長崎県

Vol.176 中国 賀笑(ガ・ショウ)


2019年6月1日更新

ダージャーハオ!みなさん、こんにちは!

4月に中国から新しく着任しました国際交流員の賀笑(ガ ショウ)と申します。どうぞ、よろしくお願いいたします。

初回は私の故郷の河南省洛陽市(ルオヤン)をご紹介させていただきます。

洛陽市は中国の西部にあり、黄河の支流である洛河の陽(川の北)に位置していたので、「洛陽」と呼ばれました。総面積は1.52万平方キロあり、人口は713.67万人です。洛陽は中華文明の重要な発祥地で、中国古代の夏、商、東周、東漢、曹魏、西晋、北魏、隋や唐といった十三の王朝がここに都を建て、四千年以上の悠久なる歴史と伝統文化のある古都です。

洛陽は「牡丹の花の町」という美称があり、ボタンの花について、人々の間では則天武后(中国古代唯一の女帝で、唐の高宗皇帝の後、長安で武周王朝を建て、その後、都を洛陽へ移した。)にまつわる伝説があります。

左:japanese.cri.cn/941/2009/04/27/1s139264.htm
右:www.gigcasa.com/cn/articles/293629(外部のサイトへ移動します)

それは、則天武后がまだ長安(現在の西安)にいた時の話でした。伝説によると、ある厳寒の冬の夜に、彼女はお酒を飲みながら詩を作っていたそうです。そして上機嫌になった後、則天武后は「百花よ、今夜中に咲きなさい」という命令を下しました。種々様々な花は怖がって、その夜、一斉に咲き誇りましたが、牡丹だけは咲いていないまま命令に従いませんでした。勃然と怒った則天武后は「牡丹を洛陽に左遷する」と命じました。ところが、気丈で頑固な牡丹は洛陽に着いた途端に一気に咲きました。すると、則天武后はこれまで以上に激怒し、「牡丹を焼け」と命令を下しました。意外なことに、枝が焼け焦げた牡丹は翌年の春になると、かえって鮮やかに咲いていました。 そういうわけで、牡丹は世間の人たちに好かれ、「品性が高い」「焦げても気力十分」と賞賛され、「洛陽の牡丹、天下に甲たり」との言葉が世間に言い伝えられてきました。

www.kanghuikefu.com/line/318.html
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洛陽市は国内外から知られている有名な観光都市です。ここには世界文化遺産の「龍門石窟」や「中国第一の古寺」と呼ばれる「白馬寺」をはじめ、名所旧跡が数多く保存されています。

「龍門石窟」は中国三大石窟の一つで、大きな仏像は高さ17mで、小さなものはわずか2cmで、大小合わせて10万体に及ぶ仏像が400年以上にもわたって掘り続けられて、中国の石彫り芸術の至宝です。

 

一方、白馬寺は中国最古の仏教寺院として、国内外の仏教界から中国仏教の「祖庭」だと認められています。

今の洛陽市は現代化が進んでいる工業都市で、国家開発区と省レベルの開発区がそれぞれ2つあります。中国内陸中西部の重要な窓口として、交通が発達しています。鉱物資源が豊富で、すでに発見された鉱物資源は76種類あり、その中でも、モリブデンの含有量は全国第一位を、黄金の生産量は全国第三位をそれぞれ占めています。現在、貿易面においては、世界の160あまりの国や地域と往来を行っています。

 

bbs.zol.com.cn
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洛陽を訪れたら、歴史遺産巡りはもちろんですが、地元のグルメもはずせません。一番おすすめの料理は「水席料理」で、唐の時代に発祥し、すでに千年以上の歴史があるこの料理は洛陽ならではの名物です。この名前が付いたのは、水が流れるように次々と料理が出てくるからという説があります。前菜は8品で、スープ料理16品の計24品のコースが正式なものですが、単品でも注文できます。代表的なのは「牡丹燕菜」です。卵で牡丹の花を表現し、下には大根の千切りで燕の巣を表現しています。 ハム、鶏肉などが入っていて、味は胡椒がかなり効いていておいしいです。地元の料理は麺類を主としますが、「河南かい面」、「刀削面」(いずれもスープ付きの太面)の他に、「牛肉スープ」、「団子スープ」といったスープ、鍋貼(焼き餃子に似ている)、蒸し餃子などが挙げられます。

左: https://www.mafengwo.cn/cy/10094/7977.html
右:https://www.chineselyrics.org (外部のサイトへ移動します)

 

毎年、3月下旬から4月上旬にかけて、洛陽市では牡丹の花祭りが開催され、国内外から数多くの観光客が訪れます。ここに暮らしている市民たちは親切でおもてなし好きですよ!ぜひ、古都の風情が溢れると同時に、現代化も進んでいる洛陽市へお越しください!

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