長崎県

Vol.168 中国 魏佳寧(ウェイ チアニン)


2018年9月5日更新

中国の新四大発明の交通手段

大家好!
皆さん、こんにちは。
国際交流員のウェイ(魏)です。
よろしくお願いします。

 皆さんに質問ですが、もし長距離を移動したい場合はどんな交通手段をお使いですか。
 お答えはいろいろかもしれませんが、中国人にとって、まず頭に浮かび上がってきた答えはおそらく旅客列車でしょう。なぜかというと、中国人に馴染まれて、すっかり生活に定着し、欠かせないそして一番便利な交通手段だからです。
 では、中国の旅客列車と言ったら、皆さんはどんなイメージでしょう。
 車体は緑色で、スピードがのろのろで、人がびっしり詰め込まれて、車内が汚いイメージでしょうか。
 もし本当にそんなイメージだったら、皆さんはもう時代遅れだと言わざるを得ませんね。
 今、中国はすでに「高速鉄道」時代に入りました。

 確かに、90年代までは、中国の旅客列車の平均速度は48km/hしかありませんでした。
 しかし、経済発展のために、遅れた交通の状況を整えないといけないと認識で、中国政府は高速鉄道を建設し始めました。
 今、総延長距離約25,000kmという世界最大の高速鉄道網を持つようになりました。
高速鉄道の図外部のサイトへ移動しますhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E8%8F%AF%E4%BA%BA%E6%B0%91%E5%85%B1%E5%92%8C%E5%9B%BD%E3%81%AE%E9%AB%98%E9%80%9F%E9%89%84%E9%81%93

 そして、使っている列車は、中国のオリジナル技術で作った二代目です。平均スピードは350キロです。上海―北京の間の高速鉄道を例にすれば、最新データで、上海を出たら、4時間18分間で終点の北京に着けます。
 上海から北京までの1500kmを4時間台に抑えられることは、昔の中国人にとって夢にも思わなかったことです。
 つまり日本の場合で言えば、東京から鹿児島まで移動する感じで、日帰りも可能になります。
すごいと思わないですか?一気に空間が圧縮された感じがしないですか?
 生活はすっかり便利になりました。それだけではなく、時間がお金だと思っているビジネスマンには、大いに喜ばれることでしょう。そして、飛行機よりリスクが極めて低くなってきました。移動時間がだいぶ省かれて、世界が小さくなった錯覚に陥るくらい、移動時間も楽しくなりました。最初はチケットが高くて拒んでいた私たちも、いつの間にか、すっかり慣れてきて、自分の最優先の選択肢として喜んで利用してきました。

 今、運行しているのは、「復興号」という二代目の列車です。初代の「和諧号」(日本語で「調和」という意味)より、便利になっているので、ちょっと皆さんに紹介しましょう。
1、全車両にWI-FIがついています。スマホが手放せない人にとって、これ以上のいいことはありません。因みに私も大歓迎です(笑)。
2、充電できるコンセントが増えて、たくさんの人は電池が切れる心配がなくなりました。
列車の座席にある充電器       外部のサイトへ移動しますhttp://dy.163.com/v2/article/detail/D0KH0F740511F95E.html
3、座席の幅は前よりもっと広くなり、快適になりました。
広い座席       外部のサイトへ移動しますhttp://dy.163.com/v2/article/detail/D0KH0F740511F95E.html
4、お手洗いの扉が自動式になりました。

  ほかには、たとえ自由席を買っても、どこが空席かを教える機能も付いていて、走行中、ゆれが小さくて、乗車時間を快くてすごすことができます。
 さらに、車内の弁当を食べたくない場合は、携帯のアプリから注文して、どこかの駅で届けられるようになりました。いろいろなところの美食が満喫できます。
 一番肝心なのは、チケットの値段は前のままということです。

  皆さんも、もし中国へ旅行に行ったら、ぜひ体験することをお勧めします。

  以上は長距離移動の交通手段です。
 もし地下鉄を降りたら、家まで道のりは、皆さんはどうします?
 歩くに決まっていると思う方は少なくないでしょう。アパートを借りるなら、電車や地下鉄に近いほうがいいと思うでしょう。
 中国の場合は、地下鉄から歩いて5分ほどで着ける家はほとんどありません。そして、環境問題も深刻になった原因で、自転車の利用をもう一度持ち出されました。
 自転車というと、中国が自転車大国のイメージを持つ方も多いでしょう。各家庭に一台か二台必ず持っていると思うでしょう。これも時代遅れ、家庭にはそういう意味の自転車はとっくに無くなって、むしろ自家用車を持っている家庭が急増しています。

 なら、自転車を再度活用すればいいじゃないかという話になりました。
 そこで、自転車シェアリングが流行っています。シェアリングエコノミーの一つです。
シェアリングエコノミーとは、簡単に言えば、共有型経済で、物・サービス・場所などを、多くの人と共有・交換して利用する社会的な仕組み(デジタル大辞泉の解説)です。
 中国の場合は自転車を、専用のアプリで、多くの人に利用させる仕組みです。
シェアリング自転車         外部のサイトへ移動しますhttps://escape.poo.tokyo/bicycle-sharering-in-china/
シェアリング自転車2                                          外部のサイトへ移動しますhttps://escape.poo.tokyo/bicycle-sharering-in-china/
 仕事が終わって、へとへとで家の最寄り駅で降りて、家までどうしても歩きたくない場合は、これを利用します。
 朝、ちょっと寝坊をして、急がなければならない時、これも使うでしょう。
 のんびり、町並みや、観光スポットの見物の時、これも使えます。
 そして、大学のキャンパスでも、利用できます。
 もはや、生活のパートナという感じで、大勢の人に愛用されています。
 使う手続きもスマホの普及のおかげで、QRコードを読み取るだけで、さっとできますので、2016年あたりから、中国の都市部で一気に広がりました。
シェアリング自転車3         外部のサイトへ移動しますhttps://escape.poo.tokyo/bicycle-sharering-in-china/
 タイトルは中国の新四大発明ですが、製紙、火薬、印刷、羅針盤の四大発明なら、知っているけど、「新四大発明」って、いったい、なんだろう?という疑問を抱いた方も少なくないでしょう。
 実際は、2017年から、この「新四大発明」という言い方は中国で流行ってきました。
 その発端は、「一帯一路」(the Belt and Road)の参加国20ヶ国の青年を代表にして調査を行ったことにあります。中国から調査対象者の国に持ち帰りたい技術は何がいいかと聞いたら、下記の四つが上げられて、新四大発明の言い方が流行っているようです。
「新四大発明」とは、つまり「高速鉄道」、「自転車シェアリング」、「モバイル決済(例:アリペイ、Wechatペイ)」、「ネットショッピング」のことです。
 今回のコラムではまず、その中の交通手段である高速鉄道と自転車シェアリングをご紹介いたしました。次回はネット技術をバックにしている「モバイル決済(代表:アリペイ、Wechatペイ)」と「ネットショッピング」をご紹介します。

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