長崎県

知事への提案[平成28年度 交通・運輸]


2017年3月24日更新

 平成28年度(2016年度)にお寄せいただいた「知事への提案」のうち、「交通・運輸」に分類されるものを紹介しています。
 ご提案の内容については、趣旨が変わらない範囲で要約することがあります。

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目次

 

オリエンタルエアブリッジの新機材選定について

意見・提案
内容等

 航空機新機材の選定は慎重を期すよう望みます。
 昨年12月の閣議で国境離島関連政府予算案が決定し今年4月から施行されるが、離島地域の維持存続・活性化を図るうえで画期的な支援策と言える。
 離島住民が通常利用する航路運賃についての支援は住民のみならず離島航路・航空路を維持する各民間会社にとっても恩恵を受ける形となる。
 離島航空路を維持するオリエンタルエアブリッジ株式会社が保有している2機の現行機種は製造終了しており、更新機材の有力な候補として欧州ATR社製のATR42が候補となり検討が進められているという報道があった。
 ATR社製の航空機と言えば、約2年前の2月、台湾台北空港から松山空港に向かって飛び立ったトランスアジア航空のATR72が50人余りを乗せて離陸直後、エンジン不調で高速道路真上を横切り、川に墜落して死傷者を出した航空機事故を思い出す。
 安全・安心な航空機の運航は基本中の基だ。機種選定にあたっては十分な論議と検討を要望したい。

受付日:2017年1月18日 [県内 50代]

県の回答

【回答課:新幹線・総合交通対策課】
 ご提案にありました「オリエンタルエアブリッジの新機材選定」についてご説明させていただきます。
 オリエンタルエアブリッジ株式会社が現在保有している航空機材2機は、2019年から2020年にかけて構造寿命を迎える予定であり、その後継機材については、現在、オリエンタルエアブリッジ株式会社において検討されているところです。
 機材の選定にあたっては、安全性を最重要視するとともに、パイロットの現行機材からの移行の容易性、整備部品も含む現行整備体制の活用の可能性、機材の大型化等による離島地域の交流活性化への貢献可能性等を勘案し、新造機や中古機の導入も含めて検討されております。
 県といたしましては、長崎県離島航空路線再生協議会等において十分な協議の上、オリエンタルエアブリッジ株式会社に対して、必要に応じた支援を行ってまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきますようお願いします。

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新幹線を活かしたまちづくり等について

意見・提案
内容等

 地震の活動期に入り、県内、島原半島も断層が多く、観光業はさらに厳しい環境に追い込まれています。
 新しい観光資源の掘り起こしによって新幹線を活かしたまちづくりによる交流人口の拡大が求められます。
 諫早湾(泉水海)周辺の町々には、多くの城跡、遺跡、古墳等が弥生時代より点在しています。
 島原半島の中で災害リスクの低い北部の利活用こそがこれからの観光発展の鍵を握っていると思います。
 新幹線、島原道、湾岸道とインフラ整備が完成する県南東部の中心又島原半島の北部の将来性を重視して積極的に活用してほしい。

受付日:2016年11月4日 [県内 60代]

県の回答

【回答課:新幹線・総合交通対策課】
 ご提案がありました新幹線を活かしたまちづくりについてご説明させていただきます。
 九州新幹線西九州ルートにつきましては、平成34年度の開業に向けて現在、順調に工事が進められております。
 新幹線の開業は、九州北部地域の活性化にとって大きな契機となるものであり、県といたしましては、新幹線の開業効果を最大限に高め、その効果を島原半島も含め広く県内各地に波及させていくことが重要であると考えております。
 このため、新幹線の開業を見据えて官民一体となって取り組む行動計画を平成29年度に策定し、交流人口の拡大や地域活性化に向けて取り組んでまいりますので、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。

