上位3疾患の概要

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A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

第17週の報告数は170人で、前週より25人少なく、定点当たりの報告数は3.95でした。地区別にみると県南地区(13.60)は、警報レベル開始基準値「8.0」を超えています。今後も予防に努めましょう。
本疾患の好発年齢は5歳から15歳で、鼻汁、唾液中のA群溶血性レンサ球菌を含む飛沫などによってヒトからヒトへ感染します。また、食品を介しての経口感染もあります。潜伏期間は約1日から4日で、突然の発熱(高熱)、咽頭痛、全身倦怠感、時に皮疹もあります。急性期患者の感染力は強いですが、適切な抗菌薬の投与により、多くは1日から2日後には症状も消失し、感染力も著しく低下します。不十分な治療は無症状保菌者を生じやすいため、早めに医療機関を受診するとともに、手洗いを励行し、感染防止に努めましょう。

感染性胃腸炎

第17週の報告数は117人で、前週より17人多く、 定点当たりの報告数は2.72でした。地区別にみると県央地区(7.00)、佐世保地区(4.33)は、他の地区より多くなっています。
本疾患は、細菌又はウイルスなどの病原微生物による嘔吐、下痢を主症状とする感染症です。原因はノロウイルスやサポウイルス、エンテロウイルス、アデノウイルスなどのウイルス感染による場合が主流ですが、腸管出血性大腸菌などの細菌が原因となる場合もあります。
手洗いの励行とともに、体調管理に注意して感染防止に努め、早めに医療機関を受診しましょう

新型コロナウイルス感染症

第17週の報告数は167人で、前週より29人少なく、定点当たり報告数は2.42でした。地区別では、対馬地区(5.33)、県北地区(4.25)、県南地区(4.00)は他の地区より多くなっています。県全体では6週続けて減少しましたが、今後も動向に注意しましょう。
本疾患の主な症状は、発熱、咳、全身倦怠感等の感冒様症状で、主に飛沫感染や接触感染により感染します。場面に応じたマスクの着用や手洗い、換気、三密の回避などの基本的な感染対策に努めましょう。

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