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ファイル 金蔵寺の鰐口

応永7(1400)年の銘は九州でも古例に属する。
金蔵寺の鰐口
有形文化財(県指定) 
よみがなこんぞうじのわにぐち
指定年月日昭和52(1977)年1月11日
所在地壱岐市勝本町新城西触590
所有者金蔵寺
最寄り駅「鎌田」バス停下車 徒歩15分

 鰐口とは、寺院の軒下に懸けられて、垂らされた太紐につけた打具で打鳴らす梵音具(ぼんおんぐ)で金口・金鼓・打鐘などともいう。金蔵寺の鰐口は比較的小振りのもので、釣手の2つの耳は片面交互式である。甲面は両面とも同じ文様で、各面は2本1組の紐帯で3区に分けられている。撞座区の内部は素文円形の撞座となっていて、下半分の口の出や口の両端にある円筒形の目と呼ばれているところの突出し方は小さく古式である。銘文は両面に「奉施入鏡二宮本地不動堂鰐口一口」「右志趣者為心中所願成就也紀氏女敬白」と、陰刻されている。その裏面には「應永七年庚辰八月丗日」とあり、九州でも古例に属する応永7(1400)年在銘の基準作例である。「鏡二宮」とは佐賀県唐津市の鏡山のふもとにある鏡神社を指すものとも考えられ、壱岐へ移された時期は知り得ない。面径18.5㎝、総厚6.1㎝、肩厚4.3㎝

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