長崎県

日本脳炎注意報の発表


2017年8月7日更新

日本脳炎注意報の発表

  • 県では日本脳炎の流行予測を目的として、毎年7月から9月の間に日本脳炎ウイルスの増幅動物であるブタのウイルス感染状況を調査しています(10頭×8回)。
  • 7月4日(1回目)に調査した10頭のうち、4頭のブタから日本脳炎ウイルス抗体を検出しました。これは、最近、日本脳炎ウイルスを保有する蚊にブタが吸血されたことを示します。
  • 日本脳炎ウイルスは、ブタの体内でいったん増えて血液中に出てきたウイルスを蚊が吸血し、その上で蚊がヒトを刺した時に感染するため、日本脳炎が発生しやすい状況になったと考えられます。
  • 本県では、平成28年(対馬市 4例)、平成25年(諫早市)、平成23年(諫早市・五島市)、平成22年(諫早市)に患者が発生しています。
  • 本格的な夏場を迎えて蚊の活動時期にあることから、日本脳炎予防の周知にご協力をお願いします。

予防法

  • 日本脳炎ワクチンの接種(最も効果的)
    標準的な定期予防接種は、1期接種(3歳で2回)、1期追加接種(4歳)、2期接種(9歳)の方が対象です。ワクチンにより、日本脳炎の罹患リスクを75から95%減らすことができると報告されています。定期予防接種は、市町からの案内に沿って接種を受けて下さい。
    任意接種することも可能ですので、かかりつけ医にご相談ください。
  • 蚊に刺されない工夫
    日本脳炎は蚊(主にコガタアカイエカ)によって媒介されるので、蚊に刺されない対策や、蚊を増やさない環境づくりが重要です。
    • 蚊の活動時間帯(夕方から夜明け)には屋外で過ごすことを避ける。
    • 戸外で過ごすときはできるだけ皮膚の露出を避ける(長袖、長ズボン等の着用)。
    • 虫除けスプレー等を活用する。
    • 屋外の水溜りを減らし、ボウフラの発生源をつくらない。
    • 網戸を閉め、蚊が家の中に入らないようにする。 
  • 十分な休息
     
    休養、栄養、睡眠を十分にとり、過労を避けて、免疫力を維持して発症を予防する。

1.日本脳炎とは

  • 日本脳炎ウイルスによって起こるウイルス感染症であり、人にはウイルスを持っている蚊(主にコガタアカイエカ)に刺されることにより感染します。
  • 患者発生は西日本に多く、蚊の発生時期である夏から秋にかけて報告されています。
  • ヒトからヒトへの感染はなく、また感染者を刺した蚊に刺されても感染することはありません。
  • 潜伏期間:6から16日
  • 症状:数日間の高熱、頭痛、嘔吐などで発病し、急激に、光への過敏症、意識障害(意識がなくなること)、けいれん等の中枢神経障害(脳の障害)を生じる
  • 発病率:感染者およそ100から1,000人に1人
  • 致死率:脳炎を発症した場合20から40%(幼児や高齢者では危険が高くなります)

2.長崎県、全国の患者発生状況(人)

 年度 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29*
長崎県 0 0 0 0 0 0 0 1 2 0 1 0 0 4 0
全国 2 4 7 7 10 3 3 4 9 2 9 0 2 11 0

※平成29年第27週(平成29年7月9日)現在

3.日本脳炎の定期予防接種の標準的なスケジュール

平成7年度から平成18年度に生まれた方は、平成17年度から21年度に日本脳炎の予防接種を受ける機会を逃していることがありますので、母子健康手帳などをご確認いただくとともに、今後、市町からの案内に沿って、接種を受けていただくようお願いします。

 1期接種(計3回) 2期接種(1回)
3歳のときに2回(6から28日の間隔をおく)
その後おおむね1年の間隔をおいて(4歳のときに)1回
9歳のときに1回

4.日本脳炎感染源調査について

 ブタの感染状況は日本脳炎ウイルスまん延の指標になり、ブタに感染が広がった場合、ヒトに対する感染の危険性が高くなっていると考えられています。このため長崎県環境保健研究センターにおいて、出荷ブタが日本脳炎に感染しているかどうかの調査を行っています。

  • 対象:生後5から9ヶ月のブタを各回10頭ずつ、8回(計80頭)調査
  • 調査期間:7月初旬から9月中旬
  • 検査内容:
    • ブタ血液中の日本脳炎ウイルスに対する抗体の保有状況
    • ブタ血液中の日本脳炎ウイルス遺伝子の有無

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  • 医療政策課
  • 住所:長崎市江戸町2番13号
  • 電話:095-824-1111
  • ファクシミリ:095-895-2573
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