顕在化により、全国各地で洪水・渇水被害が発生しており、先月も台風5号の接近に伴い本県の五島と対馬で降った大雨によって、洪水や土砂災害が発生するおそれが著しく高まったとして、昨年に続き県内で2度目となる「大雨特別警報」が発表されたことや、昨年8月、佐世保市では、渇水対策本部が設置されたことからも分かるように、水害や渇水はいつ、どこにおいても起こりうる状況にあります。
 地形的な特徴から急流河川が多い本県は、過去に長崎大水害や諫早大水害といった水害に見舞われてきた一方、昭和40年代の長崎砂漠とよばれた渇水、平成6、7年の大渇水など、多くの自然災害を経験してきました。こうした経験を持つ本県としては、地域にお住まいの皆さま方の安全・安心の確保が行政の責務であると考え、石木ダムの早期完成に向け事業を進めているものでありますので、ご理解いただきますようお願いいたします。 

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石木ダムについて

意見・提案
内容等

 石木ダムは、県民にとって無駄でしかない公共事業である。
 引き返して、ストップしようと言う提案である。
 ホームページでぜひ公開してほしい。
 理不尽な公共事業の筆頭の石木ダム問題について一言 https://youtu.be/SbmizwxRCjA
 8月16日21:00 石木ダムのはなし  動画内で語られなかったことが語られる。 ライブで配信 https://youtu.be/0y57oxGAMe0

受付日:2019年8月16日 [県内 不明]

県の回答 【回答課:河川課】
 お問い合わせのありました「石木ダム建設事業」について、本県の考えをご説明させていただきます。
 石木ダムは、川棚川の洪水被害の軽減と佐世保市の安定的な水源の確保を目的として、昭和50年度から事業に着手しております。
 川棚町は、戦後4回も大雨による洪水被害に見舞われており、このうち、平成2年7月の梅雨前線豪雨では、床上・床下浸水合わせて384戸の甚大な被害が発生しました。こうした状況を踏まえ、川棚川では、河川改修とダム建設により、概ね100年に一度の雨による洪水に備える計画としております。
 また、佐世保市は、安定して取水できる水源に乏しいことから、昭和50年以降、断水を伴う給水制限を4度にわたり実施しているなど、渇水の危機に瀕する事態が度々起こっており、渇水による市民生活等への大きな影響が出ないようにするため、石木ダムの建設により日量4万トンの水源を確保する計画となっております。
 現在においても、約2割の地権者の皆さまには、ご協力いただけておりませんが、一方で、移転対象となる家屋全67戸のうち約8割にあたる54戸の皆さまにご協力をいただき、家屋や墓地を移転していただいております。このように様々な苦しいご判断のうえ、ダム建設を前提に、用地のご提供という形でご協力いただいた方々が数多くいらっしゃるということについて、ご理解いただきますようお願いいたします。
 近年、異常気象の顕在化により、全国各地で洪水・渇水被害が発生しており、先月も台風5号の接近に伴い五島と対馬で降った大雨によって、洪水や土砂災害が発生するおそれが著しく高まったとして、昨年に続き県内で2度目となる「大雨特別警報」が発表されたことや、昨年8月、佐世保市では、渇水対策本部が設置されたことからも分かるように、水害や渇水はいつ、どこにおいても起こりうる状況にあります。
 地形的な特徴から急流河川が多い本県は、過去に長崎大水害や諫早大水害といった水害に見舞われてきた一方、昭和40年代の長崎砂漠とよばれた渇水、平成6、7年の大渇水など、多くの自然災害を経験してきました。こうした経験を持つ本県としては、地域にお住まいの皆さま方の安全・安心の確保が行政の責務であると考え、石木ダムの早期完成に向け事業を進めているものでありますので、ご理解いただきますようお願いいたします。