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長崎県の人口減の防止及び働き方の見直しについて

意見・提案
内容等

 1.長崎県の人口流出を防止し、増加させる方策について
  水産事業について、大学や専門の水産学部及び研究施設を充実してほしい。若い人が夢と希望を持って学業や専門知識から実地活動することにより、就職できやすくするシステム作りが必要であります。
  水産業者に対して、本業の漁業と共に養殖業、加工業、販売を指導することにより後継者の育成にも支援、助成することが重要であります。
  観光事業について、若者を対象にした漁師とのふれあい、海の幸グルメ、民宿の体験、イベントの開催を積極的に支援してほしい。このためには、民宿やアットホームの整備充実、魚料理の実地講習、観光地でのイベント・PRは必要です。
  また、長崎新幹線の開業に合わせて、新幹線の効果を県北や離島まで波及するよう工夫と知恵を出して対策と実施をお願いしたい。
  住みやすい環境づくりについて、多種多様な分野の産業や企業を県内に呼び込むような地の利を活かしたプランを示し、経営者的感覚で企業の誘致の活動をして欲しい。
2.長崎県民の総活躍と働き方の見直しについて
  家庭生活の働き方について、共働きが多い現在の日本社会では、母親が社会で輝くためにも、父親と子どもの家事の協力、実行が必要です。母親の負担が軽くなると家庭生活にも余裕ができ、出産、育児が順調になり、子どもの増加が見込めます。
  特に父親と子どもが頑張る必要がありますが、個人的な家庭のことを行政から指図されたくない方もいますので、具体的な事例などでソフトに分かりやすく伝えられたら、家族の「きずな」が深まり調和も保てます。
  地域社会の働き方について、ボランティア的公共の役員や町内会活動を嫌がる人が増加しています。自分がやれる範囲で「1人1役の活躍」の活動に参加し、長期的に続けることにより、県内の地域社会は明るく楽しくより良い社会になるでしょう。
  そこで、ボランティアポイント制を導入し、地域社会で活動を継続的にした人への表彰や評価を積極的に実施したら励みになると思います。
  また、地域社会のためひとつでも、何でもよいから自分がやれる範囲で無理をせず活躍するよう導くため、長崎県民が自分らしくやる気で活躍できるスローガンを募集したらどうでしょうか。私は「1人ひとりが 元気でチャレンジ 長崎県」というスローガンを提案します。

 受付日:2016年 11月2日 [県内 70 代以上]

県の回答

【回答課:新幹線・総合交通対策課】
 『新幹線の開業効果を波及させるための対策』についてご説明させていただきます。
 九州新幹線西九州ルートの開業は、九州北部地域の活性化にとって大きな契機となるものであり、県といたしましては、新幹線の開業効果を最大限に高め、その効果を県北地域や離島も含め広く県内各地に波及させていくことが重要であると考えております。
 このため、平成34年度の開業を見据えて官民一体となって取り組む行動計画を来年度に策定し、交流人口の拡大や持続可能な観光地づくりに向けて取り組んでまいりますので、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。

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長崎スマートカードへの補助等について

意見・提案
内容等

 長崎スマートカードは、現在、長崎県内の公共の電車バスの交通機関で利用されていますが、JR系のsuicaが利用できません。福岡県内は、JR、西鉄、電車、バス、地下鉄が一枚のsuicaまたはスマートフォンに取り込んだモバイルsuicaでシームレスに利用でき大変利便性が高く感じました。県外からの観光客の長崎市内、県内の電車、バス移動に関しても便利な観光アピールになると思いますが、いかがでしょうか。
  各交通会社単位では設備投資に対する費用対効果が見込めず先送りになっているのかもしれませんが、県内公共交通機関の料金精算を全国統一システムのsuicaに対応するための補助なり推進なりを長崎県で後押しするお考えはございませんか。

受付日:2016年10月25日 [県内 不明]

県の回答 【回答課:新幹線・総合交通対策課】
 県へのご意見をいただきありがとうございます。
 ご指摘の「長崎スマートカード」についてお答えいたします。
 県内では、長崎スマートカードという地域独自のカードが提供されておりますが、県内の交通事業者において、長崎スマートカードに代わる新しいカードの導入が検討されていると伺っており、このような貴重なご意見をいただきましたことを交通事業者へお伝えしていきたいと思います。
 また、国においては、suicaなどの全国の交通系ICカードを導入するための支援制度もあります。県といたしましては、交通事業者等の検討状況をお伺いしながら、新しいカードシステムの導入に対して、必要に応じた支援を行ってまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

