長崎県

Vol.175 オーストラリア バラスリヤ・ドミニク


2019年5月31日更新

長崎とポルトガルの繋がり

長崎とポルトガルの間には長い交流の歴史がありますが、長崎空港からポルトガルまで、乗り継ぎの待ち時間などを含めると24時間くらいかかります。皆様にとって遠い外国であるポルトガルに先日旅行に行ってきたのですが、その際に長崎とよく似ているところがあることに気づいて本当にびっくりしました。今回はその時に感じた長崎とポルトガルの関係を紹介したいと思います。

3つの港町

ポルトガルのリスボン市、ポルト市、そして長崎市、3つとも港町です。3つとも昔から貿易と交流で栄えてきた町で景色も雰囲気もよく似ていると思います。リスボン市の「4月25日橋」を初めて見た時、長崎の女神大橋を思い出しました!

長崎:女神大橋とリスボン市:4月25日橋

長崎:女神大橋                                                                                   リスボン市:4月25日橋


左:https://www.nagasaki-tabinet.com/guide/60756/
右:https://tokuhain.arukikata.co.jp/porto/2018/05/425.html (外部サイトへ移動します)

海と言えばポルトガルの魚介類もすごく美味しいです!ポルトガルの名物は、タラの塩漬けである干物の「バカアオ」(Bacalhau)で、この保存食は様々な料理に使われています。

また、保存食ですが、缶詰の種類が豊富です!ポルトガルではイワシ(Sardine)の缶詰が一番多いものの、長崎県でもよく食べられるアジ(Horse Mackerel)とイカ(Squid)の缶詰もすごく美味しかったです。パッケージのデザインも可愛いですね!

ポルトガルの缶詰

ポルトガルの缶詰


https://news.mynavi.jp/article/canning-14/
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懐かしい路面電車

長崎市と同じように、昔からリスボン市とポルト市の街中には路面電車が走っています。車両のほとんどが昔のままで懐かしい雰囲気を味わえます。しかし、1つの大きな違いは線路の位置です。

長崎の路面電車の線路            ポルトガルの路面電車の線路


左:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nagasaki_ekimae_Tram_Stop_2017-10-06_(38411396591).jpg
右: :http://ftp.funet.fi/pub/pics/railways/Portugal/trams/index.html (外部サイトへ移動します)

長崎の路面電車は、道路の真ん中に専用の線路が設置されていますが、ポルトガルでは、路面電車も車も同じ道路上を走ります。そして、線路のすぐ横に路上で縦列駐車しても大丈夫です。しかし、駐車している車が線路を邪魔する場合は、路面電車が完全に通れなくなります!

ポルト市で初めて電車に乗った日、私が乗っていた電車の真正面でちょっとした交通事故がおきました。怪我人はいませんでしたが、事故に巻き込まれた車が20分以上線路の上に止まっていて、乗客の皆さんは電車から降りて歩きました!それに比べると、やはり長崎の電車の方が便利ですね。

坂道の登り方

長崎市とリスボン市、どちらも「坂道の町」と呼ばれています。その坂道を楽に登れるように、様々な工夫があります。

エレベーター

リスボン市の「サンタ・ジュスタのリフト」(Elevador de Santa Justa) は1902年に建設された45メートルのリフトでエッフェル塔に少しデザインが似ています。このリフトが出来たときから、とても人気のある観光地となって、上まで2分しかかかりませんが、待ち時間は30分以上になるときもあります!しかし、上からの景色がすごく綺麗で、見る価値が絶対あります。

もちろん、長崎にもエレベータがありますね!「グラバースカイロード」は石橋駅の近くに乗り場があって、そこからグラバー園まで走る斜行エレベータです。

長崎:グラバースカイロード                                                                          リスボン市:サンタ・ジュスタのリフト


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82A4%E3%83%AB:Glover-sky-road-1.jpg
https://en.wikipedia.org/wiki/Santa_Justa_Lift#/media/File:Lisbon_2.jpg (外部サイトへ移動します)

ケーブルカー

長崎には、稲佐山のロープウェイや仁田峠のロープウェイのような高い山を登るロープウェイが一般的です。しかし、ポルトガルでは、街中をケーブルカーが走っています。

リスボン市とポルト市には、路面電車のようなケーブルカーが坂道を走っています。ケーブルは上ではなく、線路の下を通っています。エレベータと同様に、乗っている時間は短いですが、大人気のアトラクションになっています。

長崎:稲佐山のロープウェイ                                                     ポルトガル:ケーブルカー


https://www.satv-c.co.jp/shizuoka/?attachment_id=6790
https://www.nagasaki-tabinet.com/guide/168/ (外部サイトへ移動します)

 深い繋がり

長崎から、今回紹介したリスボン市とポルト市へ旅をすると、綺麗な港町、路面電車、そして面白いケーブルカーが少し懐かしく感じると思います。それに、美術館や教会に行くと、さらに長崎とポルトガルの交流の歴史についても学べます。たとえば、リスボン市の国立古美術館では、長崎を描いた南蛮屏風が展示されていて、ポルト市のサン・フランシスコ教会には26聖人の記念像があります。長崎から24時間もかかりますが、ポルトガルに直接行けるチャンスがあれば、長崎との深いゆかりを楽しめると思います!

 

 

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