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石木ダムについて

意見・提案
内容

  石木ダム建設をやめてほしい。
  ダムは枯れやすく溢れやすいといわれ、特に近年の豪雨では降雨量と同量の放水をするしかない状態で、かえって放水量の調節のまずさから被害を出し、住民が死亡するなどしている。豪雨水害を悪化させる要因としてスギヒノキ人工林があり、土砂崩れや流木で被害を出している。九州地方で他の地方より人工林の割合が高いので、行うべきはダム建設ではなく、山林の広葉樹林化である。
  森林環境税による広葉樹林再生も決まった。保護団体の検証実験によると人工林伐採後、鹿よけをすれば植林なしでも自然に従来の森林が再生することがわかっている。常に水、砂、石や生物が移動しつつバランスをとっている自然界をコンクリートで固めるということ自体が無理な発想で、実際破壊にしか繋がらない。人の生活圏のコンクリートと自然界の水の流れや土壌、広葉樹林のバランスをとることが大事なのではないだろうか。
  アメリカでも毎年100近いダム撤去が行われている。ダム害が明らかな中、人権無視のダム建設を進めることは公益ではなく、職権濫用、犯罪的行為である。人権意識も高まり、少数者の権利も守られる時代である。
 一部の利権のために物事を歪めるのではなく、普通に事象を検証し、公益になる判断をしてほしい。 

 受付日:2019年8月14日 [県外 50代]

県の回答 【回答課:河川課】
 この度は、貴重なご意見をいただき、ありがとうございます。
 お問い合わせのありました「石木ダム建設事業」について、先に本県の考えをご説明させていただきます。
 石木ダムは、川棚川の洪水被害の軽減と佐世保市の安定的な水源の確保を目的として、昭和50年度から事業に着手しております。
 川棚町は、戦後4回も大雨による洪水被害に見舞われており、このうち、平成2年7月の梅雨前線豪雨では、床上・床下浸水合わせて384戸の甚大な被害が発生しました。こうした状況を踏まえ、川棚川では、河川改修とダム建設により、概ね100年に一度の雨による洪水に備える計画としております。
 また、佐世保市は、安定して取水できる水源に乏しいことから、昭和50年以降、断水を伴う給水制限を4度にわたり実施しているなど、渇水の危機に瀕する事態が度々起こっており、渇水による市民生活等への大きな影響が出ないようにするため、石木ダムの建設により日量4万トンの水源を確保する計画となっております。
 現在においても、約2割の地権者の皆さまには、ご協力いただけておりませんが、一方で、移転対象となる家屋全67戸のうち約8割にあたる54戸の皆さまにご協力をいただき、家屋や墓地を移転していただいております。このように様々な苦しいご判断のうえ、ダム建設を前提に、用地のご提供という形でご協力いただいた方々が数多くいらっしゃるということについて、ご理解いただきますようお願いいたします。
 今回ご指摘のありましたダムによる洪水調整についてですが、石木ダムは人為的なゲート操作による放流を行わない自然調節式のダムになります。そのため、計画を超える雨が降った場合でも、ダムに流れ込む以上の水が下流に流れることはありません。
 また、自然環境への影響につきましては、県としても重要であると考え、長崎県環境影響評価条例に基づき、ダム建設による環境への影響について調査・予測を行い、環境影響評価を実施しております。環境影響評価では、大気汚染や水質汚濁などの調査および予測により環境保全措置を検討した結果、事業の実施による環境への影響は、実行可能な範囲内でできる限り回避、又は低減され、必要に応じその他の方法により環境の保全についての配慮が可能であると評価しています。また、選定した項目に係る環境要素は環境基準等と整合が図られていると評価しています。
 近年、異常気象の顕在化により、全国各地で洪水・渇水被害が発生しており、先月も台風5号の接近に伴い本県の五島と対馬で降った大雨によって、洪水や土砂災害が発生するおそれが著しく高まったとして、昨年に続き県内で2度目となる「大雨特別警報」が発表されたことや、昨年8月、佐世保市では、渇水対策本部が設置されたことからも分かるように、水害や渇水はいつ、どこにおいても起こりうる状況にあります。
 地形的な特徴から急流河川が多い本県は、過去に長崎大水害や諫早大水害といった水害に見舞われてきた一方、昭和40年代の長崎砂漠とよばれた渇水、平成6、7年の大渇水など、多くの自然災害を経験してきました。こうした経験を持つ本県としては、地域にお住まいの皆さま方の安全・安心の確保が行政の責務であると考え、石木ダムの早期完成に向け事業を進めているものでありますので、ご理解いただきますようお願いいたします。 