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外国人へのバス案内表示について

意見・提案
内容等

 私の友だちには、外国人がいます。
 電車は番号で行き先が解るしアルファベットも付されていますが、バスはそうではないようで、電車では行けない所へ行く時に困っています。
 最終目的地までというのは無理でも、そこに限りなく近い所までもっと行き易くなるように、観光地として努力して貰えたらと思います。
 バイオパークに行くにしても、日本人の助けがないとバスには乗れない状況です。 
 経費もかかるのでしょうが、日本人の子供たちのためにも役立つことなので、お願いします。

 受付日:2016年 4月13日 [県内10 代]

県の回答

【回答課:新幹線・交通局運輸課】

 ご提案にありました「バスの行き先表示の改善」についてご説明させていただきます。
 現在、県営バスではバスの行き先表示に番号を使用しているのは、長崎市内の「西山台循環線」と大村市内線だけでございます。ご指摘のとおり行き先に番号を使用することで、誰にでも簡単に判別がつき、利用しやすいことは、理解いたしておりますが、実際のバスの運行路線は、多くの行き先と経由地がございます。県営バスの場合、運行系統数が約400本近くあり、これを判りやすく番号付けすることは、何を基準に区分するか等、数多くの課題があります。
 さらに、バス業界全体としても同じ方面へ運行するバスでは、共通の番号にするなど、利用者の目線に立った考え方も考慮すべき事項であると考えております。
  また、県営バスの場合、バスの行き先を示す方向幕もデジタル化した車両が、路線バス全体の353両のうち、139両であり、残り211両が幕式となっており、これらを改善するためには、相当の費用が発生することとなります。
 ご指摘の事項は、バス事業者として重要な課題と認識しており、今後も更なる研究及び検討を図ってまいりたいと存じます。 
  これからも、利用者の皆様に気持ち良く利用していただけるよう、引き続き努力してまいりますので、何卒ご理解いただきますようお願いいたします。

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 長崎空港における受入施設の整備について

意見・提案
内容等

 長崎空港に、小型ビジネス・プライベート機による乗客の受入施設を整備すべき
 これからは、世界の指導者が被爆地の広島・長崎を訪問する機会が一段と増えることになるでしょう。
 長崎ではこれら専用機の来航・利用に対しての受け入れ態勢は整っていますか。
 この施設の整備には空港管理者、施設会社そして県は率先して、それぞれ協力して、より利用し易い受入れ施設を整えるべきです。
 既存施設を改修すれば、少ない費用で整備できるでしょう。
 長崎の地の観光資源、工業、各産業を世界にアピールするためにも、世界の指導者が少人数でも専用機で気軽に直接乗り入れることのできる空港施設の整備が不可欠となります。
 より小回りに利く空港の有無は、長崎の発展の基盤となります。

受付日:2016年 4月12 日 [県内60 代]

県の回答

【回答課:新幹線・総合交通対策課】

 ご提案にありました「長崎空港へのビジネス機・プライベート機、乗客の受入施設の整備」についてご説明させていただきます。
 本県は海外との交流の中で発展してきた歴史があり、長い交流の積み重ねによる友好交流関係を活かすとともに、経済発展著しい東南アジア諸国との関係強化を通じて本県経済の活性化を目指していくこととしています。
 海外との窓口となる長崎空港は地方空港の中で最大級の滑走路を持つなど、国内有数の機能を有する安全性にすぐれた海上空港であり、ご指摘のビジネス機・プライベート機による利用も行われております。
 現在でも、長崎空港への国際ビジネスジェット機(プライベートチャーター機)の離発着は可能であり、現在の国際線ターミナルビルで出入国の手続きもスムーズに実施できる状況ですが、出国待合室や入国審査室の狭隘化を解消するため、国に対して施設拡充の要望を実施し、受入体勢の強化に取り組んでいるところです。
 今後も、長崎空港の活性化を目指して努力して参りますので、ご理解を賜りますよう宜しくお願いいたします。
 

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このページの掲載元

  • 県民センター
  • 住所:長崎県長崎市尾上町3番1号
  • 電話:095-894-3441
  • ファクシミリ:095-826-5682
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