平戸の貿易家小川家に伝えられ、明治元(1868)年に小川家から正宗寺に移り、明治43(1910)年にロンドンの世界博覧会に出品後、松浦家に納入されたものである。1体は高さ96㎝の笛吹像で、もう1体は高さ85㎝で筒型の器物(遠眼鏡か)を持ち、ユーモラスな表情がおもしろく平戸における初期オランダ貿易時代の遺品として史料価値は高い。 大きな地図で見る