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石木ダムについて

意見・提案
内容等

 人が輝き、集い、活気ある、長崎県という地域づくりというテーマに、現在疑問を持っています。
 石木ダム建設には、1.洪水の調節  2.流水の正常な機能維持  3.水道用水の供給の3つの役割があると思います。
 実際に現地に行きましたが、のどかな里山に流れる小川から洪水が起きるとはとても想像できません。
 また水道水に関しても、現在あのカルキ臭い水道水を飲み水としている人がいるのでしょうか。
3つの役割は、既に役割を果たさなくなっており、単なる無駄使いとしか言いようがなく、敢えて追行されるとなると、3つの役割はこじつけで、目的が他にあったとしか考えられません。
 首都圏と違い地方の魅力は何なのか?それは故郷です。里山の住民の素晴らしい故郷を、略奪するような行政が行われています。
 人が輝き、集い、活気ある、地域づくりが行われている里山が、消滅させられて良いのでしょうか。

受付日:2019年7月29日 [県内 70以上]

県の回答  【回答課:河川課】
  ご提案にありました「石木ダム建設事業」について、本県の考えをご説明させていただきます。
  石木ダムは、川棚川の洪水被害の軽減と佐世保市の安定的な水源の確保を目的として、昭和50年度から事業に着手しております。
 川棚町は、戦後4回も大雨による洪水被害に見舞われており、このうち、平成2年7月の梅雨前線豪雨では、床上・床下浸水合わせて384戸の甚大な被害が発生しました。こうした状況を踏まえ、川棚川では、河川改修とダム建設により、概ね100年に一度の雨による洪水に備える計画としております。
  また、佐世保市は、安定して取水できる水源に乏しいことから、昭和50年以降、断水を伴う給水制限を4度にわたり実施しているなど、渇水の危機に瀕する事態が度々起こっており、渇水による市民生活等への大きな影響が出ないようにするため、石木ダムの建設により日量4万トンの水源を確保する計画となっております。
 現在においても、約2割の地権者の皆さまには、ご協力いただけておりませんが、一方で、移転対象となる家屋全67戸のうち約8割にあたる54戸の皆さまにご協力をいただき、家屋や墓地を移転していただいております。このように様々な苦しいご判断のうえ、ダム建設を前提に、用地のご提供という形でご協力いただいた方々が数多くいらっしゃるということについて、ご理解いただきますようお願いいたします。
  近年、異常気象の顕在化により、全国各地で洪水・渇水被害が発生しており、先月も台風5号の接近に伴い五島と対馬で降った大雨によって、洪水や土砂災害が発生するおそれが著しく高まったとして、昨年に続き県内で2度目となる「大雨特別警報」が発表されたことや、昨年8月、佐世保市では、渇水対策本部が設置されたことからも分かるように、水害や渇水はいつ、どこにおいても起こりうる状況にあります。
 地形的な特徴から急流河川が多い本県は、過去に長崎大水害や諫早大水害といった水害に見舞われてきた一方、昭和40年代の長崎砂漠とよばれた渇水、平成6、7年の大渇水など、多くの自然災害を経験してきました。こうした経験を持つ本県としては、地域にお住まいの皆さま方の安全・安心の確保が行政の最大の責務であると考え、石木ダムの  早期完成に向け事業を進めているものでありますので、ご理解いただきますようお願いいたします。

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石木ダムについて

 

意見・提案
内容等

会社員をしておりますが、家庭菜園が好きで野菜のたねをシェアするプロジェクトなどを行っています。
 私は農的暮らしが好きですがそのような若者が増えており、それは社会の大きな流れとして必然ではないかと考えています。
 ダムに沈む予定のこうばる地区は、ホタルが棲む川を汚さないよう、有機農業が行われているようです。また、昔ながらのコンクリートで固められていない川や自然が残っています。
 いつ起こるのか分からない水害や水不足のためにダムを作るのではなく、今すぐに役立つ学校給食向けの有機栽培の農園として活用してはいかがでしょうか。県内外から遠足に訪れた生徒さんが有機栽培を経験できるようにしても良いと思います。
 これまで費やしたダム建設費用にも勝る価値がこうばるにはあります。そして知事がダム建設を中止した英断は後世に語り継がれることになると確信します。 

受付日:2019年6月4日 [県外 40代]

県の回答  【回答課:河川課】
  ご提案にありました「石木ダム建設事業」について、本県の考えをご説明させていただきます。
  石木ダムは、川棚川の洪水の被害軽減と佐世保市の安定した水源の確保を目的としており、昭和50年度の事業着手以降、地権者の皆さまをはじめとする地域の皆さまへの説明に努め、事業へのご理解を求めてまいりました。
  既に、移転対象となる家屋全67戸のうち約8割にあたる54戸の皆さまにご協力をいただき、家屋や墓地を移転していただいております。このように様々な苦しいご判断のうえ、ダム建設を前提に、用地のご提供という形でご協力いただいた方々が数多くいらっしゃるということについて、ご理解いただきますようお願いいたします。
  現在においても、約2割の地権者の皆さまには、ご協力いただけておりませんが、一方で、過去に氾濫を繰り返した川棚川によって多大な被害を受けられた石木ダム建設促進川棚町民の会の皆さまや、渇水による断水・給水制限の苦しみを幾度となく経験されている石木ダム建設促進佐世保市民の会の皆さまからは、速やかに工事を進め、一日も早い石木ダムの完成を目指すよう強い要望がなされているところであります。
  近年、異常気象の顕在化により、全国各地で洪水・渇水被害が発生しており、甚大な被害をもたらした平成30年7月豪雨や、本年4月より四国の吉野川水系で行われている取水制限など、水害や渇水はいつ、どこにおいても起こりうる状況にあります。
  地形的な特徴から急流河川が多い本県は、過去に長崎大水害や諫早大水害といった水害に見舞われてきた一方、昭和40年代の長崎砂漠とよばれた渇水、平成6、7年の大渇水など、多くの自然災害を経験してきました。こうした経験を持つ本県としては、地域にお住まいの皆さま方の安全・安心確保が行政の最重要責務であると考え、石木ダムの早期完成に向け事業を進めているものでありますので、ご理解いただきますようお願いいたします。

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公園の樹種表示札について

意見・提案
内容等

 他県より移住し、休日毎に県内市町の観光を楽しんでいます。
 無名の小さな公園にも美しい場所があることに気づき、市町が管理している公園に植栽している木々等を楽しんでいますが、他県から来た者には見慣れないものもあり、樹種さえ分からないものもあります。
 一部の木には、管理のために樹種を記した札が付いていますが、これを県内の公園にも広げていただけると、観光客にとっても楽しみになり、勉強にもなります。
 市町の仕事とは思いますが、県が音頭を取って県内市町に依頼していただけないでしょうか。

受付日:2019年5月13日 [県内 60代] 

県の回答  【回答課:道路維持課】
  ご提案にありました「公園の樹種表示札を来園者向けに増やすこと」について回答いたします。 樹木の名前を見ながら園路を散策することは利用者の方にとりまして自然や樹木への関心を深めるものとご推察いたします。寄せられたご意見を県内の市町に対して周知し、今後の公園管理の参考とするよう依頼してまいります。
 また、県が管理する都市公園におきましても、予算の範囲内で園路沿いなど優先順位をつけながら設置してまいりたいと考えています。
 今後とも魅力ある都市公園づくりを推進してまいりますので、ご理解いただきますようお願いします。 

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このページの掲載元

  • 県民センター
  • 住所:長崎県長崎市尾上町3番1号
  • 電話:095-894-3441
  • ファクシミリ:095-826-5682
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